ステップ・ジェネレータ・ダイアログ・ボックス

関連:GUI テストとスクリプト GUI コンポーネント

概要

このダイアログ・ボックスでは,テスト・オブジェクト・メソッド(テストの場合のみ),ユーティリティ・オブジェクト・メソッド,または関数呼び出しを使用して,操作を実行するステップを追加できます。

オプション 説明
アクセス方法

このダイアログ・ボックスは,次の画面からアクセスできます。

  • キーワード・ビュー

  • エディタ

  • 関数ライブラリ

  • ActiveScreen

ダイアログ・ボックスを開くには,次の手順を実行します。

  1. ドキュメント表示枠で,GUI テストまたはアクションにフォーカスがあることを確認します。

  2. ステップを挿入する位置を選択し,次のいずれかを実行します。

    • 右クリックして[ステップの挿入]>[ステップ ジェネレータ]を選択するか,[ステップの挿入]>[ステップ ジェネレータ]を選択します。

    • F7 を押します(ActiveScreen ではこのキーは使用できません)。

    • [デザイン]>[ステップ ジェネレータ]を選択します。

重要な情報
  • ステップ・ジェネレータには,現在選択されているステップまたは関数に関する情報が表示されますが,ステップ・ジェネレータで選択を行うとテストに新規ステップまたは関数が追加されます。既存のステップまたは関数に変更を加えることはできません。

  • ステップ・ジェネレータでは,オブジェクトを返す操作を追加する場合,テストの代入で Set ステートメントが見つからないと,実行セッションが失敗します。

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ユーザ・インタフェースの一般的な要素

UI 要素 説明
カテゴリ

追加するステップのタイプ。次のオプションを使用できます。

  • テストオブジェクト:ステップのテスト・オブジェクトおよび操作を選択できます(テストの場合のみ)。詳細については,[テスト オブジェクト]カテゴリを参照してください。

  • ユーティリティ・オブジェクト:ステップのユーティリティ・オブジェクトおよび操作を選択できます。詳細については,[ユーティリティ オブジェクト]カテゴリを参照してください。

  • 関数:ライブラリ関数(テストの場合のみ),VBScript 関数,内部スクリプト関数から,ステップの関数を選択できます。詳細については,[関数]カテゴリを参照してください。

オブジェクト

利用可能なオブジェクトのリスト。リストの内容は,[カテゴリ]リスト・ボックスで選択したオブジェクトのタイプによって異なります。

注: 選択した[カテゴリ]値が[テスト オブジェクト]または[ユーティリティ オブジェクト]の場合に使用できます。

ライブラリ

操作]リストに表示する関数の種類。取り得る値:

  • すべてステップ・ジェネレータを開いた範囲内の関連するすべての関数が表示されます。

  • ライブラリ関数:アクションのテストに関連付けられている関数ライブラリで定義されている関数をすべて表示します(この操作を実行できるのは,アクションからステップ・ジェネレータを開いた場合のみです)。

  • 組み込み関数:VBScript 言語の一部となっているすべての関数が表示されます。

  • ローカル・スクリプト関数:ステップ・ジェネレータを開いたアクションまたは関数ライブラリ内で定義されているすべての関数が表示されます。

注: 選択した[カテゴリ]値が[関数]の場合に使用できます。

操作

オブジェクトの場合:選択したオブジェクト・タイプで実行できる操作を,アルファベット順に表示します。

関数の場合:選択したライブラリ・タイプで使用できる関数を,アルファベット順に表示します。

引数

選択した操作で指定できる引数のリストです。

[引数]>[名前]

選択した操作の引数の名前です。

[引数]>[タイプ]

選択した操作の引数値のタイプです。

[引数]>[値]

選択した操作の引数の値です。次のルールに従って,引数値を指定します。

  • 必須引数:引数名の後にアスタリスク(*)が表示される場合,引数の値を指定する必要があります。すべての必須の引数に対して値が定義されていない場合は,ステップを挿入したり,ステップのドキュメントを表示したりすることはできません。

  • 任意引数:引数の名前の後にアスタリスク(*)がない場合は,引数の値を指定するか,セルを空白のままにすることができます。値を指定しなかった場合,OpenText Functional Testing は標準設定の値を使用します(セルの上にポインタを置くと,標準設定値が表示されます)。

  • 必要な引数:任意引数に対して値を指定した場合は,この引数の前に表示されているすべての任意引数に対しても値を指定する必要があります。値を指定しないと,OpenText Functional Testing は必要な引数すべてに標準設定値を使用します。各引数の標準設定値はツールヒントに表示されます。[]カラム上にポインタを置くと,表示されます。

  • パラメータ化された引数:パラメータ化ボタンをクリックすると,引数の値にパラメータを使用できます。詳細については,[値設定オプション]ダイアログ・ボックスを参照してください。

  • 定義済み定数:引数の値リストが事前に定義されている場合,使用可能な値がドロップダウンリストで表示されます。値のリストが提供されない場合は,このボックスに値を手動で入力できます。

戻り値

操作の戻り値の保存先(戻り値がある場合)。保存オプションの詳細は,[保管場所オプション]ダイアログ・ボックスを参照してください。

ステップについてのコメント(キーワード・ビュー)

現在のステップのサマリ情報。次のオプションを使用できます。

  • カテゴリが[テスト オブジェクト]または[ユーティリティ オブジェクト]の場合,[ステップについてのコメント]ボックスには,ステップで実行された操作が表示されます。テストにステップを挿入すると,この内容はキーワード・ビューの[注釈]カラムに表示されます。

    注: [必須引数]と[必要な引数]の値の中に,定義されていない値がある場合,[ステップについてのコメント]ボックスに警告メッセージが表示されます。

  • 関数]カテゴリを選択した場合,ユーザ定義関数については,関数の定義時に指定したステップの注釈を利用できます。詳細については,ユーザ定義関数の作成と使用を参照してください。

生成されたステップ(エディタ/関数ライブラリ)

ステップで定義されたステートメント。操作に対して,必須の引数値がまったく定義されていない場合は,未定義の引数の名前が太字のテキストで強調表示されます。ステップを挿入しようとすると,エラー・メッセージが表示されます。

例:

別のステップを挿入する

現在のステップを挿入し,同じ位置に続けてステップを追加します。[OK]ボタンが[挿入]に変わります。

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[テスト オブジェクト]カテゴリ

    注:
  • 新しいステップのオブジェクトは,テスト内で現在選択しているステップのコンテキストで選択できます。また,オブジェクト・リポジトリまたはアプリケーションから任意のオブジェクトを選択することもできます。

  • テスト・オブジェクトの操作を選択した後は,関連する引数値を定義できます。

  • ネイティブ操作を選択した状態で[操作ヘルプ]ボタンをクリックすると,選択したテスト・オブジェクトに関するObject Model Referenceヘルプ・トピックが開きます。特定のネイティブ操作の詳細については,テスト対象の環境またはアプリケーションのドキュメントを参照してください。

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

オブジェクト

現在選択されているステップと同じ階層レベルと位置にあるオブジェクト・リポジトリがすべて表示されます。

注: オブジェクト名はアルファベット順に表示されます。

オブジェクトの選択:オブジェクト・リポジトリまたはアプリケーションから任意のオブジェクトを選択できます。詳細については,[テスト オブジェクトの選択]ダイアログ・ボックスを参照してください。

テスト・オブジェクト操作

テスト・オブジェクトで実行できる OpenText Functional Testing 操作。

ネイティブの操作

オブジェクトの作成者が定義した,アプリケーション内のオブジェクトの操作。

注:  

  • 選択したオブジェクトのネイティブ操作を OpenText Functional Testing が取得できない場合は,[ネイティブの操作]オプションは使用できません。

  • ネイティブ操作を選択した場合,ステップ・ジェネレータは .Object 構文を使用したステップを挿入します。Object プロパティを使用する方法については,ネイティブ・プロパティ/ネイティブ操作を参照してください。

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[ユーティリティ オブジェクト]カテゴリ

このオプションを使用して,テストに挿入するユーティリティ・オブジェクトを指定します。

注: ユーティリティ・オブジェクトの詳細については,Object Model Referenceの「Utility Objects」の項を参照してください。

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

オブジェクト

利用可能なユーティリティ・オブジェクトのリスト。

注: 前記の画像には,キーワード・ビューからステップ・ジェネレータを開いたときに利用可能なユーティリティ・オブジェクトのリストが表示されています。[エディタ]からステップ・ジェネレータを開くと,ほかにも多数のユーティリティ・オブジェクトが表示されます。アドインがロードされている場合は,アドイン用の追加のユーティリティ・オブジェクトがリストに表示されることがあります。

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[関数]カテゴリ

注: 組み込みの VBScript 関数の詳細については,Microsoft の VBScript Reference またはObject Model Referenceを参照してください。

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

ライブラリ

関数タイプのリスト。次のオプションを使用できます。

  • すべて利用可能なすべての関数およびタイプから,関数を選択できます。

  • ライブラリ関数:テストに関連付けられている関数ライブラリから関数を選択できます(テストの場合のみ)。関連付けられた関数ライブラリの定義と使用法の詳細については,関連付けられた関数ライブラリを参照してください。

  • 組み込み関数:OpenText Functional Testing でサポートされる標準の VBScript 関数を選択できます。

  • ローカル・スクリプト関数:現在のアクションまたは関数ライブラリで直接定義されているローカル関数を選択できます。

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