AI ベースのテスト:サポートされるコントロール・タイプ

このトピックでは,人工知能(AI)を使用して認識できるコントロールのタイプを示します。

関連する製品とテスト・タイプ

このトピックは,次の製品とテスト・タイプに関連します。

製品 テスト・タイプ
UFT One Web,モバイル,Windows ベースの SAP GUI のテスト
UFT Developer Web テストとモバイル・テスト。
ValueEdge Functional Test Design  Codeless スクリプト

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サポートされるコントロール・タイプ

以下に,AI を使用して認識できるコントロール・タイプのリストを示します。各クラスに定義されているエイリアスは,同じコントロールを参照する代替名です。これらは,テスト・ステップでコントロールを記述する際にコントロールのタイプまたはクラスに使用できるキーワードです。

クラス エイリアス コメント
bag shopping_bag  
bell alarm,notification  
button      
calendar(テクノロジ・プレビュー)    
camera    
categories    
chat    

chart

graph

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

check_box checkbox,togglable    

check_mark

tick  

clock

time

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

close clear  

combo_box

combobox,field  

contact card

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

copy

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

display

Glasses

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

document

File

 

dot_menu menu  
down_triangle collapse,down  

enter

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

eq_settings settings  

exit

 

 

facebook    
favorites rating,star  

filter

 

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

find

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

folder

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

forward_to

forward

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

gear_settings settings  
hamburger_menu menu  
help    
home    
info    
input field,edit,editfield    

instagram

  モバイル・アプリケーションではサポートされていません
left_arrow left  
left_triangle left,back,previous  

linkedin

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

location    

lock

 

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

mail    

minus

subtract,zoom_out  
pencil edit  

people

group,team

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

pin

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

phone call  
plus

add

zoom_in

 
power    
printer print

Web アプリケーションでのみサポートされています

profile person,user  
radio_button radiobutton,togglable  

refresh

reload,replace,sync

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

right_arrow right  
right_triangle right,next,forward,play  

rss_feed

rss

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

save

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

schema

Org Chart

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

search    
share    
shopping_cart cart  

sort

 

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

table(テクノロジ・プレビュー)

    モバイル・アプリケーションではサポートされていません
text    
  • テキスト文字列のみを記述する場合は,text クラスを使用します。

  • text クラスは,ValueEdge Functional Test Design でのみ使用してください。

  • UFT One では,AIUtil.FindText または AIUtil.FindTextBlock メソッドを使用してテキスト・オブジェクトを識別してください。

text_box

複数行のテキスト・ボックスを含む

textbox,field  
toggle_button toggle,switch,togglable  
tool_settings settings  
trash delete  
twitter    

up_arrow

up モバイル・アプリケーションではサポートされていません

up_down

  モバイル・アプリケーションではサポートされていません

upload

 

モバイル・アプリケーションでのみサポートされています

up_triangle up  
view    

window

 

モバイル・アプリケーションではサポートされていません

Youtube

  モバイル・アプリケーションではサポートされていません

注:  

  • アンダースコアはスペースに置き換えることができます。

  • クラス名の大文字と小文字は区別されません。

一般的な名前を使用して,複数のコントロール・タイプを含められます。

一般名 使用目的 含まれるコントロール
down 下向き三角形 down_triangle
field テキストを受け入れる領域 input,text_box,combo_box
left 左ポインタ left_arrow,left_triangle
menu メニューを開くボタン dot_menu,hamburger_menu
right 右ポインタ right_arrow,right_triangle
toggleable,togglable 状態変化を伴うコントロール check_box,toggle_button,radio_button
up 上ポインタ up_triangle,up_arrow

カレンダ・コンテナとテーブル・コンテナ(UFT One,テクノロジ・プレビュー)

UFT One では,テクノロジ・プレビューとして,カレンダ・コントロールとテーブル・コントロールをコンテナ・オブジェクトとして使用できます。オブジェクトの階層構造を作成することで,より柔軟な AI ベースのテストを作成し,テスト・カバレッジを向上することができます。

AI オブジェクトの認識を使用する場合,カレンダ・コントロールとテーブル・コントロールをコンテナとして使用することを選択すると,コンテナとその中の要素を簡単に操作できます。コンテナ・コントロールの検査または記録を行うと,UFT One は,このコントロールについて,対応する階層を表示します。

注:  

  • テーブル型のカレンダ・コントロールのみがサポートされています。

  • テーブル・セル・オブジェクトは,ABBYY OCR を使用して識別されます。AITableCell オブジェクトを使用するには,UFT One に ABBYY OCR エンジン機能がインストールされている必要があります。

詳細については,『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の AICalendar オブジェクトおよび AITable オブジェクトオブジェクト・リファレンスを参照してください。

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テキストを用いて識別できるコントロール・タイプ

次のタイプのコントロールは,テキストを用いてより具体的に識別することができます。 

  • button
  • check box
  • combo box
  • input
  • radio button
  • text box
  • toggle button

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コンボ・ボックスでの Select 操作のサポート

このセクションでは,複雑な操作であるコンボ・ボックスの Select 操作の実行を UFT One がサポートする場合について説明します。

モバイル・テスト:

AI によって認識されたコンボ・ボックスで Select 操作がサポートされるのは,UFT One がそのコンボ・ボックスを MobileDropDown としても認識できる場合のみです。

非モバイル・テスト:

UFT One は,まずコンボ・ボックスを WebList として識別しようとします。これは,オブジェクトのネイティブ・コマンドを使用する場合に Select 操作が最も効率的であるためです。

識別できない場合,UFT One は AI 機能を使用して Select 操作をサポートします。この場合,操作は AIRunSettings.ComboBoxSelect 設定の影響を受けます。これらのランタイム設定は,指定された値を検索するためにコンボ・ボックスのリストをスクロールする距離と方向を UFT One に指示します。

AI ベースの Select 操作は,ボックスをクリックすると開く単純なドロップダウン・リストを備えたコンボ・ボックスでサポートされています。

Select は,上記の条件を満たさない以下のようなコンボ・ボックスではサポートされません。 

  • カーソルを合わせると開くコンボ・ボックス

  • 下向き矢印をクリックしたときのみ開くコンボ・ボックス

  • 複数のカラムを持つリストや水平方向に表示されるリスト項目など,複雑なドロップダウン・リストを備えたコンボ・ボックス。

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サポートされるコントロール・タイプに関するフィードバック

このセクションは,UFT One および UFT Developer に関連しています。

AI を使用してアプリケーションのオブジェクトを検査する際に,フィードバックを OpenText に直接送信できます。このツールを使用すると,次のことが可能です。

  • OpenText サーバに匿名のフィードバックを送信する。

    AI オブジェクト検査によるアプリケーション内のオブジェクトの認識精度についてコメントをお寄せください。いただいた情報は,今後の認識精度の改善に役立てられます。

  • フィードバックをローカルに保存し,サポート・チケットに添付する。

    アプリケーションでのオブジェクトの認識についてサポートが必要な場合は,サポート・チケットを開き,フィードバック・ツールを使用して詳細を提供してください。

AI オブジェクト認識のフィードバックの送信を参照してください。

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その他の参照項目: