カスタム比較ツールのインストールと登録
関連:GUI テストおよびコンポーネント
カスタム比較ツールを使ってテストまたはコンポーネントとビットマップ・チェックポイントを実行するコンピュータには、カスタム比較ツールをインストールして登録する必要があります。
このタスクでは、OpenText Functional Testing コンピュータにカスタム比較ツールをインストールし、OpenText Functional Testing に登録する方法を説明します。
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カスタム比較ツールを開発する場合、このタスクの手順を自動的に実行するプログラムを作成できます。インストール・プログラムを作成しない場合、これらの手順を確認して、すべての必要なファイルおよび情報をユーザに提供します。
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自分以外が開発したカスタム比較ツールをインストールする場合、このタスクの手順を実行するために開発者から追加情報を取得する必要があることがあります。または、このタスクを自動的に実行するインストール・プログラムを開発者から受け取ることもできます。
注: このタスクは、より高いレベルのタスクの一部として実行されます。詳細については、カスタム比較ツールの開発を参照してください。
前提条件
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同じ OpenText Functional Testing コンピュータに、複数のカスタム比較ツールをインストールして登録できます。
特定のカスタム比較ツールの新しいバージョンをインストールして登録する前に、既存の比較ツールの登録を抹消するようにしてください。
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カスタム比較ツール .dll は、開発環境の特定のバージョンを使用して作成されます。この .dll を実行するコンピュータに対応する実行時環境がインストールされていることを確認してください。
OpenText Functional Testing コンピュータへのカスタム比較ツール COM オブジェクトのインストール
インストールするには、たとえば、.dll をダブルクリックするか、regsvr32.exe プログラムを使って .dll を実行します。
OpenText Functional Testing ビットマップ比較ツールのコンポーネント・カテゴリへのカスタム比較ツールの登録
OpenText Functional Testing ビットマップ比較ツールのコンポーネント・カテゴリ ID である CATID_QTPBitmapComparers を、COM オブジェクトの HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\<オブジェクトの CLSID>\Implemented Categories キーの下にレジストリ・キーとして登録します。
注: OpenText Functional Testing をインストールすると、HKEY_CLASSES_ROOT\Component Categories キーの下に、このコンポーネント・カテゴリ ID がレジストリ・キーとして追加されます。コンポーネント・カテゴリ ID は、<Installdir>\dat\BitmapCPCustomization\ComponentCategory.h に定義されています。
適切な場所へのカスタム比較ツールのドキュメントの配置
OpenText Functional Testing の[ビットマップ チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスには、カスタム比較ツールに関するドキュメントが表示されます(存在する場合)。
カスタム比較ツールのオブジェクトの GetHelpFilename メソッドで指定した場所に、カスタム比較ツールのドキュメントを置きます。
カスタム比較ツール名の設定 - 任意
OpenText Functional Testing では、[ビットマップ チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスの詳細設定と実行結果にカスタム比較ツールの名前が表示されます。OpenText Functional Testing で使用される名前は、(レジストリで)HKEY_CLASSES_ROOT キーの下にあるカスタム比較ツール ProgID キーの標準プロパティの値です。たとえば、下の画像で、カスタム比較ツールの名前は Sample Custom Comparer です。
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環境によっては、オブジェクトの開発中に名前を設定します。たとえば、Microsoft Visual Studio を使って C++ でカスタム比較ツールを開発する場合は、開発中に[ATL 簡易オブジェクト ウィザード]の[タイプ]ボックスでこの名前を指定できます。
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ほかの環境では、各コンピュータでのインストールまたは登録プロセスの一部として、名前を設定またはカスタマイズできます。たとえば、Visual Basic でカスタム比較ツールを開発する場合、このレジストリ値は自動的に COM オブジェクトの ProgID に設定されます。カスタム比較ツールを変更する場合は、比較ツールをインストールしてから、手動でレジストリを編集するか、インストールと登録を実行して、この値を編集するプログラムを設計します。
結果
[ビットマップ チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスの詳細設定には、インストールと登録が完了した比較ツール、利用可能なすべてのカスタム比較ツールのほか、OpenText Functional Testing の標準比較ツールが表示されます。ここで、各ビットマップ・チェックポイントに使用する適切な比較ツールを選択できます。

