既知の問題 - UI Automation のサポート

OpenText Functional Testing と UI Automation を使用するときに発生する既知の問題を次に示します。

サポートされない機能

次の機能は、UI Automation ではサポートされません。

  • ActiveScreen

  • オブジェクトとメソッドでの F1 のサポート

  • テーブル・チェックポイント

  • ドラッグ・アンド・ドロップ・メソッドの記録

以前のバージョンの OpenText Functional Testing で作成されたテスト

以前の OpenText Functional Testing バージョンで作成された一部のテストは、テストの実行時に失敗する場合があります。これは、オブジェクトの識別に使用される記述プロパティの更新によるものです。

回避策:オブジェクト・スパイとオブジェクト・リポジトリの両方でテスト・オブジェクトの name を確認します。必要に応じて、オブジェクト・スパイの name プロパティの値に合わせてオブジェクト・リポジトリを更新します。

ヒント:UI Automation オブジェクトのオブジェクトの認識には、常に name プロパティを使用します。このプロパティを使用することで、OpenText Functional Testing でテスト実行時にオブジェクトをすばやく見つけることができます。

ALM

UI Automation で OpenText Functional Testing を使用した ALM クライアント・アプリケーションのテストは、サポートされていません。

Windows 10 以降

UI Automation 記録および UI Automation スパイ・モードでは、Windows 10 で OpenText Functional Testing を実行したときに予期しない動作が発生することがあります。

これらの機能は Windows 10 以降で動作する OpenText Functional Testing では正式にサポートされていません。

記録

UI Automation を使用して、低速の RDP 接続などの GUI リフレッシュの遅い環境で記録する場合、予期しない動作や不安定な動作が生じる可能性があります。

さらに、UI Automation アドインのテスト・オブジェクトを記録すると、ページが更新されるため、すべてのオブジェクトが識別されない場合があります。エラーを回避するには、関連するステップをエディタに手動で追加します。

プロパティ値としての正規表現

controltype では正規表現の値を使用できません。

要素数の多い UIA コンテナ・オブジェクト

オブジェクト内の要素数の多いリスト、ツリー、およびテーブルなどの UIA コンテナ・オブジェクトでスパイを行う場合、OpenText Functional Testing でパフォーマンスの低下や予期しない動作が発生することがあります。

回避策:次の 1 つ以上の手順を実行します。

  • アプリケーションで、FindItemByProperty() メソッドを使用して ItemContainer パターンを実装します。

  • オブジェクト内の項目の記述プロパティを手動で追加します(インデックスなど)。標準設定では、これらのプロパティは追加されません。

  • .Object メソッドを使用してコントロール内の項目にアクセスします。

UIA と他の「スパイ」ツールの併用

Microsoft Inspect ツールなどの他の「スパイ」ツールを起動した場合に、OpenText Functional Testing で予期しない動作が発生します。

ネストしているオブジェクト

[ナビゲートして学習]は、他のオブジェクト内にネストされたオブジェクトのキャプチャではサポートされていません。

Excel 文書のテスト

UI Automation を使用して Excel 文書をテストする場合の既知の問題は次のとおりです。

  • 特定のコントロールに対するテスト・ステップを記録または実行すると、エラーが発生する

  • テキスト認識に一貫性がない

  • UIAEditSetSecure メソッドをサポートしていない

  • Run Result Viewer で画面キャプチャを使用できない

  • UIA を使用してスパイされたコントロールの強調表示や、オブジェクト・リポジトリへの追加ができない場合がある

  • パフォーマンスが低い

その他の参照項目: