ビジネス・プロセス・テストでのデータの使用

関連:Business Process Testing

このタスクでは、ビジネス・プロセス・テストでパラメータと反復を使用する方法について一般的な情報を提供します。

注意: このタスクは、より高いレベルのタスクの一部として実行されます。詳細については、「UFT One でのビジネス・プロセス・テストおよびフローの作成および保守」を参照してください。

データを設計する

パラメータを使用する前に、次の内容を検討してください。

  • どのパラメータをリンクするかを決定します。

  • コンポーネント、フロー、テストの各レベルで使用できることが必要なパラメータを明らかにします。

  • 各コンポーネント、フロー、ビジネス・プロセス・テストを、どのようなパラメータの値で何回実行すればよいか決定してください。

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パラメータを作成し標準設定値を指定する

  1. ソリューション・エクスプローラで、パラメータを追加するテスト、フロー、またはコンポーネントを選択します。

  2. [プロパティ]表示枠で、[テスト パラメータ]タブまたは[パラメータ]タブを開きます。

  3. [テスト パラメータ]/[パラメータ]タブで、[追加]ボタンをクリックし、追加するパラメータのタイプ(入力または出力のいずれか)を指定します。

  4. パラメータ・グリッドに、パラメータの詳細を入力します。標準設定値は入力しても、フィールドを空のままにしても構いません。

    標準設定値を入力する場合は、テスト実行で値が指定されなかったときに使用する標準設定値として使用できます。また、入力可能な値のタイプを示す例として標準設定値を使用することもできます(たとえば、電話番号の例であれば ###-##-#### のようになります)。

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コンポーネント・ステップでコンポーネント・パラメータを使用する

パラメータをステップ値として使用する方法の詳細については、「操作またはローカル・オブジェクトの値をパラメータ化する」を参照してください。

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パラメータをリンクする

  1. ドキュメント表示枠で、ビジネス・プロセス・テストまたはフローを選択します。

  2. ビジネス・プロセス・テストまたはフローのタブで、フローまたはコンポーネントを選択します。

  3. [プロパティ]表示枠で、[テスト パラメータ]タブまたは[パラメータ]タブを開きます。

  4. リンクするパラメータを選択します。

  5. パラメータの[値]セルで、[リンク]ボタンをクリックします。[リンク元の選択]ダイアログ・ボックスが開きます。

  6. [リンク元の選択]ダイアログ・ボックスの左の表示枠で、パラメータを使用するテストまたはフローを選択します。

  7. [リンク元の選択]ダイアログ・ボックスの右の表示枠で、リンクする先のパラメータを選択します。

    パラメータ名がリンク・アイコンとともに値カラムに表示され、リンクを示します。

ヒント: コンポーネント・パラメータは、そのパラメータ名とテストまたはフローのパラメータ名が同じであれば、自動的にリンクすることもできます。[オプション]ダイアログ・ボックスの[BPT テスト]タブ([ツール]>[オプション]>[BPT テスト]タブ)で、[常に既存のテスト パラメータにリンク]オプションを選択してください。

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パラメータを昇格させる

次の手順のいずれかを実行します。

[オプション]ダイアログ・ボックスの場合
  1. BPT テスト]タブ([ツール]>[オプション]>[BPT テスト]タブ)を開きます。

  2. BPT テスト]タブで、[コンポーネント パラメータの昇格]オプションを選択します。このオプションを選択した後で追加するコンポーネントまたはフローのパラメータは、すべてテスト・パラメータまたはフロー・パラメータに昇格されます。

    選択したコンポーネントまたはフローのパラメータを自動的に昇格させたくない場合は、フローまたはコンポーネントを追加する前に、このオプションをクリアしてください。

  3. [オプション]ダイアログ・ボックスの[BPT テスト]表示枠のオプションを使ってパラメータを自動昇格しない場合は、[プロパティ]表示枠の[パラメータ]タブにある[パラメータの昇格]ボタンをクリックできます。

    選択したパラメータが次のレベルに昇格し、新しく作成したパラメータの値にリンクされます。

[プロパティ]表示枠の場合

[パラメータ]タブで、[パラメータの昇格]ボタンをクリックします。

選択したパラメータが次のレベルに昇格し、新しく作成したパラメータの値にリンクされます。

[ツールボックス]表示枠の場合 タイトル・ノードで、下矢印をクリックし、[パラメータをテスト レベルに昇格]ボタンをクリックします。

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コンポーネントまたはフローの反復を追加する

コンポーネントまたはフローの反復ごとにパラメータ値を設定するには、その前に、反復内で実行する各コンポーネントのテストに反復を追加しておく必要があります。

  1. ドキュメント表示枠で、反復を追加するコンポーネントまたはコンポーネント・グループを選択します。

  2. 必要であれば、[データ]表示枠を開きます。

  3. [データ]表示枠で、[追加]ボタンをクリックし、次のいずれかを選択して反復を追加します。

    新規反復の追加: コンポーネント/グループ・パラメータの値なしで新しい反復を追加します。
    反復のコピー: コンポーネント/グループ・パラメータの値を、前に入力した反復からコピーします。
    標準設定値で反復を作成 [プロパティ]表示枠の[テスト パラメータ]/[パラメータ]タブで入力されたパラメータの標準設定値で、新しい反復を追加します。

    新しい反復とパラメータ値(選択されている場合)は、追加行として[データ]表示枠に追加されます。

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各反復でパラメータのデータ値を設定する

  1. ドキュメント表示枠で、フロー、コンポーネント、またはグループを選択します。

  2. [データ]表示枠で、パラメータ名の[]セルをクリックします。選択したフロー、コンポーネント、またはグループのすべてのパラメータが別のカラムに表示されます(そのカラム・ヘッダはパラメータ名です)。

    注意: パラメータに対して正しい行を選択していることも確認してください。個別の各行は、それぞれの反復です。

  3. 選択したパラメータのパラメータ値を入力します。

    テストを実行すると、入力したパラメータ値が各反復で使用されます。

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コンポーネント・パラメータを Excel にエクスポート

ビジネス・プロセス・テスト、フロー、コンポーネントにコンポーネント・パラメータが含まれている場合、パラメータを Excel ファイルにエクスポートできます。これにより、多くのユーザがパラメータの値を設定し、変更したデータを使用してテストを実行できます。

  1. ドキュメント表示枠またはソリューション・エクスプローラで、コンポーネントの反復値をエクスポートするビジネス・プロセス・テストまたはフローを選択します。

  2. ツールバーで[テスト反復値を Excel 文書にエクスポート]ボタンを選択します。

  3. [保存]ダイアログ・ボックスで、変更した Excel の保存先を指定します。

  4. 保存]をクリックします。UFT One で、Excel ファイルのエクスポートが成功したことが報告されます。

  5. 必要に応じてパラメータ値を編集します。パラメータを含むコンポーネントには、それぞれ専用の Excel シートがあります。

    注意: パラメータを含まないコンポーネントについては、Excel ファイルにそのコンポーネントのシートはありません。

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Excel からパラメータの反復値をインポート

パラメータの反復値を Excel にエクスポートした場合、Excel ファイル内の値を変更し、Excel ファイルをビジネス・プロセス・テストにインポートすることが可能です。テスト実行ごとに使用するデータを変更できるので、さまざまなデータを使用してアプリケーションの動作を確認できます。

  1. ドキュメント表示枠またはソリューション・エクスプローラで、コンポーネント/フローのパラメータ反復値をインポートするビジネス・プロセス・テストまたはフローを選択します。

  2. ツールバーで[Excel の値をパラメータ反復値にインポート]ボタンを選択します。

  3. [開く]ダイアログ・ボックスで、変更した Excel のインポート元を指定します。

  4. 開く]をクリックします。UFT One で、Excel ファイルのインポートが成功したことが報告されます。コンポーネント・パラメータの反復値が[データ]表示枠に表示されます。

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