仮想化サービス

関連:GUI テストと API テスト

アプリケーションのテストは通常,アプリケーションの実際のデプロイメント上で実行します。しかし,アプリケーションの基になるサービスを繰り返して使用したり,テストに使用したりすることができない場合,実用的ではない場合があります。たとえば,顧客のクレジット・カードの入力が必要な航空券の予約アプリケーションをテストする場合,実際のクレジット・カード・サービスをアプリケーションと合わせて実行すると,テストを実行するたびに顧客のクレジット・カードに課金されることになります。このようなアプリケーションのテストは実用的ではありません。このような場合,テスト中にアプリケーションのサービスを仮想化サービスで置き換えることができます。

Service Virtualization では,実際のサービスの期待される動作に合わせて仮想化サービスの動作を設定することで,仮想化サービスを作成します。Service Virtualization でサービスの詳細を作成すると,サービスの詳細は仮想プロジェクトの一部として保存されます。

次にUFT One で,仮想プロジェクトをテストに追加します。プロジェクトの設定は,今後のテスト・セッションで使用するためにテストとともに保存されます。

仮想プロジェクトを追加した後は,テストを設計する際に,GUI テストと API テストでは,仮想サービス・アドレスを挿入する方法が異なります。

  • GUI テストの場合,アプリケーションが実際のサービスを呼び出す関数内のアプリケーションのコードに仮想サービス・アドレスを挿入します。

  • API テストの場合,URL またはサービス・アドレスの代わりにステップのプロパティとして仮想サービスのアドレスを挿入します。

次に,仮想化サービスを含めたテストを実行する場合,事前に Service Virtualization サーバ上にサービスをデプロイします。その後,テストを実行する際に,必要に応じて仮想サービスを使用してテストを実行します。

仮想プロジェクトと仮想サービスの作成の詳細については,『Service Virtualization ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

タスクの詳細については,UFT One テストでの仮想化サービスの使用を参照してください。

詳細については,仮想化サービスへのデータ・モデルとパフォーマンス・モデルの割り当てを参照してください。