Java Add-in

このトピックでは、Internet Explorer、Mozilla Firefox、Java Web Start、アプレットビューアなどの環境、およびスタンドアロンの Java アプリケーションで Java ユーザ・インタフェース・オブジェクト(コントロール)のテストのために使用される UFT One の Java Add-in を紹介します。

Java Add-in のサポート・リファレンス

Java Add-in では、Java アプリケーションでオブジェクトをテストするときに使用できるユーザ定義の Java テスト・オブジェクト、メソッド、およびプロパティが提供されます。

詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Java」セクションを参照してください。

ヒント: UFT One の初期状態でコントロールがサポートされない場合は、独自のサポートを開発してください。詳細については、「Java Add-in Extensibility」を参照してください。

詳細については、次を参照してください。

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Java Add-in の前提条件

次の表に、UFT One を使用して Java アプリケーションをテストする際に必要になる可能性のある前提条件を示します。

アプリケーションを開く

UFT の起動後に Java アプリケーションを開けない場合、メモリ断片化の問題が発生している可能性があります。メモリ設定を確認し「メモリの問題」を参照してください。

Web ブラウザでの Java アプレットのテスト

Web ブラウザで Java アプレットをテストするときに、テストに Web テスト・オブジェクトに対する操作が含まれている場合は、Web Add-inJava Add-in をロードする必要があります。

このような場合は、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[Web]タブを使用して、記録と実行環境の設定を指定します。

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Java Add-in の設定

次の表は、Java テストに関連する UFT One 設定オプションの場所を示しています。

UFT One オプション

Java]表示枠を使用。
GUI テストが開いていることを確認し、[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Java]ノードを選択します。

記録と実行環境設定

Java]タブを使用。
[記録]>[記録と実行環境設定]

詳細については、「[Java] タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)」を参照してください。

テストの設定

Java]表示枠を使用。
[ファイル]>[設定]>[Java]ノード)。

詳細については、「[Java]表示枠([テストの設定]/[ビジネス コンポーネントの設定]ダイアログ・ボックス / [アプリケーション領域]の[追加設定]表示枠)」を参照してください。

ActiveScreen キャプチャのカスタム設定

Java]セクションを使用。
[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[ActiveScreen]ノード>[カスタム レベル

詳細については、「[ActiveScreen]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)」を参照してください。

アプリケーション領域の[追加設定]

Java]表示枠を使用。
アプリケーション領域ウィンドウ内で、[追加設定]をクリックし、サイドバーで[Java]を選択します。

ビジネス・コンポーネントの場合、この表示枠に表示される設定は読み取り専用です。ビジネス・コンポーネントの[Java]表示枠の設定を変更するには、関連するアプリケーション領域を開き、アプリケーション領域の[追加設定]>[Java]表示枠を使用します。

詳細については、「[Java]表示枠([テストの設定]/[ビジネス コンポーネントの設定]ダイアログ・ボックス / [アプリケーション領域]の[追加設定]表示枠)」を参照してください。

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JavaFX アプリケーション

JavaFX アプリケーションを使用する場合は、jre8_u60 以上を使用することをお勧めします。詳細については、https://bugs.openjdk.java.net/browse/JDK-8086098 を参照してください。

さらに、使用している Java のバージョンに応じて、次の前提条件が適用されます。

Java 8 Java の最小バージョンが 8.0.1010.13 であることを確認してください。

Java 11

Java 11 の JavaFX アプリケーションで UFT One を使用するには、アプリケーションを実行しているコンピュータで次の手順を実行します。

  1. JavaFX モジュールをダウンロードして、ローカルに保存します。

    注意:JavaFX モジュールを格納するパスにスペースが含まれていないことを確認してください。

  2. 以下の環境変数を設定します。

    • PATH_TO_FX = <JavaFX モジュールの場所>\lib

    • PATH に、%PATH_TO_FX%を追加します。

    • JDK_JAVA_OPTIONS = --module-path %PATH_TO_FX% --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml,javafx.base,javafx.swing,javafx.media --add-opens javafx.graphics/com.sun.glass.ui=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.base/com.sun.javafx.event=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/com.sun.javafx.stage=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/com.sun.javafx.scene=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.base/javafx.event=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/javafx.stage=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/javafx.scene=ALL-UNNAMED

Java 12 以降

Java 12 以降の JavaFX アプリケーションで UFT One を使用するには、アプリケーションを実行しているコンピュータで次の手順を実行します。

  1. JavaFX モジュールをダウンロードして、ローカルに保存します。

    注意:JavaFX モジュールを格納するパスにスペースが含まれていないことを確認してください。

  2. 以下の環境変数を設定します。

    • PATH_TO_FX = <JavaFX モジュールの場所>\lib

    • PATH に、%PATH_TO_FX%を追加します。

  3. コマンド・ライン・ウィンドウとアプリケーションを同時に実行することは、お勧めできません。そのため、コマンド・ラインでモジュール・パスと依存関係を指定するのではなく、バッチ・ファイルからアプリケーションを起動します。

    アプリケーションの.jar ファイルを含むフォルダに、次のコマンドを含む .bat ファイルを作成します。 

    start javaw --module-path="%PATH_TO_FX%" --add-modules={アプリケーションに必要なすべてのモジュール} --add-opens {必要に応じてモジュールのオープンを指定} -jar <Application_Name>.jar

    例:

    start javaw --module-path="%PATH_TO_FX%" --add-modules=javafx.controls,javafx.fxml,javafx.base,javafx.swing,javafx.media --add-opens javafx.graphics/com.sun.glass.ui=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.base/com.sun.javafx.event=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/com.sun.javafx.stage=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/com.sun.javafx.scene=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.base/javafx.event=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/javafx.stage=ALL-UNNAMED --add-opens javafx.graphics/javafx.scene=ALL-UNNAMED -jar JavaFX.jar

    .bat ファイルを保存して実行します。

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その他の参照項目: