バージョン 23.4 の新機能
このトピックでは、バージョン 23.4 に含まれる新機能と機能拡張について説明します。
新機能のビデオ
このバージョンに含まれる新機能については、新機能のビデオをご覧ください。
Micro Focus から OpenText への名前の変更
UFT One ユーザ・インタフェースとドキュメントは、Micro Focus が OpenText に変わったことを反映して更新されました。
AI ベースのテストの機能拡張
このバージョンでは、AI ベースのテストに次のような機能拡張が導入されています。
機能拡張 | 説明 |
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ローカル AI オブジェクト・モデルの更新 |
UFT One に AI オブジェクト・モデルの更新が取り込まれます。 新しい AI オブジェクト・モデルが利用可能になると、ローカル AI オブジェクト・モデルを更新できます。これにより、UFT One のアップグレードを待たずに、より高度な AI オブジェクト認識が提供されます。 ローカル AI オブジェクト・モデルの更新を参照してください。 |
テキスト認識の強化 |
AI でオブジェクトを認識する際のテキスト認識の使用が改善されました。
これらの改良は標準設定で有効になっているため、既存のテストのテキスト認識に影響を与える可能性があります。これらのオプションは、[オプション]ダイアログ・ボックスまたは AIRunSettings ステップを使用して無効にできます。 テキスト認識オプションの構成を参照してください。 |
リモート AI オブジェクト検出サービス:インストール・パッケージの場所の変更 |
リモート AI オブジェクト検出サービス・パッケージは、マーケットプレイスではなく、UFT One のフル・インストール・パッケージの一部として利用可能になりました。 リモート AI オブジェクト検出サービス・パッケージをインストールするには、「ソフトウェアのライセンスとダウンロード」・ページから UFT One のフル・インストール・パッケージをダウンロードします。パッケージの内容を展開し、Setup.exe プログラムを実行し、インストール開始画面から[リモートAIオブジェクト検出サービスのセットアップ]を選択します。 OpenText Functional Testing 関連の追加インストールおよびリモート・コンピュータへの AI オブジェクト検出サービスのインストールを参照してください。 注:リモート AI オブジェクト検出サービスのパッケージが新しくなったことで、AITableCell オブジェクト内のテキストを認識できるようになります。 |
Headless Chrome のサポート (テクノロジ・プレビュー) |
UFT One コンピュータと UFT One Windows Docker コンテナの両方の Headless Chrome ブラウザで AI ベースの Web テストを実行できるようになりました。 Headless Chrome でのテストの実行の準備およびWindows Docker コンテナでの Web テストおよび AI ベースの Web テストの実行を参照してください。 |
キーワード・ビューでの AI ベースのステップ |
AI ベースのテスト・ステップがキーワード・ビューでより詳細に表示されるようになりました。 キーワード・ビュー内の標準ステップを参照してください。 |
Web テストの機能拡張
このバージョンでは、Web テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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Docker コンテナ内の Headless Chrome でのテストの実行 (テクノロジ・プレビュー) |
UFT One Windows Docker コンテナ内の Headless Chrome で Web テストを実行できるようになりました。 Windows Docker コンテナでの Web テストおよび AI ベースの Web テストの実行を参照してください。 |
Digital Lab クラウド・ブラウザの機能強化 |
Digital Lab クラウド・ブラウザでのテストの実行時に、新しい機能を利用できるようになりました。
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GUI テストの機能拡張
このバージョンでは、GUI テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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静的なプログラム的記述における正規表現以外の値 |
静的なプログラム記述内のプロパティと値のペアごとに、値を正規表現として扱うかリテラル文字列として扱うかを指定できます。
詳細については、静的なプログラム的記述を参照してください。 |
ファイル内容チェックポイント |
ファイル内容チェックポイントを使用して、生成されたファイルのパラメータ化された内容とソース・ファイルの内容を比較する場合:
ファイル内容チェックポイントを参照してください。 |
Java テスト: 文字列プロパティの取得可能な長さの拡張 |
より長い文字列プロパティを Java オブジェクトから取得できるようになりました。
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WPF DevExpress テスト |
WpfDXGrid テスト・オブジェクトは、次の新しいメソッドをサポートしています。
『Object Model Reference for GUI Testing』の WpfDXGrid オブジェクトを参照してください。 |
ABBYY OCR エンジンのアップグレード |
新しい ABBYY OCR エンジンが使用されるようになりました。このエンジンはテキストをより正確に認識します。 この変更によって、既存のテストでのテキスト認識に影響を与える可能性があります。必要に応じて、テキスト認識設定を調整してください。[プレビュー]表示枠を使用して、テキスト認識が最適になるようにさまざまな設定を試すことができます。テキスト認識の設定を参照してください。 |
モバイル・テストの機能拡張
このバージョンでは、モバイル・テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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Device.Pan メソッド |
モバイル・アプリのテストで、Pan メソッドがデバイス・レベルでサポートされるようになりました。これにより、開始点から終了点まで、指定した速度でパン操作を自動化できます。Device.Pan は、Android と iOS の両方のデバイスでサポートされています。 『Object Model Reference for GUI Testing』の Device.Pan メソッドを参照してください。 |
オートメーション・スクリプトで Digital Lab に接続 |
新しい DLConnection オブジェクトとオブジェクトのプロパティを使用して、オートメーション・スクリプトから直接 ValueEdgeDigital Lab、UFT Digital Lab、または Digital Lab Lite for Local Devices への接続を設定できるようになりました。 『Automation Object Model Reference』の DLConnection オブジェクトを参照してください。 |
API テストの機能拡張
このバージョンでは、API テスト向けに以下の更新が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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SFTP のサポート |
FTP アクティビティを使用して、セキュア FTP(SFTP)サーバへのファイルのアップロードなど、SFTP 関連の手順を実行するアプリケーションの機能をテストできるようになりました。 標準アクティビティの例を参照してください。 |
Linux Docker コンテナでの API テスト |
新しい Linux ベースの軽量 Docker イメージを使用して API テストを実行できるようになりました。このイメージには、UFT One のランタイム・エンジンのインストールのみが含まれています。 Docker コマンドを使用してライセンスをインストールし、API テストを実行します。 Docker コンテナでのテストの実行を参照してください。 |
CI-CD プラグインの機能拡張
このバージョンでは、CI-CD サーバを使用する場合、次の更新が提供されます。
CI-CD サーバ | 機能拡張 |
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Bamboo |
Bamboo プラグインのバージョン 23.3 をインストールすると、UFT One File System Execution タスクで次の機能強化を利用できます。
ローカル・テストの実行を参照してください。 |
Jenkins |
UFT One の Jenkins プラグインは頻繁に更新されます。「OpenText Application Automation Tools」ページで、最新バージョンをダウンロードして新機能を確認してください。 |
GitHub Actions |
GitHub Actions から UFT One テストを実行できるようになりました。 |
オートメーション・オブジェクト・モデル(AOM)の機能拡張
このバージョンでは、AOM で以下の作業を自動化できるようになりました。
機能拡張 | 説明 |
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クラウド・ブラウザでテストするための設定の構成 |
クラウド・ブラウザ上で Web アプリケーションをテストするための記録と実行環境設定を構成します。 『Automation Object Model Reference』の CloudBrowser オブジェクトを参照してください。 |
アクションまたは API テストの呼び出しの削除 |
アクションまたは API テストの呼び出しをアクションまたはテストから削除します。 『Automation Object Model Reference』の「Action Object」と「Test Object」で説明されている RemoveAction メソッドと RemoveAPITest メソッドを参照してください。 |
呼び出された API テストを別の API テストに置き換え |
アクションまたはテストから呼び出された API テストを別の API テストに置き換えます。 『Automation Object Model Reference』の「Action Object」と「Test Object」で説明されている ReplaceAPITest メソッドを参照してください。 |
相対パスの使用の設定 |
絶対パスを使用するか、相対パスを使用するか、テストにリソースを追加する際にプロンプトを表示するかを UFT One に指示します。 『Automation Object Model Reference』の ResourcePathType プロパティを参照してください。 |
使いやすさの向上と修正
このバージョンでは、次のような使いやすさの向上と修正が行われています。
機能拡張 | 説明 |
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未使用オブジェクトの削除 |
[オブジェクト リポジトリ]ウィンドウの[未使用オブジェクトの削除]ボタンを使用して、ローカル・オブジェクト・リポジトリをクリーンアップし、ほとんど使用されていないオブジェクトを削除できます。 未使用オブジェクトの削除を参照してください。 |
Test Batch Runner |
コマンド・ラインからテスト・バッチを実行する場合、-result オプションを使用して、実行結果の保存場所を指定できるようになりました。 コマンド・ラインを使用したテスト・バッチの実行を参照してください。 |
複数のドキュメントまたはリソースを一度に開く |
UFT One で既存のドキュメントまたはリソースを開いたり追加したりするときに、ファイル・システムから複数のアイテムを選択して、一度に開くことができます。 [<ドキュメント>/<リソース> を開く]/[新規<ドキュメント>/<リソース>]/[<ドキュメント>/<リソースの保存]/[<ドキュメント>/<リソース>の追加]ダイアログ・ボックスを参照してください。 |
標準設定のブラウザで HTML レポートを開く |
レポートの左上隅にある[標準設定のブラウザで開く 実行結果の使用を参照してください。 |
OIC からのテスト・オブジェクトの検索 |
[オブジェクト認識センター]ウィンドウで[オブジェクトの検索 オブジェクト・リポジトリ内のオブジェクトの特定を参照してください。 |
非表示の NBSP 文字を削除 |
UFT One の外部からエディタにコードをコピーすると、GUI テスト、コンポーネント、または関数ライブラリに非表示の NBSP 文字が挿入されることがあります。このような誤ったスペース文字は、原因不明の構文エラーの原因になります。右クリック・メニューから[非表示のNBSP文字を削除]を選択することで、ドキュメントからこれらの文字を削除できます。 非表示の NBSP 文字を削除を参照してください。 |
反復の実行ステータスの取得 |
Reporter.CurrentActionIterationStatus プロパティまたは Reporter.CurrentTestIterationStatus プロパティを使用して、実行セッション内のアクションまたはテストの現在の反復の実行ステータスを取得できます。 『Object Model Reference for GUI Testing』の Reporter オブジェクトを参照してください。 |
UFT Developer 用の Node.js バージョン |
Node.js は、UFT One インストールに UFT Developer 機能を含めるための前提条件です。 この前提条件に Node.js 18.19.0 または Node.js 20 を使用できるようになりました。 OpenText Functional Testing 関連の追加インストールを参照してください。 |
サポートされているテクノロジのバージョン
以下のバージョンのテクノロジとブラウザがサポートされるようになりました。
新しいテクノロジ・バージョン
テクノロジ | サポートされているバージョン |
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AG Grid | 30.0.0 |
AutoPass | 2023.05、2023.06、23.4 |
Bamboo server |
9.2.x |
ExtJS |
7.6.0 |
Git | 2.40.1 |
Java | Java Extensibility が、Eclipse 4.16 上の Java 8 以降でサポートされるようになりました。 |
SAP |
注:サポートされている最新のパッチを使用することをお勧めします。既知の問題については、既知の問題 - Windows ベース SAPを参照してください。 |
Stingray |
Stingray 13 - 64 ビット・アプリケーションのサポート |
TortoiseSVN | 1.14.5 |
新しいブラウザ・バージョン
ブラウザ | サポートされているバージョン |
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Google Chrome |
112-118 |
Microsoft Edge(Chromium ベース) |
111-118 |
Mozilla Firefox |
111-118 |
廃止予定のバージョン
次のテクノロジおよびバージョンは、次回リリースで廃止される予定です。
テクノロジ | 廃止予定のバージョン |
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レガシ Edge ブラウザ |
Microsoft がレガシ Edge をサポートしなくなったため、UFT One でレガシ Edge の使用がサポートされなくなります。 |
Node.js | Node.js 16 がサポートされなくなったため、UFT One インストールに UFT Developer 機能を含める場合、Node.js 18.19.0 が最小バージョンとして必要になります。 |
詳細については、サポート・マトリクスを参照してください。
ローカライズの更新情報
このバージョンは次の言語で提供されています。
英語、フランス語、ドイツ語、日本語、簡体字中国語。
その他の参照項目: