[AI オブジェクト検出]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)

GUI Mobile,Web,Windows ベースの SAP GUI のテスト

このトピックでは,UFT One の[AI オブジェクト検出]表示枠で設定できるグローバルな AI ベースのテスト機能について説明します。

[AI オブジェクト検出]表示枠へのアクセス

UFT One バージョン 2023:

[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[AI オブジェクト検出]ノードを選択します。

UFT One バージョン 2022 以前:

[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[AI]ノードを選択します。

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一般的な AI ベースのテスト設定の構成

[AI オブジェクト検出]>[一般]表示枠には,一般的な AI ベースのテスト設定を構成するためのオプションがあります。

UFT One の AI 機能の有効化/無効化

UFT One の AI 機能は標準設定で有効になっています。[AIの有効化]オプションをクリアすると,AI 機能を無効にすることができます。

AI の有効化]オプションで行った変更は,UFT One の再起動後に有効になります。

実行環境オブジェクトの認識

実行時にアプリケーション内のオブジェクトを最適に認識できるように,オブジェクトの認識設定を微調整します。

オブジェクトの認識設定
自動スクロール

自動スクロールを有効にするには,このオプションを選択します。テストの実行時にオブジェクトがアプリケーションに表示されていないが,アプリケーション画面のスクロールが可能なときは,UFT One がオブジェクトを検出するために自動的にスクロールします。

UFT One は,チェックポイントの実行時に,アプリケーションに表示されていないオブジェクトが必要になった場合も同様にスクロールします。

標準設定:選択されています。

スクロールの方向と範囲をカスタマイズできます。

  • スクロール方向:スクロールする方向。標準設定:下へ。
  • 最大スクロール回数:スクロールするページまたは画面の最大数。標準設定:2。

ヒント: テスト実行でこれらのグローバル設定を一時的にオーバーライドするには,AI 実行の設定ステップをテストに追加します。詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「AIRunSettings Object」を参照してください。

オブジェクトの識別のキャッシュを有効にする

標準設定では,UFT One は,テスト実行中の AI オブジェクト認識に対してキャッシュ・メカニズムを使用して,パフォーマンスを改善します。

キャッシュ・メカニズムが役に立たない状況だとわかった場合は,このオプションをクリアして無効にすることができます。

識別の検証を有効にする

テスト実行中のオブジェクト認識の検証を有効にするには,このオプションを選択します。UFT One は,テストを実行時に,オブジェクト認識を検証してから操作を実行します。

検証は,モバイル・コンテキスト,非モバイル・コンテキスト,またはその両方に対して有効または無効にできます。

検証を追加すると,テストの実行速度に影響することに注意してください。

標準設定:非モバイル・コンテキストに対してのみ有効です。

ヒント: テスト実行でこのグローバル設定を一時的にオーバーライドするには,AI 実行の設定ステップをテストに追加します。詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「AIRunSettings Object」を参照してください。

AI Transformation Assistant

実行結果をAIオブジェクトの提案に置き換える]オプションを使用すると,既存のステップを AI オブジェクトのステップで置き換えて,より柔軟でプラットフォームに依存しないテストを作成します。

このオプションを選択すると,テストの実行結果にテストの結果は反映されません。代わりに,プロパティ・ベースのテスト・オブジェクトを AI オブジェクトで置き換えることができるステップの AI オブジェクトと操作がレポートで提案されます。

このオプションは標準設定で選択されていません

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OCR の構成設定

[AI オブジェクト検出]>[OCR]表示枠で,使用する OCR 設定を指定します。

OCR 言語

これは,[標準設定の AI OCR を使用する]オプションが選択されている場合に関係します。 

OCR 言語は,アプリケーションでテキストを認識するとき,テキストを使用して特定のオブジェクトを認識するとき,およびアプリケーションからテキストを取得するときに使用されます。

  • 利用可能な言語]リストから[選択した言語]リストに言語を移動して,AI ベースのテキスト認識に使用する言語を指定します。

  • 選択した言語]リストで言語を選択し,[上に移動]または[下に移動]をクリックして言語の優先順位を設定します。

サポートされる言語:アフリカーンス語,アラビア語,バスク語,ブルガリア語,カタルーニャ語,中国語,繁体字中国語,クロアチア語,チェコ語,デンマーク語,ドイツ語,オランダ語,英語,エスペラント,エストニア語,フィンランド語,フランス語,ギリシャ語,ヘブライ語,ハンガリー語,アイスランド語,イタリア語,アイルランド語,日本語,韓国語,ラテン語,ラトビア語,リトアニア語,マケドニア語,マルタ語,ノルウェー語,ポーランド語,ポルトガル語,ルーマニア語,ロシア語,セルビア語,スロベニア語,スロバキア語,スペイン語,スウェーデン語,トルコ語,ウクライナ語,ウェールズ語

ヒント: テスト実行でこれらのグローバル設定を一時的にオーバーライドするには,AI 実行の設定ステップをテストに追加します。詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「AIRunSettings Object」を参照してください。

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リモート AIOD サービス接続の設定

UFT One 2023:

[AI オブジェクト検出]>[サービス]表示枠で,UFT One からリモート AI オブジェクト検出(AIOD)サービスへの接続を設定します。

UFT One 2021-2022:

[AI]>[サービス]表示枠で,UFT One からリモート AI サービスへの接続を設定します。このサービスは現在,リモート AIOD サービスと呼ばれています。

  1. 接続情報を定義します。

    リモート・サービスを使用

    リモート・マシンにインストールした AI オブジェクト検出サービスを使用する場合に選択します。

    詳細については,リモート AI オブジェクト検出サービス の使用を参照してください。

    リモート AI サーバの詳細

    リモート AIOD サービスにアクセスするための IP アドレスとポート番号を入力します。

    • IP アドレス:リモート AIOD サービスをインストールしたマシンの IP アドレス。

      注:リモート・マシンがドメイン内にある場合は,IP アドレスの代わりにホスト名を指定できます。リモート・マシンがワークグループにある場合は,IP アドレスを使用する必要があります。

    • ポート番号:サービスのインストール時に定義したポート番号。値の範囲は 0 ~ 65535 です。

    証明書エラーを無視する

    証明書エラーを無視する場合に選択します。

    UFT One バージョン 2021 R1 以前:リモート AIOD サービスは,自己署名証明書を使用して UFT One との通信を保護します。証明書エラーを防ぐには,このオプションを選択する必要があります。

    UFT One バージョン 2022 以降:CA 証明書を使用している場合は,このオプションを選択する必要はありません。

    プロキシ設定を使用する

    プロキシを使用した接続を選択します。

    プロキシ・タイプ:リモート・サーバへの接続に使用するプロキシのタイプを定義します。

    • システム・プロキシ

    • HTTP プロキシ

    プロキシ・アドレス:プロキシ IP アドレスとポートです。[システム プロキシ]が選択されている場合,このフィールドは自動的に入力され,読み取り専用です。

    認証の指定:選択して,プロキシ資格情報を入力します。

    プロキシ・ユーザ名とパスワード:[認証の指定]が選択されている場合に,リモート・サーバへの接続に使用されるプロキシ資格情報です。

  2. 接続テスト]をクリックし,設定が正しいことを確認します。

    この表示枠で変更を保存すると,すぐにリモート AIOD サービスとの接続が設定されます。

UFT One バージョン 2021:

設定には IP アドレスとポート番号のみが含まれます。

接続テスト]ボタンは使用できません。接続が成功したかどうかは,リモート AIOD サービスが使用されたことでしかわかりません。

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AIOD クラウド・サービス接続の設定

注: AIOD クラウド・サービスは,要望に応じてテクニカル・プレビューとして提供されます。標準設定の UFT One では利用できません。詳細については,アカウント・チームに連絡し,mfine@opentext.com まで電子メールをお送りください。

UFT One 2023:

[AI オブジェクト検出]>[サービス]表示枠で,UFT One から AIOD クラウド・サービスへの接続を設定します。

UFT One 2022:

[AI]>[サービス]表示枠で,UFT One から AIOD クラウド・サービスへの接続を設定します。

  1. 接続情報を定義します。

    クラウド・サービスを使用

    UFT One 2022:Micro Focus SaaS を使用する

    選択して,AIOD クラウド・サービスを使用します。

    AI オブジェクト検出クラウド・サービス の使用を参照してください。

    アクセス・キー

    受け取ったアクセス・キーを入力して AIOD クラウド・サービス に接続します。

    プロキシ設定を使用する

    プロキシを使用した接続を選択します。

    プロキシ・タイプ:リモート・サーバへの接続に使用するプロキシのタイプを定義します。

    • システム・プロキシ

    • HTTP プロキシ

    プロキシ・アドレス:プロキシ IP アドレスとポートです。[システム プロキシ]が選択されている場合,このフィールドは自動的に入力され,読み取り専用です。

    認証の指定:選択して,プロキシ資格情報を入力します。

    プロキシ・ユーザ名とパスワード:[認証の指定]が選択されている場合に,クラウドへの接続に使用されるプロキシ資格情報です。

  2. 接続テスト]をクリックし,設定が正しいことを確認します。

    この表示枠で変更を保存すると,すぐにAIOD クラウド・サービスとの接続が設定されます。

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[AI]>[モデル]

UFT One バージョン 2021 R1 以前:

[AIモデルの更新]機能は現在利用できません。この表示枠を使用する必要はありません。

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標準設定に戻す

出荷時の標準設定に戻す]ボタンを選択すると,[オプション]ダイアログ・ボックスのすべてのオプションが標準設定にリセットされます。

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その他の参照項目: