UFT One のサイレント・インストール
UFT One と ALM Add-in は,ローカル・コンピュータまたはリモート・コンピュータにサイレント・インストールできます。
UFT One の Package for the Web Bundle をサイレント・インストールするには,Package for the Web Bundle からの UFT One のインストールを参照してください。
サイレント・インストールを実行する前に
サイレント・インストールを行う前に:
-
インストール・パッケージと,インストールの前にの情報を確認します。
-
管理者権限があることを確認します。
-
開いているファイルを保存し,開いているすべてのアプリケーションを終了します。
- システムを再起動して,システム構成を完全にしておきます。
- サイレント・インストール・コマンドは大文字と小文字を区別するため,記載されているとおりに正確に入力する必要があります。
インストール・ファイルの場所:
以下のサイレント・インストール・コマンドはすべて,<UFT One インストール・ファイル> フォルダからプログラムを実行します。
UFT One インストール・パッケージをダウンロードして展開すると,以下のファイルを利用できるようになります。
- Full UFT One DVD Release または Core UFT One DVD Bundle:.zip ファイルをダウンロードして展開した場合。
- Package for the Web Bundle:Setup.exe ファイルをダウンロードして実行し,パッケージの内容を展開した場合。
注意: インストール・ファイルは,パスが 80 文字以内の空のフォルダに展開されるようにしてください。
Windows では,ファイルのパスの長さが 260 文字に制限されています。個々のインストール・ファイルのファイル・パスがこれより長い場合,インストールは失敗します。そのような場合は,展開したインストール・ファイルをパスが短い場所に移動してください。
UFT One の前提条件をインストールするためのサイレント・コマンド
UFT One の前提条件をインストールするには,以下のコマンド構文を使用します。
UFT One Add-in for ALM または UFT One Run Results Viewer のみをインストールする場合は,これらの前提条件のサブセットをインストールします。詳細については,UFT One Add-in for ALM または UFT One Run Results Viewer の前提条件のインストールを参照してください。
注:
- 一部の項目では,システムによって使用するコマンドが異なります。お使いのシステムに最適なコマンドを実行してください。
- Windows 10 以降では,WSE は Microsoft による公式サポートの対象外となりました。
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\EN\setup.exe /InstallOnlyPrerequisite /s
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\dotnet48\ndp48-x86-x64-allos-enu.exe /q /norestart
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
UFT One 23.4:次のコマンドを使用して .NET 6.0.3 Desktop Runtime をインストールします。
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\dotnet_desktop_runtime6_3\windowsdesktop-runtime-6.0.3-win-x86.exe /q /norestart
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\dotnet_desktop_runtime6_3\windowsdesktop-runtime-6.0.3-win-x64.exe /q /norestart
UFT One 24.2 以降:次のコマンドを使用して .NET 8 Desktop Runtime をインストールします。
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\dotnet_desktop_runtime8_0\windowsdesktop-runtime-8.0.0-win-x86.exe /q /norestart
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\dotnet_desktop_runtime8_0\windowsdesktop-runtime-8.0.0-win-x64.exe /q /norestart
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
次のコマンドのいずれかを実行して Microsoft Visual C++ 2022 Redistributable をインストールします。
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\vc2022_redist_x86\vcredist_x86.exe /quiet /norestart
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\vc2022_redist_x64\vcredist_x64.exe /quiet /norestart
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\msade2016\AccessDatabaseEngine.exe /quiet
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
マーケットプレイス から.msi をダウンロードし,次のコマンドを実行します。
MicrosoftWSE2.0SP3Runtime.msi /quiet /norestart ALLUSERS=1
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
マーケットプレイス から.msi をダウンロードし,次のコマンドを実行します。
MicrosoftWSE3.0Runtime.msi /quiet /norestart ALLUSERS=1
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
次のコマンドのいずれかを実行します。
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\pdm\ScriptDebugging_x86.msi /quiet /norestart
<UFT One インストール・ファイル>\prerequisites\pdm\ScriptDebugging_x64.msi /quiet /norestart
![閉じた](../../Skins/Default/Stylesheets/Images/transparent.gif)
UFT One Add-in for ALM または UFT One Run Results Viewer のみをインストールする場合は,マシンに次の前提条件をインストールします。
UFT One のサイレント・インストール
msiexec コマンドを実行して,UFT One をインストールします。使用する構文は次のとおりです。
インストール・フォルダを指定しない場合,UFT One は標準設定のインストール・フォルダにインストールされます。
64 ビット
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x64.msi" /qb
32 ビット
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x86.msi" /qb
標準設定で次の機能とアドインがインストールされます。
ランタイム・エンジン
UI デザイナおよび IDE
Run Results Viewer
サンプル
AI オブジェクト検出(UFT One 23.4:AI 機能)
ABBYY OCR エンジン
注: Core UFT One DVD Bundle をダウンロードした場合,標準設定では ABBYY OCR エンジン機能はインストールされません。詳細については,インストール・パッケージを参照してください。
アドイン:
ActiveX Add-in
Visual Basic Add-in
Web Add-in
インストールする機能をカスタマイズする場合は,UFT One のサイレント・インストール:UFT One の特定の機能を含めるを参照してください。
他の msiexec オプションもサポートされています。
既存のインストールを修復する場合は,次のようになります。
msiexec /q /fa "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x<64 or 86>.msi"
プログラムをアンインストールする場合は,次のようになります。
msiexec /q /x "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x<64 or 86>.msi"
UFT One のサイレント・インストール:UFT One の特定の機能を含める
標準設定では,サイレント・インストール・コマンドを使用すると,標準設定の機能とアドインで説明されているように,UFT One を標準設定の機能およびアドインとともにインストールします。
インストールに含める機能とアドインを指定するには,サイレント・インストール・コマンドに ADDLOCAL MSI プロパティを追加します。ADDLOCAL プロパティの機能のリストで,以下に説明する値を使用して,インストールに含めるものを指定します。
注:
ADDLOCAL プロパティを使用する場合は,ランタイム・エンジンをインストールする Core_Components 機能を含める必要があります。
- 値の区切りにはコンマを使用する必要があります。値にスペースを入れてはいけません。
- ADDLOCAL プロパティを使用して機能をインストールすると,その親機能も常にインストールされます。
以下の例は,ADDLOCAL プロパティの構文とそれに関連する機能を示しています。
次の例では,ADDLOCAL プロパティを使用して,UFT One ランタイム・エンジン のみをインストールします。
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x64.msi" /qb ADDLOCAL="Core_Components" INSTALLDIR="<UFT_Folder>" ALLOW_OTHERSRUNTESTS=1
次の例では,ADDLOCAL プロパティを使用して,Java Add-in ありで標準インストールを行います。
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x64.msi" /qb ADDLOCAL="Core_Components,IDE,Test_Results_Viewer,Samples,Java_Add_in" INSTALLDIR="<UFT_Folder>">"
次の例では,ADDLOCAL プロパティを使用して,Web Add-in,Java Add-in,および DCOM 設定のセットありで標準インストールを行います。
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x64.msi" /qb ADDLOCAL="Core_Components,Samples,Java_Add_in" CONF_DICOM=1 INSTALLDIR="<UFT_Folder>"
詳細については,次を参照してください。
値 | 説明 |
---|---|
Core_Components | (必須)UFT One ランタイム・エンジン をインストールします。 |
IDE | UFT One のユーザ・インタフェースをインストールします。 |
Test_Results_Viewer | Run Results Viewer をインストールします。 |
Samples | UFT One のインストール時にサンプル・アプリケーションもインストールします。 |
ALM_Plugin | UFT One Add-in for ALM をインストールします。 注:UFT One Add-in for ALM は,UFT One と同じユーザ・インタフェース言語でインストールされます。 |
AIServices | UFT One で AI オブジェクト検出と AI ベースのテストを使用できるようにします。 前提条件: 次のものがインストールされていることを確認してください。
|
Abbyy_OCR | UFT One で ABBYY OCR テキスト認識を使用できるようにします。 注:Core UFT One DVD Bundle には,ABBYY OCR エンジン・ファイルは含まれていません。このインストール・パッケージをダウンロードしており,ABBYY OCR エンジン機能をインストールする場合は,次の手順を実行します。
|
ADDLOCAL プロパティの機能リストで次の値を使用して,さまざまな UFT One アドインをインストールします。
- ActiveX_Add_in
Visual_Basic_Add_in
Web_Add_in
Delphi_Add_in
Flex_Add_in(標準ではサポートされなくなりました)
Java_Add_in
_Net_Add_in
Silverlight_Add_in(標準ではサポートされなくなりました)
WPF_Add_in
Oracle_Add_in
PDF_Add_in
PeopleSoft_Add_in
PowerBuilder_Add_in
Qt_Add_in
SAP_Solutions_Add_in
SAP_eCATT_integration
Siebel_Add_in
Stingray_Add_in
TE_Add_in
VisualAge_Add_in
Web 2.0 アドインを使用する場合は,Web Add-in もインストールする必要があります。Web 2.0 アドインをインストールするには,Web 2.0 アドインのインストールを参照してください。
UFT Developer コンポーネントの ADDLOCAL 値
値 | 説明 |
---|---|
UFTDeveloper_Engine | UFT Developer ランタイム・エンジンをインストールします。 |
UFTDeveloper_Client | UFT Developer クライアントをインストールします。 |
Vs2013Addin Vs2015Addin Vs2017Addin Vs2019Addin Vs2022Addin | Microsoft Visual Studio の該当するバージョン用の UFT Developer プラグインをインストールします。 |
IntelliJAddin | IntelliJ IDEA 用の UFT Developer プラグインをインストールします。 |
EclipseAddin | Eclipse 用の UFT Developer プラグインをインストールします。 |
ECLIPSE_INSTALLDIR | Eclipse IDE のパス。 |
UFT One のサイレント・インストール:UFT One 設定オプションの設定
このセクションでは,UFT One 設定画面で説明されているインストール設定オプションで使用するサイレント・インストール・プロパティを示します。
設定オプション | インストール・コマンドに追加するプロパティ |
---|---|
Chrome,Chromium Edge,Firefox のオプションを設定します | ALLOW_BROWSER_EXT 標準設定:1。 UFT One がブラウザ・ポリシーを更新しないようにする場合や,以前の UFT One インストールで実行された更新を元に戻す場合は,ALLOW_BROWSER_EXT=0 を指定してインストールを実行します。 |
Internet Explorer の構成設定 | CONF_MSIE |
ALM からの UFT One のリモート実行を許可する | ALLOW_RUN_FROM_ALM 標準設定:0。このオプションをサイレント・インストール用に設定するには,値を 1 にセットします。 |
オートメーション・スクリプトからの UFT One のリモート実行を許可する | ALLOW_RUN_FROM_SCRIPTS 標準設定:0。このオプションをサイレント・インストール用に設定するには,値を 1 にセットします。 |
IMPROVEMENTPROGRAM=0 | (オプション)UFT One 改善プログラムのための使用状況データ収集を無効にするようにサイレント・インストールに指示します。詳細については,UFT One 改善プログラムを参照してください。 |
注意: オートメーション・スクリプトから UFT One をリモートで実行すると,リモート・ユーザがこのマシン上の UFT One を制御できるようになるため,UFT One コンピュータがセキュリティ・リスクに曝されます。
標準設定では,サイレント・インストール時に,オートメーション・スクリプトを使用して UFT One をリモート制御する際に必要となる DCOM 設定が構成されません。
オートメーション・スクリプト用の DCOM 設定を構成するには,サイレント・インストール・コマンドで次の構文を使用します。
ALLOW_RUN_FROM_ALM=1 ALLOW_RUN_FROM_SCRIPTS=1
UFT One のサイレント・インストール:コマンドの追加プロパティ
このセクションでは,UFT One のサイレント・インストール・コマンドで使用できる追加のプロパティを示します。
コマンド / 引数 | 説明 |
---|---|
LICID=<ライセンス ID> | (オプション)UFT One ライセンスをインストールするときに指定するライセンス ID。標準設定:20528(Functional Testing Concurrent User) 注:UFT One のインストール時に UFT Developer 機能をインストールした場合,この機能を使用するには,ライセンス ID 10594(UFT One Concurrent User)または 23078(UFT Ultimate Concurrent User)が必要です。 |
LICSVR=<サーバ名> | (ライセンス ID を指定した場合は必須)UFT One のライセンスをインストールするときに指定するライセンス・サーバの名前または IP アドレス。 |
MsiProperties | (オプション)任意の MSI プロパティまたはパラメータ(例:INSTALLDIR)。各 MSI プロパティとその定義は引用符("")で囲まれている必要があり,スペースを入れてはいけません。 注:INSTALLDIR を使用してインストール・フォルダを指定できるのは,新規インストールを実行する場合に限られます。アップグレード・シナリオでサイレント・インストールを実行すると,UFT One は前のバージョンと同じ場所にインストールされます。 |
MsiFlags | (オプション)MsiProperties 引数に含まれない任意の MSI オプション,フラグ,その他の命令(例:ログ・コマンド)。 |
UFT One のサイレント・インストール:ローカライズされたバージョンの UFT One のインストール
標準設定では UFT One は,英語でインストールされます。
オペレーティング・システムの言語で UFT One をインストールするには,PRODUCT_LOCALE プロパティを msiexec コマンドに追加します。使用するプロパティ値によって,ローカライズされた UFT One の言語が決まります。
オペレーティング・システムの言語に一致するプロパティ値を使用してください。一致していない場合,UFT One は英語でインストールされます。
OS の言語 | PRODUCT_LOCALE プロパティの値 |
---|---|
中国語 | "CHS" |
フランス語 | "FRA" |
ドイツ語 | "DEU" |
日本語 | "JPN" |
次の例では,中国語版の UFT One をインストールし,ADDLOCAL プロパティを使用して .NET Add-in をインストールします。
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\Unified Functional Testing\MSI\Unified_Functional_Testing_x64.msi" /qb ADDLOCAL="Core_Components,Samples,_Net_Add_in" PRODUCT_LOCALE="CHS" INSTALLDIR="<UFT_Folder>"
Web 2.0 アドインのインストール
UFT One の Web 2.0 アドイン(JQueryUI や Dojo など)は,UFT One の Web Extensibility の一部としてサポートされており,個別にインストールする必要があります。
次の構文で msiexec コマンドを使用して Web 2.0 アドインをインストールします。
msiexec /qn /i "<UFT One インストール・ファイル>\Extensibility and Toolkits\Web2AddinSetup\Web2AddinSetup.msi" ADDLOCAL=ASPAjax,Dojo,GWT,jQueryUI,YahooUI,SiebelOpenUI,ExtJS,SalesforceLightning
必要な Web 2.0 アドインの特定の ADDLOCAL 値を含めるか除外します。
スタンドアロン UFT One Add-in for ALM のインストール
UFT One をインストールせずに UFT One Add-in for ALM をインストールするには,スタンドアロンの ALM プラグイン MSI ファイルを実行します。
コマンド・ラインで msiexec コマンドを実行して,UFT One Add-in for ALM をインストールします。使用する構文は次のとおりです。
msiexec /i "<UFT One インストール・ファイル>\ALMPlugin\MSI\Unified_Functional_Add-in_for_ALM.msi" /qn
msiexec コマンドに PRODUCT_LOCALE プロパティを追加することで,Add-in for ALM をオペレーティング・システムの言語でインストールできます。PRODUCT_LOCALE プロパティの詳細については,UFT One のサイレント・インストール:ローカライズされたバージョンの UFT One のインストールを参照してください。
次のステップ: