一般的な構文規則とガイドライン

関連:GUI アクション、スクリプト GUI コンポーネント、関数ライブラリ

エディタ内のアクション、スクリプト・コンポーネント、またはエディタの関数ライブラリで作業をするときは、次に示す VBScript の一般構文規則とガイドラインに留意してください。

大文字と小文字の区別

標準では VBScript は変数、オブジェクト、操作の名前、および定数などの大文字と小文字を区別しません。

たとえば、次の 2 つのステートメントは VBScript においては同じです。

Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebList("categoryListboxContactUs").Select "Headphones"
browser("advantage shopping").page("advantage shopping").weblist("categorylistboxcontactus").select "headphones"
テキスト文字列

値をテキスト文字列として入力するとき、文字列の前後に引用符を追加しなければなりません。たとえば、先に示したスクリプト行では、Web サイト、Web ページ、およびリスト・ボックスの名前はすべて引用符で囲まれたテキスト文字列です。

次の例では、プロパティ名(最初の引数)のみがテキスト文字列で、引用符で囲まれています。2 番目の引数(プロパティの値)は変数なので引用符で囲まれていません。3 番目の引数(タイムアウト値を指定)は数値なので、これも引用符が不要です。

Browser("Advantage Shopping").Page("Advantage Shopping").WebElement("$1,079.98").WaitProperty "innertext", price, 20
変数 文字列、整数、配列、オブジェクトを格納するための変数を指定できます。変数を使用することで、スクリプトが読みやすくなり柔軟性が高くなります。詳細については、「変数」を参照してください。
括弧 目的の結果を得てエラーを避けるには、ステートメントの中で括弧を正しく使用することが重要です。詳細については、「括弧」を参照してください。
インデント スクリプトをステートメントの論理構造およびネストに合わせてインデントをしたりインデントを解除したりできます。詳細については、「テキストの整形」を参照してください。
コメント ステートメントにコメントを追加するには、単一引用符(')を独立の行の先頭で使用するか、ステートメントの末尾で使用します。スクリプトをわかりやすくして保守しやすいように、可能な限りのコメントを追加することをお勧めします。詳細については、「テキストの整形」および「コメント」を参照してください。
スペース スペースを追加することでスクリプトをわかりやすくすることができます。これらのスペースは VBScript によって無視されます。
予約語

一部の単語は、UFT One や VBScript で予約されています。このような単語は、変数、定数、プロシージャ名として使用できません。

  • UFT One では、UFT One テスト・オブジェクト。クラス、メソッド、プロパティ、ファンクション・キー(F1、F2 など)はすべて予約語です。

  • VBScript の予約語は、オンラインで提供されている各種 VBScript ガイドで参照できます。

たとえば、次のステートメントではテスト・オブジェクト・クラス名を変数として使用しているので、実行すると実行エラーが発生します。

Set Window = Window("Calculator")

または

WinButton = Window("Calculator").GetROProperty("hwnd")

また、次のステートメントでは予約済みのファンクション・キーを変数として使用しているので、実行するとエラーが発生します。

Set F1 = createobject("Scripting.FileSystemObject")