ActiveScreen 内のパスワードで保護されたリソースへのアクセス

UFT One は,Web ベース・アプリケーションに対応する ActiveScreen を作成するとき,画像をダウンロードしてテストに格納するのではなく,ページ上の画像などのリソースへのパスを格納します。

画像などのリソースへのパスを保存することで,テストでキャプチャされる ActiveScreen ページが使用するディスク上の領域が,ページ上に表示されるリソースのファイル・サイズに左右されないことが保証されます。

そのため,特定の画像やページ内のほかのリソースにアクセスするのに,ActiveScreen(または実行結果)のページでユーザ名とパスワードを要求されることがあります。その場合は,当該ページ([ActiveScreen]ダイアログ・ボックスを参照)に対応するステップを選択したときにポップアップ型のログイン・ウィンドウが表示されたり,ページに画像などのリソースが表示されていなかったりします。

たとえば,ページによって参照されているカスケーディング・スタイル・シート(CSS)がパスワード保護されており,ActiveScreen にダウンロードできないと,ページの表示形式が,Web サイトの実際のページと大きく異なるように見えることがあります。

Web サーバで使用されているパスワード保護の仕組みに応じて,パスワード保護されているリソースにアクセスするために,次のどちらか 1 つまたは両方を使用する必要があるかもしれません。

標準認証

サーバが標準の認証メカニズムを使用している場合は,[Web]表示枠([テストの設定]/[ビジネス コンポーネントの設定]ダイアログ・ボックス / アプリケーション領域の[追加設定]表示枠)にログイン情報を入力します。UFT One によってこの情報がテストに保存され,当該情報が必要な ActiveScreen ページを表示するたびに,ログイン情報が自動的に入力されます。

[テストの設定]ダイアログ・ボックスの[Web]表示枠にこの情報を入力せずに,パスワード保護されているリソースにアクセスしようとすると,[ActiveScreen]ダイアログ・ボックスが開きます。

詳細認証

サーバで,より詳細認証メカニズムを使用している場合は,[詳細認証]ダイアログ・ボックスを使用して Web サイトに手動でログインする必要があるかもしれません。この場合,ActiveScreen は UFT One セッションの終了まで,ActiveScreen 内のパスワードで保護されたリソースにアクセスできます。この方法を使用するときは,新しい UFT One セッションでテストを開くたびに[詳細認証]ダイアログ・ボックスから Web サイトにログインする必要があります。

ほとんどの場合,自動ログインで十分です。しかし場合によっては,手動ログインの方法を使用する必要があります。まれに,ActiveScreen ページ内のすべてのリソースにアクセスできるように,両方のログイン方式を使用しなければならない場合もあります。

Web サイトがパスワード保護されていないにもかかわらず,ActiveScreen に画像などのリソースが表示されない場合,その理由として,インターネットに接続されていない,Web サーバが停止している,あるいは,ActiveScreen ページでキャプチャされたソース・パスがすでに不正確になっているということが考えられます。