ALM アセットのリソースと依存関係
関連:GUI テスト、コンポーネント、およびAPI テスト
UFT One では、リソースおよび依存関係モデルを使用して、テストおよびコンポーネントを ALM プロジェクトに完全統合できます。
添付ファイルに代わってリンクされたアセットを使用します。 |
たとえば、GUI テスト、アクションおよびアプリケーション領域を関数ライブラリや共有オブジェクト・リポジトリにそれぞれリンクしたり、APIテストをデータ・テーブル、ユーザ・コード・ファイルまたはアクティビティにリンクしたりすることができます。テスト計画モジュールまたはビジネス・コンポーネント・モジュールにテストまたはコンポーネントをそれぞれ格納し、テスト・リソース・モジュールにリソース・ファイル(アプリケーション領域を含む)を格納します。リソース・ファイルをテストまたは GUI コンポーネントのアプリケーション領域に関連付けると、それらのアセットがリンクされます。アセットをリンクすることでダウンロード時間が短縮され、実行時パフォーマンスが向上します(リソースの代わりに添付ファイルを使用すると、Quality Center および ALM からのダウンロード時間が長くなります)。また、アセットのリンクにより、依存アセット間の関係を維持することもできます。 リソース・ファイルが依存関係として認識されるようにするには、リソース・ファイルを ALM のテスト・リソース・モジュールに保存し、かつ ALM の完全パスを使って関連付けられている必要があります。 |
バージョン管理のサポート |
UFT One または ALM でこれらのアセットのバージョンを作成し、ALM でアセットのバージョンを管理できます。詳細については、「ALM バージョン管理」を参照してください。 |
ALMの 1 つのモジュールにすべてのリソース・ファイルを格納 |
リソース・ファイルはテスト・リソース・モジュールに格納されるため、リソースを 1 か所で管理できます。また、どのテストおよびアプリケーション領域が各リソース・ファイルを使用しているかがすぐにわかります。 |
実行時パフォーマンスの改善 |
(テスト計画モジュールにテストの添付ファイルとして格納するのではなく)テスト・リソース・モジュールに関連リソース・ファイルを格納すると、テストまたはコンポーネントが開いて実行される速度が向上します。 |
ベースラインのサポート | UFT One ではベースラインの履歴の表示、ALM ではベースラインの表示と管理が可能です。 |
アセットの表示/比較 | 個々のアセットのバージョン比較にはアセット比較ツールを、以前のバージョンのアセットを表示にはアセット・ビューアを使用できます。ALM と UFT One では、これらのビューアを両方とも使用できます。 |
ほかのプロジェクトとのアセットの共有と同期 |
ほかのプロジェクトからアセットをコピーできます。コピーにより、新しいプロジェクトの作成時に既存のアセットの再利用が可能になり、アセットを新しく作成する必要がなくなります。たとえば、新しいプロジェクトの基礎として使用する一連の「テンプレート・アセット」を作成することができます。 変更が発生した場合は、両方のプロジェクトでアセットを同期するか、各開発プロジェクト独自のニーズに合わせてアセットをカスタマイズできます。 |
アセットの削除が容易 |
アセット(再利用可能な GUI アクション、コンポーネントまたは関連リソース・ファイル)を削除すると、そのアセットがほかのテストによって使用されているか(あるいは現在のテストで複数回使用されているか)、アプリケーション領域に関連付けられているかどうかが警告メッセージで通知されます。このメッセージの[詳細]セクションには、このアセットに関連付けられている、またはこのアクションの呼び出しが含まれているテストまたはアプリケーション領域がリストされているため、必要に応じてテストまたはアプリケーション領域を変更できます。このメッセージにより、ビジネス・プロセス・テストと GUI アクション呼び出しを管理することで、不注意によるテストの失敗を防止できます。 |
注意: この項を読む前に、「リソースおよび依存関係モデルに関する用語」を参照してください。