カスタム・アクティビティ

関連：API テスト のみ

カスタム・アクティビティでは、サービス・モデルを作成またはインポートした後に、API テストで使用するアクティビティを作成できます。

このトピックの内容：

Web サービス

Web サービス・アクティビティを作成するには、WSDL ファイルをインポートする必要があります。このファイルでは、要素、引数の値、およびプロパティに関してサービスを記述することで、テストの構造を提供します。

WSDL インポートでは、Document/Literal と RPC タイプの両方の Web サービスをサポートしています。

WSDL のインポート後、UFT One は次のように Web サービスのタイプに応じて異なる形でデータを表します。

Document/Literal Web サービス	［プロパティ］表示枠に Web サービス・メソッドの入力プロパティと出力プロパティがグリッドで表示され、プロパティに値を割り当てることができます。
RPC タイプの Web サービス	WSDL ファイルと SOAP 本文に完全な操作名、その入力プロパティと出力プロパティ、およびそれらの値が含まれています。このタイプのサービスにはスキーマがなく、WS-I 標準準拠ではサポートされていません。そのため、RPC タイプのサービスの場合は、［プロパティ］表示枠に、入力プロパティと出力プロパティは表示されません。

サービス・ドキュメントが一意であり、通常の方法でインポートできない場合、SOAP 要求アクティビティを使用して、手動 SOAP 要求をサーバに送信できます。

Web サービスのインポートの詳細については、「WSDL ベースの Web サービスをインポートする」を参照してください。

先頭に戻る

REST サービス

UFT One で REST サービス・モデルを作成するには、次の方法が利用できます。

• REST サービス・エディタを使用して、サービスのサービス、リソース、メソッドを手動で定義します。このモデルはプロトタイプ・アクティビティとしてテスト内に保存され、テストのメソッドがテスト・ステップとして追加されます。

  さらに、REST サービスのプロパティとパラメータをあらゆる階層レベルで定義できます。その後に、これらのプロパティやパラメータをサービスとリソースのレベルからリソースとメソッドのレベルに渡すことができます。

  詳細については、「REST サービス・プロパティの引き渡し」を参照してください。

• Swagger API または OData REST サービス API からサービス・モデルをインポートします。UFT One はファイルまたは URL からサービス記述を読み取り、対応するサービス、リソース、モデルを作成します。

詳細については、「REST サービス・モデルの作成」を参照してください。

先頭に戻る

Web アプリケーション・サービス

Web アプリケーション・サービスは、WADL（Web Application Description Language）ファイルに保存される、HTTP ベースの Web アプリケーションの記述を XML 形式で提供します。WADL ファイルには、サービスへのアクセスに使用するサービスとメソッドが提供するリソースが記述されています。

Web サービスと同様に、Web アプリケーション・サービスは UFT One にインポートすることが可能です。インポートしたリソースとメソッドは、REST サービスと同様に、サービス/リソース/メソッドの階層構造で表示されます。

Web アプリケーションの URL は WADL ファイルの XML で定義されます。ただし、他の HTTP プロパティの定義や、アクティビティのメソッドで使用する入出力パラメータの追加を行うことが可能です。

WADL を URL からインポートした場合は、WADL のプロパティを手動で編集できません。

REST サービスと同様に、パラメータとパラメータ値を Web アプリケーションの階層のすべてのレベルで定義できます。その後、これらのパラメータをより下位の階層に渡すことができます。

インポートした Web アプリケーション・サービスのメソッドは、テスト・ステップのプロトタイプとして機能します。メソッドのパラメータ値を変更するには、メソッドをキャンバスにドラッグしてください。

先頭に戻る

ネットワーク・キャプチャのアクティビティ

ネットワーク・キャプチャのアクティビティでは、ネットワーク・トラフィックを記録することで、テスト・ステップを作成できます。ネットワーク・キャプチャ・ファイルをインポートすると、アプリケーションや Web サービスのネットワーク・アクティビティを計測するテスト・ステップを別の方法で作成できます。

標準的なネットワーク・アクティビティを使用してアプリケーションのネットワーク・プロセスのステップを設計する代わりに、ネットワーク・キャプチャを実行し、キャプチャした情報をテストの基礎として使用します。

ネットワーク・キャプチャ・プログラムを使用して、アプリケーションや Web サービスのネットワーク・トラフィックをキャプチャしてファイルに保存し、その後、このファイルを UFT One にインポートします。

UFT One によって TCP ネットワーク・ストリームが取得され、ネットワーク・トラフィック・キャプチャ内の各 TCP ストリームの要求と応答情報に基づいて、テスト・ステップが作成されます。

要求と応答情報に基づいて、次のように作成されるテスト・アクティビティが異なります。

これらのアクティビティは［ツールボックス］表示枠には保存されません。テスト内でステップを再利用する必要がある場合は、ネットワーク・キャプチャ・ファイルを再インポートするか、既存のステップをテストにカット・アンド・ペーストできます。

詳細については、「ネットワーク・キャプチャ・ファイルをインポートする」を参照してください。

先頭に戻る

.NET アセンブリ

.NET インポート・プログラムを使用すると、.NET アセンブリ形式の API をテストするためのアクティビティを作成できます。アセンブリで定義されているタイプとインタフェースをやりとりすることができます。

まず .NET アセンブリをテストにインポートします。［ツールボックス］表示枠にアセンブリがアクティビティとして表示されるため、.NET アクティビティをキャンバスに追加します。

.NET アセンブリをインポートすると、テストとともにアセンブリのローカル・コピーが保存されます。これにより、テストが移動可能になり、別のマシンにコピーできます。アセンブリで他のアセンブリを呼び出す場合は、追加のアセンブリを新しいマシンに追加するまでテストを実行することはできません。

詳細については、「.NET アセンブリの API テスト・ステップをインポートおよび作成する」を参照してください。

先頭に戻る

SAP ベースのサービス

SAP Intermediate Documents（IDoc）および Remote Function Call（RFC）をインポートしてアクティビティを追加で作成します。

これらのアクティビティは、複数の共通シナリオでの SAP サーバ応答のテストに便利です。

• SAP サーバに IDoc を送信し、IDoc が送信されたことを確認する

• SAP サーバ上の IDoc のステータスをチェックする

• SAP で RFC を呼び出し、期待結果が返されたことを確認する

これらのアクティビティは、システムをアップグレードして、Aggregator、Enricher、Router、Translation、Bridge、Splitter などの統合パターンが機能するかどうかを確認する場合にも便利です。

詳細については、「SAP API テスト・ステップの作成」を参照してください。

先頭に戻る