既知の問題 - OpenText Application Quality Management の使用
このトピックでは,OpenText Application Quality Management を使用しているときの既知の問題について説明します。
Windows セキュリティの問題
Windows 2012 のセキュリティ設定によって,OpenText Functional Testing 関連のインストール(パッチのインストールなど)や ALM プロジェクトへの接続(直接または OpenText Functional Testing から)が妨げられることがあります。
これは,UAC(ユーザ・アカウント制御)オプションがオンになっており,まだ ALM プロジェクトに接続したことがない場合に起きます(該当する場合)。
回避策:UAC オプションを一時的にオフにします。
前述の手順で UAC オプションを無効にした後,必要なインストールや OpenText Application Quality Management への接続を通常どおりに実行します。作業が完了したら,ユーザ・アカウント制御(UAC)オプションを再びオンにします。
Windows Server マシンでの OpenText Application Quality Management への接続
OpenText Functional Testing から,OpenText Application Quality Management でテストを実行する ALM に接続するには,Windows サーバ・マシンの管理者権限が必要です。
次のいずれかを実行します。
- OpenText Functional Testing のインストール後すぐに,管理者権限を使用して OpenText Application Quality Management に接続します。
- OpenText Functional Testing から接続する前に,Internet Explorer または ALM Explorer を使用して OpenText Application Quality Management に接続します。これにより,管理者権限を使用して ALM クライアントを Windows サーバにダウンロードできます。
OpenText Application Quality Management 認証
オプション | 説明 |
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ALM プロキシ資格情報の設定 |
サーバ・マシンとクライアント・マシン間で基本認証付きのフォワード・プロキシがある場合,初めて ALM プラットフォームに接続する前に,各 ALM クライアントは WebGate のカスタマイズ・ツールを使用してプロキシ資格情報を設定する必要があります。 WebGate を実行しないと,接続できない場合や,資格情報を複数回入力しなければならない場合があります。 ツールを実行するには,次の手順を実行します。
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ログインに使用されるデフォルトのブラウザ |
SSO 認証を必要とする,バージョン 15.51 以降の ALM サーバに接続する場合,認証で標準設定の Web ブラウザが使用される可能性があります。 標準設定のブラウザが OpenText Application Quality Management でサポートされていない場合は,この問題を回避することをお勧めします。 認証ブラウザを独自に設定するには,WebGate Customization Tool を使用します。詳細については,「WebGate Customization Tool の Readme」を参照してください。 |
認証の設定を必要とする ALM サーバからのテストの実行
オプション | 説明 |
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認証の構成 |
認証を構成する必要がある ALM サーバから OpenText Functional Testing テストを実行するには,関連する Webgate Customization Tool を ALM サーバからダウンロードする必要があります。 たとえば,SSO を使用して OpenText Application Quality Management に接続するときに,Webgate Customization Tool が必要になります。 Webgate Customization Tool は,次の場所からダウンロードします。http(s)://<ALM サーバ>:<ALM ポート>/qcbin >[Tools]>[WebGate Customization] Webgate Customization Tool UI を使用して認証を構成するか,コマンド・ラインから認証をサイレントに構成します。詳細については,Webgate Customization Tool のダウンロードに含まれている Webgate Customization Tool Readme を参照してください。 注: SSO 認証を必要とする ALM サーバを使用する場合は,資格情報として ALM API キーを使用する必要があります。 |
テストの実行 |
OpenText Functional Testing マシンに SSO 資格情報がインストールされていない場合,SSO を使用する ALM サーバで OpenText Functional Testing から ALM テストを実行することはできません。 |
サーバ側の実行 |
SSO を使用する ALM サーバでサーバ側の実行を使用して OpenText Functional Testing から ALM テストを実行するには,まず次の手順を実行する必要があります。
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ALM サーバの切り替え
ALM サーバに接続したときに別のサーバに接続する場合は,最初の ALM サーバから切断し,OpenText Functional Testing を再起動してから 2 番目のサーバに接続します。
Run Results Viewer から OpenText Application Quality Management への不具合の追加
ALM 15.x と Windows 10 以降を使用している場合,Run Results Viewer から ALM クライアントに不具合を追加するには,次の手順を実行します。
- 管理者として ALM クライアントを起動します。
- 次の URL で ALM クライアントを登録します。
<ALM サーバ>/start_a.jsp?common=true
OpenText Application Quality Management に保存されているドキュメント
オプション | 説明 |
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ロックされた ALM アセット |
OpenText Application Quality Management からアセットを開いたときに OpenText Functional Testing が突然終了する場合,アセットが 15 分以上ロックされている可能性があります。 場合によっては,OpenText Functional Testing を再び開いてテストを再び開けることもありますが,テストを保存しようとすると,テスト・エンティティがすでに自分自身によってロックされているというエラー・メッセージが表示されます。 回避策:15 分以上待ってからもう一度実行してください。 |
テスト/コンポーネントの名前の変更 |
OpenText Application Quality Management でテストまたはコンポーネントの名前を変更すると,テストまたはコンポーネントが正しく動作しないことがあります。 回避策:テストまたはコンポーネントの名前を変更するには,OpenText Functional Testing でテストまたはコンポーネントを開き,[名前を付けて保存]オプションを使用します。 すでに OpenText Application Quality Management でテストまたはコンポーネントの名前を変更した場合は,[名前の変更]オプションを再度使用して古い名前に戻し,その後 OpenText Functional Testing で[名前を付けて保存]オプションを使用します。 OpenText Functional Testing でテスト・パラメータの名前を変更すると,OpenText Application Quality Management で設定済みの実行時パラメータの値はすべて失われます。 |
OpenText Application Quality Management からのチェックアウト |
OpenText Application Quality Management に保存されたテストまたはビジネス・コンポーネントの場合,アプリケーション内からチェックアウトを実行しても,現在のテストについては OpenText Functional Testing に反映されません。テストまたはビジネス・コンポーネントにまだチェックインしていると表示されます。 回避策:OpenText Functional Testing でテストを閉じてから再度開きます。 |
テストをローカル保存するときの結果 | OpenText Application Quality Management に保存されている GUI テストを開いて,[ファイル]>[名前を付けて保存]を使用してローカルに保存する場合,[実行結果を保存する]オプションはサポートされません。 |
OpenText Application Quality Management に保存されている QuickTest のテスト
テストが OpenText Application Quality Management に保存されていて,QuickTest の 9.5 より古いバージョンで最後に変更されたものである場合,テストは読み取り専用モードで開きます。
このテストを編集するには,QuickTest Asset Upgrade Tool for OpenText Application Quality Management(QuickTest 11.00 インストール DVD に収録)を使用して QuickTest 11.00 にアップグレードする必要があります。
OpenText Application Quality Management に保存されているドキュメントのソリューションへの追加
1 つのソリューションに複数のテスト・ドキュメントが保存されている場合,それぞれを別の ALM プロジェクト,ドメイン,サーバに保存することはできません。
非 Unicode ALM プロジェクトの使用
OpenText Application Quality Management では非 Unicode プロジェクトをサポートします。Unicode に対応していない ALM プロジェクトを使用する場合は,次の点に注意してください。
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Unicode は使用しないでください(テストまたはコンポーネントの名前,アプリケーション領域の名前,テスト,アクションまたはコンポーネントのパラメータの標準設定値,メソッド引数の値など)。
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OpenText Application Quality Management から OpenText Functional Testing に渡されたデータ(テストやアクションまたはコンポーネント・パラメータの値など)は Unicode に対応していません。
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Unicode の文字を含む OpenText Functional Testing の結果は,ALM の結果グリッドで破損しているように見えることがあります。ただし,OpenText Functional TestingRun Results Viewer で Unicode の文字を含む結果を開いて表示することができます。
OpenText Functional Testing での Unicode に関する問題の詳細については,既知の問題 - 多言語アプリケーションを参照してください。
テスト・パラメータのリンク
テスト・パラメータのリンク | 説明 |
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OpenText Application Quality Management の AUT パラメータへのリンク |
テスト・パラメータを OpenText Application Quality Management で定義された AUT パラメータにリンクしようとする場合,[ALM アプリケーション パラメータの選択]ボタンは表示されません。 回避策: ALM クライアントを共通登録モードでインストールします。Internet Explorer で次の URL を使用してください。http://<ALM サーバの URL>:8080/qcbin/start_a.jsp?Common=true |
API テスト:ALM データ・テーブルにリンクされたテスト・パラメータ |
OpenText Application Quality Management から API テストを実行する場合,OpenText Application Quality Management に格納されているデータ・テーブルに(OpenText Application Quality Management 内で)リンクされているテスト・パラメータの使用はサポートされません。 回避策:
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GUI テスト:データ・テーブル内のパラメータ名
Global データ・テーブル内のパラメータ名が外部データ・テーブル内のパラメータ名と同じ場合,他のデータ・テーブル・パラメータにマッピングされるデータ・テーブル・パラメータを使用してテスト設定を実行すると,予期しない結果が生じます。
Example:
Global データ・テーブル・パラメータが Login および Password で,
外部データ・テーブル・パラメータが Login,Password,Login_localized,Password_localized である場合,
Login から Login_localized,Password から Password_localized にマッピングされるテスト設定を実行すると,予期しない結果が生じます。
回避策:外部データ・テーブルを複数のテーブルに分割します。
GUI テスト:パラメータの名前の変更
OpenText Functional Testing で OpenText Functional Testing テスト・パラメータの名前を変更すると,OpenText Application Quality Management で設定済みの実行時パラメータの値はすべて失われます。
API テスト:ライセンスの変更
ALM プロジェクトへの接続中に,API テストの利用可能なライセンスを変更しても,OpenText Application Quality Management では元のライセンスを使用し続けます。
回避策:ALM プロジェクトからログアウトし,Internet Explorer を再起動します。
リソースと依存関係
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リソースを OpenText Application Quality Management に保存したとき(OpenText Functional Testing から,または ALM テスト・リソース・モジュールで[アップロード]オプションを使用して),リソース・ファイルのファイル名にカンマが含まれている場合,リソースは正常に保存されたように見えますが,ファイルは実際には ALM サーバにはアップロードされません。
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GUI テストの場合:データ・テーブルに関連付けられている外部アクションの呼び出しを挿入し,そのデータ・テーブルが OpenText Application Quality Management のテスト・リソース・モジュールで名前を変更または移動された場合,OpenText Functional Testing は元の場所でそのデータ・テーブルを検索します。
回避策:ファイルを保存して閉じ,改めて開きます。
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リソースおよび依存関係モデルを使用していて,名前を変更するアクションの含まれているテストが OpenText Application Quality Management のテスト計画モジュールに保管されている場合は,内部(標準)アクション名が必ず[使用元]タブ([アクションのプロパティ]ダイアログ・ボックス)に表示されます。アクションの名前を変更しても,これは同様です。
OpenText Application Quality Management への接続
オプション | 説明 |
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OpenText Application Quality Management からの OpenText Functional Testing テストの実行 |
Windows 10 以降の環境で,OpenText Application Quality Management から OpenText Functional Testing でテストを実行する場合,Internet Explorer(または Edge の IE モード)を実行する ALM サーバに管理者権限で接続し,次の URL 形式を使用する必要があります。 http://myserver:8080/qcbin/start_a.jsp?common=true |
その他の参照項目: