UFT One 14.53 の新機能

このトピックでは、UFT One 14.53 で利用可能な新機能と機能拡張について説明します。

新機能のビデオ

14.53 に含まれる新機能については、新機能のビデオをご覧ください。

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UFT One での AI ベースのテスト

UFT One は、新しい人工知能(AI)機能の発表により、インテリジェント・テスト・オートメーションの世界で再び大きな節目を迎えました。これらの機能はすべて、近い将来に追加のテクノロジを導入することで、現実の顧客がモバイルおよびモバイル Web 全体で実際のオートメーション問題に対処できるように設計されています。「AI ベースのテスト・オブジェクトの認識の改善」(テクノロジ・プレビュー)を参照してください。

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PDF Add-in と Salesforce Lightning Add-in の機能拡張

UFT One 14.53 では、最近追加されたアドインに対して以下の更新が行われています。

新しいテスト・オブジェクト

新しい PDF Add-in(テクノロジ・プレビュー)と Salesforce Lightning Add-in を拡張して、新しいテスト・オブジェクトを追加しました。

PDF フォーム内のコントロール用のテスト・オブジェクト:

  • PDFSignatureField - 署名ファイルとパスワードによるフォームへの署名用

    署名前:

    署名後:

  • PDFRadioButton

  • PDFComboBox

Salesforce Lightning アプリケーション内のコントロール用のテスト・オブジェクト:

  • SFLDate - カレンダ・コントロール用

  • SFLFile - ファイルの参照と選択を行うコントロール用

  • SFLTime - 時間選択コントロール用

UFT One Object Model Reference』の「PDF」および「Salesforce Lightning」セクションを参照してください。

PDF のチェックポイントと出力値

チェックポイントと出力値が、すべての PDF Add-in オブジェクトでサポートされるようになりました。

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PDF レポートの一新

テスト結果から生成される PDF レポートが、これまでより見やすくなり、使いやすさも向上しました。このデザイン変更により、次のことが可能になります。

  • テスト、アクション、ステップのステータスをすばやく把握できます。

  • レポートの上部にすべてのエラーのサマリが表示され、各エラーには発生したステップへの参照およびリンクがあります。

さらに、画像はレポートの最後に表示されるのではなく、ステップのサマリに埋め込まれるようになりました。

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ALM サポートの機能拡張

API テストの共有データ・リソース

API テストで、データ・ソースとして Excel ALM リソースにリンクできるようになり、テスト・リソースの共有とメンテナンスが簡略化されました。

テスト内でデータ・テーブルを変更すると、その変更は ALM に保存されます。同じ Excel リソースにリンクされている他のテストでは、更新されたデータが使用されるようになります。

ALM へのより安全なシングル・サインオン

Webgate Customization Tool で資格情報を設定して、SSO 認証を必要とする ALM サーバのバージョン 14.01 以降でテストを実行できるようにする場合は、ALM API キーを使用する必要があります。

注意: ALM 15.0 の使用は、UFT One 14.53 パッチ 1 からサポートされています。

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Web テストとモバイル・テストの機能拡張

UFT One 14.53 では、Web テストとモバイル・テスト向けに以下の更新が行われています。

クロスドメイン iFrame のサポート

Edge および Chromium ベースの埋め込みフレームワークで、クロスドメイン(別名クロスオリジン)iFrame の記録、実行、スパイを行います。

埋め込みフレームワークの Web オブジェクト

  • CEF、Electron、JxBrowser、および Nw.js フレームワークを使用する場合は、UFT の Web 2.0 アドイン・テスト・オブジェクトを含む Web Extensibility ベースのテスト・オブジェクトの記録、実行、スパイを行います。

  • Electron では、WebView 内の Web 要素の記録、実行、スパイを行います(UFT One 14.53 パッチ 1 からサポート)。

UFT Mobile アクセス・キーの使用

ユーザ名とパスワードを使用するか、認証用に UFT Mobile によって提供されるアクセス・キーを使用するか、どちらかの方法で UFT Mobile サーバに接続します。

アクセス・キーは UFT Mobile ラボで生成できます。

次のキーを使用して UFT Mobile に接続します。

  • [ツール]>[オプション]ダイアログ・ボックスから
  • [記録と実行環境設定]から
  • UFT Mobile リモート・アクセス・ウィンドウでモバイル・アプリケーションを開く場合
  • オートメーション・スクリプトで MCConnection オブジェクトを使用する場合

