Java Add-in 環境

Java Add-in では、設定を変更しなくても、複数の Java 環境(IBM JRE、Oracle JRE、Oracle JInitiator、Zulu OpenJDK など)、および複数の Java バージョン(JDK 1.6.x、1.7.x など)をサポートするメカニズムが使用されます(サポートされている環境の一覧については、UFT One 『使用可能製品マトリクス』を参照してください)。

注意: Java IBM バージョン 1.7 以降を使用する、または使用を停止するには、JAVA_TOOL_OPTIONS 環境変数を変更する必要があります。詳細については、「Java 環境変数」を参照してください。

このメカニズムは動的変換サポート・メカニズムと呼ばれ、使用する Java 環境とバージョンに応じて、Java Add-in サポート・クラスが調整されます。動的変換サポート・メカニズムは、Java 仮想マシン(JVMTI)のツール・インタフェースを使用します。

異なる Java 環境で Java Add-in を実行するときは、動的変換サポート・メカニズムは -agentlib:jvmhook によって呼び出されます。これは JAVA_TOOL_OPTIONS 環境変数で定義されています。

Java エージェントは java.library.path システム・プロパティに基づいて jvmhook.dll を検索します。Java コマンド・ライン -djava.library.path = <path> を使用したこのシステム・プロパティのオーバーライドを識別できます。ただし、java.library.path システム・プロパティのオーバーライドは可能ですが、上書きするのではなく、java.library.path を拡張することをお勧めします。

標準では、java.library.path システム・プロパティの値はシステム・パスです。アプリケーションを異なるライブラリ・パスを使ってロードした場合は、jvmhook.dlljava.library.path 内の場所に追加するか、または java.library.path を変更して <Windows インストール・フォルダ>/system32 を含める必要があります。

<JRE ルート・フォルダ>/binフォルダは、常に java.library.path にあります。必要に応じて、jvmhook.dll をこのフォルダに手動でコピーできます。ただし、複数台のコンピュータを変更する必要がある場合は、java.library.path を変更するバッチ・ファイルを変更することをお勧めします。

タスクの詳細については、「動的変換サポートの無効化(上級)」を参照してください。