API テスト・ステップにデータを割り当てる - チュートリアル
関連:API テスト のみ
このチュートリアルでは、データをテスト・ステップに割り当てる方法を学習します。テスト・ステップは、UFT One に付属するサンプル Flight API アプリケーションに基づきます。
注意: このシナリオに関連するタスクについては、「API テスト/コンポーネント・ステップへのデータの割り当て」を参照してください。
前提条件 - Web サービス・メソッドをインポートする
このシナリオでは、サンプル Flight API アプリケーションから GetFlights および CreateFlights メソッドを使用します。
サービスをインポートするには、次の手順を実行します。
-
[スタート]メニューや画面、またはファイル・システム(<UFT One インストール・フォルダ>\samples\Flights Application\Flights API.exe)から Flight API アプリケーションを開きます。
-
Flight API アプリケーションの Web サービスの URL をコピーします。
-
Web サービスを UFT One にインポートします。
データ・ソースをテストに関連付ける
サンプル・アプリケーションの Excel データ・ソースをテストに追加します。このファイル(SampleAppData.xlsx)は、<UFT One インストール>\samples\Flights Application ディレクトリにあります。
-
[データ]表示枠で、[新規データ ソース]ボタンをクリックして[Excel]を選択します。
-
「[新規 Excel データ ソース]/[Excel データ ソースの変更]ダイアログ・ボックス」で、サンプル・アプリケーションの Excel ファイルに移動します。[OK]をクリックして Excel ファイルをテストに追加します。
データ・ソースが[データ]表示枠に表示されます。
テスト・ステップを作成する
[ツールボックス]表示枠から次のステップを順序どおりにキャンバスにドラッグします。
-
GetFlights([ローカル アクティビティ]>[Web Services]ノードにあります)
-
CreateFlightOrder([ローカル アクティビティ]>[Web Services]ノードにあります)
-
レポート・メッセージ([その他]ノードにあります)
GetFlights ステップの入力プロパティを手動で入力します。
GetFlights ステップのプロパティ値を指定するには、手動でプロパティ値を入力してデータを指定する最初の方法を使用します。
プロパティ値を指定するには、次の手順を実行します。
-
キャンバスで、[GetFlights]ステップが選択されていることを確認します。
-
[プロパティ]表示枠で、[入力/チェックポイント]タブを開きます。
-
[入力/チェックポイント]タブで、手動で、プロパティ値のドロップダウン・リストから次の値を選択します。
-
DepartureCity: Denver
-
Arrival City: Los Angeles
-
CreateFlightOrder の入力プロパティをデータ・ソースにリンクする
GetFlights メソッドが Flight API サンプル・アプリケーションで実行されると、いくつかの出力プロパティ(エアライン・ナンバー、料金、フライト・ナンバーなど)が自動的に作成されます。
このステップでは、GetFlights ステップの出力と、テストに関連付けたサンプル Excel ファイルの両方に CreateFlightOrder ステップの入力プロパティ値をリンクします。
-
キャンバスで、[CreateFlightOrder]ステップを選択します。
-
[プロパティ]表示枠で、[入力/チェックポイント]タブを開きます。
-
[入力/チェックポイント]タブで、[FlightNumber]入力プロパティの[値]セルの[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。
-
「[リンク元の選択]ダイアログ・ボックス(API テスト)」で、[FlightNumber]プロパティを[GetFlights]ステップの同じ名前の出力プロパティにリンクします。選択したプロパティをループの一部としてリンクするかどうかを尋ねるメッセージが表示されたら、[いいえ]を選択します。
別のテスト・ステップのプロパティへのリンクの詳細については、「テスト・ステップを別のステップにリンクする」を参照してください。
注意: 標準設定では、[FlightNumber]プロパティは表示されていません。[GetFlightsResult]ノードを展開し、[追加]ボタンをクリックすると、すべての出力プロパティが展開されます。
-
[入力/チェックポイント]タブで、残りの入力プロパティを Excel データ・ソース内の関連するカラムにリンクします。
注意: すべてのプロパティ値について nil プロパティを必ずクリアしてください。
レポート・ステップの入力プロパティを CreateFlightOrder ステップにリンクする
このチュートリアルの最後の手順として、Flight API サンプル・アプリケーションが、フライト予約の Web サイト・ページにフライト・データを渡す処理と同様の処理を行うカスタム式を作成します。それには、結果で表示するカスタム・メッセージを作成します。
-
キャンバスで、[レポート メッセージ]ステップを選択します。
-
[プロパティ]表示枠で、[入力/チェックポイント]タブを開きます。
-
[入力/チェックポイント]タブで、[メッセージ]プロパティの[値]セルの[データ ソースにリンク]ボタンをクリックします。
-
「[リンク元の選択]ダイアログ・ボックス(API テスト)」で、[カスタム式]ボタンをクリックして式領域を表示します。
-
式領域にテキスト「Your flight order number is」を入力します(末尾にスペースを入れます)。
-
「[リンク元の選択]ダイアログ・ボックス(API テスト)」で、[利用可能なステップ]オプションを選択します。
-
使用可能なステップのリスト(左の表示枠)で、[CreateFlightOrder]ステップを選択します。
-
右の表示枠の CreateFlightOrder プロパティ・リストの[出力プロパティ]セクションで、[CreateFlightOrderResult]ノードを展開します。
-
出力プロパティのリストで、[OrderNumber]プロパティを選択します。
-
[追加]をクリックして、それをカスタム式に追加します。
-
[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスで[OK]をクリックして、この式を追加します。
-
「Your flight order number is {Step.OutputProperties.StServiceCallActivity4.Body.CreateFlightOrderResponse.CreateFlightOrderResult.OrderNumber}」という式が、[メッセージ]プロパティの[値]カラムに表示されます。
実行結果を表示します
テストを実行します。実行結果が開いたら、テスト・フローのツリー内のノードを調べて、ステップ・サマリでステップの結果を確認します。
CreateFlight ステップの[キャプチャ データ]表示枠と、[レポート メッセージ]ステップには、ステップからステップに渡されたデータ値が表示されます。