アクセス・キー認証がサポートされるのは、UFT One から UFT Mobile に直接接続する場合です。ALM、CI サーバ、またはその他の統合からテストを実行する場合、UFT Mobile 接続には必ずユーザ名とパスワードを使用します。

注意: アクセス・キー認証は、UFT One 14.53 パッチ 1 以降と、Mobile Center 3.2 または UFT Mobile でサポートされています。

ローカル・モバイル・デバイスのテストでより多くの iOS アプリケーションをサポート

ローカル接続されたモバイル・デバイスを扱う場合、UFT One では NSKeyedArchiver を使用してプロパティ・リストを作成する iOS アプリケーションをロードできるようになりました(UFT One 14.53 パッチ 1 からサポート)。

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UFT One オートメーション・オブジェクト・モデル(AOM)の機能拡張

UFT One AOM で、以下のことが実行できるようになりました。

  • テストに対してテスト・パラメータの追加と削除を行う。

    『Automation Object Model Reference』の「ParameterDefinitions Collection」を参照してください。

  • モバイル・テストのためにローカル・デバイスに接続する。

    『Automation Object Model Reference』の「MCConnection Object」を参照してください。

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使いやすさの向上

UFT で、使いやすさに関する以下の新しい機能拡張がサポートされるようになりました。

JavaFX ツリー・テーブルのサポートの改善

TreeTableView コントロールを表す、新しい JavaTreeTable テスト・オブジェクトを使用できます。

『Object Model Reference』の「JavaTreeTable」を参照してください。

チェックポイントの柔軟なパラメータ化

パラメータ化されたチェック・ポイントをデザインして、カスタマイズしたパーツを含められるようになりました。

例:

注文確認フィールドに、次のような表示を行うチェックポイントを作成します:注文番号<インクリメントされる注文番号>が作成されました

チェックポイント・パラメータ・フィールドをデザインして、「注文番号」プレフィックス、「が作成されました」サフィックス、データ・テーブルから取得する可変の注文番号を想定します。

 

「[パラメータ オプション]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

オブジェクトのランタイム・プロパティの取得

新しい GetAllROProperties メソッドを使用すると、オブジェクトのランタイム・プロパティをすべて取得できます。

『Object Model Reference』の「GetAllROProperties」を参照してください。

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新たにサポートされたテクノロジのバージョン

UFT One で、次のソース管理システム・バージョンがサポートされるようになりました。

  • Git 2.21

  • TortoiseGit 2.8

UFT One で、次のテクノロジ・バージョンがサポートされるようになりました。

  • AutoPass License Server 10.9

  • Bamboo サーバ 6.8(Bamboo プラグインのバージョン 1.2.1 以降が必要)

  • Delphi 10.3

  • DevExpress WinForms 18.2

  • Dojo 1.15

  • Java 12

    注意: JavaFX アプリケーションで UFT One を使用する場合、いくつか設定を行う必要があります。「JavaFX アプリケーション」を参照してください。

  • PeopleTools 8.57

  • TE Rumba 10

  • SAP GUI 750 patch 10

  • SAP GUI 760(SAP 署名テーマを使用)

  • SAP NWBC Desktop Client 7.0

  • SAP NWBC Desktop Client 6.5 patch 15

  • Windows Server 2019

  • Windows 10 1903 Update(UFT One 14.53 パッチ 1 からサポート)

    Windows 10 1909 Update(UFT One 14.53 パッチ 3 からサポート)

新たにサポートされたブラウザのバージョンと埋め込みフレームワーク:

  • Firefox 66、67

    Firefox 68、68 ESR(UFT One 14.53 パッチ 1 からサポート)

    Firefox 69-72(UFT One 14.53 パッチ 3 からサポート)

  • Chrome 73、74、75、76

    Chrome 77-79(UFT One 14.53 パッチ 3 からサポート)

  • Windows 10 1809 の Edge

    Edge 18.18362(UFT One 14.53 パッチ 1 からサポート)

    注意: WebDriver のバージョンをアップグレードしました。Phantom JS の場合は古いバージョンを使用する必要がありますが、これは引き続き UFT One インストールから入手できます。詳細については、「PhantomJS」を参照してください。

詳細については、UFT 使用可能製品マトリクスを参照してください。

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ローカライズの更新情報

UFT One 14.53 は英語版のみの提供です。

ローカライズされたバージョンの UFT One を使用している場合、14.53 にアップグレードすると、ユーザ・インタフェースが英語に更新されます。

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その他の参照項目: