AI オブジェクト検出クラウド・サービス の使用
UFT One で,ローカルまたはリモート AIOD サービスの代わりに AI オブジェクト検出(AIOD)クラウド・サービスを使用する設定を行います。これにより,テストをより高速かつ効率的に実行できます。
注: この機能は,UFT One バージョン 2022 以降で,要望に応じてテクニカル・プレビューとして提供されます。標準設定の UFT One では利用できません。詳細については,アカウント・チームに連絡し,mfine@opentext.com まで電子メールをお送りください。
概要
AIOD クラウド・サービスは,SaaS リソースを使用して UFT One の AI 機能をサポートします。このアプローチには,次のような利点があります。
強力なローカルまたはリモート・コンピュータが不要
AIOD クラウド・サービスでは,AI オブジェクト検出サービスを実行するための強力なコンピュータを準備する必要はありません。
ローカル・リソースの使用量の低減
AIOD クラウド・サービスは,クラウド上にあらかじめ構築されたインフラストラクチャを使用するため,ローカル・リソースを利用しません。そのため,UFT One が消費できるリソースが増え,パフォーマンスが向上します。
AIOD クラウド・サービスは,オブジェクト検出データをクラウド上に保存するため,ローカル・コンピュータの容量を節約できます。
AIOD サービスは常に最新の状態
AIOD クラウド・サービスを使用すれば,UFT One のアップグレードを待たなくても,更新や機能強化が利用可能になればすぐに利用できます。
前提条件
AIOD クラウド・サービスを使用する前に,以下の要件を満たしていることを確認します。
-
UFT One の AI 機能がインストールされ,有効になっている。詳細については,前提条件を参照してください。
-
UFT One を AIOD クラウド・サービスに接続するために必要なアクセス・キーを取得している。
UFT One は,AIOD クラウド・サービスに接続する際に,アクセス・キーを使用して認証を行います。アクセス・キーには,クライアント ID,シークレット,テナント,URL が含まれています。
UFT One を AIOD クラウド・サービスに接続
UFT One を AIOD クラウド・サービスに接続するには,[ツール]>[オプション]表示枠で接続情報を設定します。詳細については,AIOD クラウド・サービス接続の設定を参照してください。
接続に成功すると,UFT One は AI 機能のために AIOD クラウド・サービスを使用します。