カスタム比較ツールの開発

関連:GUI テストおよびコンポーネント

ヒント: このタスクの実行を練習するには、カスタム比較ツールの開発 - チュートリアルを参照してください。

前提条件

  • 画像処理の知識

  • COM オブジェクト開発の経験

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カスタム比較ツール COM オブジェクトの開発

  1. カスタム比較ツール COM オブジェクトの作成COM オブジェクトの作成をサポートする任意の言語および開発環境を使用できます。

    注: 開発に使用する言語によっては、COM オブジェクトの作成時にカスタム比較ツールの名前を指定できます。このときに指定しない場合、オブジェクトを登録した後、OpenText Functional Testing コンピュータで名前を指定できます。詳細については、カスタム比較ツール名の設定 - 任意を参照してください。

  2. カスタム比較ツールのインタフェースを実装するために COM オブジェクトをプログラミングします。詳細については、ビットマップ比較ツールのインタフェースの実装を参照してください。

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カスタム比較ツールのインストールの準備

カスタム比較ツールを複数のコンピュータにインストールする必要がある場合があります。比較ツールおよびドキュメントをそれらのコンピュータにインストールして登録するため必要な手順を自動的に実行するプログラムを作成できます。

このようなプログラムが実行する必要のある手順の詳細については、カスタム比較ツールのインストールと登録を参照してください。

たとえば、カスタム比較ツールのインストールを設計するときには、その比較ツールを OpenText Functional Testing コンピュータにインストールすると、OpenText Functional Testing ビットマップ比較ツールのコンポーネント・カテゴリにも登録されるようにする必要があります。これは次のような方法で実現できます。

  • Microsoft Visual Studio を使って C++ でカスタム比較ツールを開発する場合は、DllRegisterServer および DllUnregisterServer メソッドを変更して、この登録を処理できます。regsvr32.exe プログラムを使って .dll を実行すると、これらのメソッドが呼び出されます。このような実装の例は、カスタム比較ツールの開発 - チュートリアルを参照してください。

  • 登録メソッドを変更できない環境でカスタム比較ツールを開発する場合は、その登録を処理するプログラムを追加し、カスタム比較ツールをインストールするユーザにそのプログラムも実行するよう指示できます。このような実装の例は、OpenText Functional Testing に用意されている Visual Basic のカスタム比較ツールサンプルで見ることができます。詳細については、ビットマップ・チェックポイント・カスタム比較ツール・サンプルの使用を参照してください。

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カスタム比較ツールのインストール

カスタム比較ツールを使用するコンピュータで、次のいずれかを実行します。

  • 比較ツールのインストールと登録を自動的に行うインストール・プログラムを実行します。

  • カスタム比較ツールを手動でインストールして登録します。詳細については、カスタム比較ツールのインストールと登録を参照してください。

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カスタム比較ツールのテスト

OpenText Functional Testing でテストまたはコンポーネントにビットマップ・チェックポイント・ステップを作成します。[ビットマップ チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスで、[詳細設定]をクリックし、カスタム比較ツールを選択し、そのカスタム比較ツールを使用してビットマップ・チェックポイントを実行して、カスタマイズした内容が正しく実行されることを確認します。

ヒント: 標準設定では、失敗したチェックポイントのみについて、期待されるビットマップ、実際のビットマップ、差異ビットマップが OpenText Functional Testing に表示されます。OpenText Functional Testing でカスタム比較ツールをテストする場合は、実行結果に、成功したビットマップ・チェックポイントの期待されるビットマップ、実際のビットマップ、差異ビットマップも表示できます。そのように設定するには、[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[画面キャプチャ]を選択し、[静止画像キャプチャをテスト結果へ保存]オプションを[常に]に設定します。

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