VuGen およびプロトコルの新機能

このトピックでは,バージョン 2023 の VuGen および VuGen プロトコルの新機能と機能強化について説明します。

新機能のビデオ

VuGen バージョン 2023 に含まれる新しい機能のいくつかについて説明します。

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ユーザ・エクスペリエンス

このリリースには,ユーザ・エクスペリエンスとユーザ・インタフェースに対する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
WinInet 再生エンジン

WinInet 再生エンジンを使用してスクリプトを再生する場合,実行環境設定の[HTTP 要求受信タイムアウト]で,(0 ~ 30 秒のタイムアウトに加えて)30 秒を超えるタイムアウトがサポートされるようになりました。

詳細については,「[基本設定]ビュー -[インターネット プロトコル]」を参照してください。

ホスト ID コマンド・ライン・ツール

新しいコマンド・ライン・ツールを使用して,コマンド・ラインからホスト ID を生成できるようになりました。

詳細については,「追加のコンポーネントとアプリケーション」を参照してください。

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プロトコル

このリリースには,プロトコルに関する次の更新が含まれています。

領域機能強化
TruClient

TruClient スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • Chromium ブラウザのサポートがバージョン 108 に更新されました。
  • TruClient Internet Explorer スクリプトを記録,開発することはできなくなりました。既存の TruClient IE スクリプトは引き続き Controller シナリオで実行できますが,将来の LRP バージョンでサポートが終了する予定です。

  • 各種セキュリティ更新。

詳細については,TruClient ヘルプセンターを参照してください。

DevWeb

DevWeb スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • 拡張されたペーシング・オプションを使用して,DevWeb スクリプトの反復を実行できます。固定値またはランダム値を使用して,遅延または間隔のペーシングを定義できるようになりました。詳細については,「DevWeb の実行環境設定」を参照してください。

  • [スナップショット]ペインからスクリプトに抽出オブジェクトを追加すると,VuGen は選択されたテキストの元のファイル・タイプを評価し,XML や JSON などの適切な抽出オブジェクトをスクリプトに挿入します。詳細については,「スナップショットのアクション」を参照してください。

  • テキスト・チェック抽出オブジェクトで failOn オプションを使用する場合,抽出オブジェクトの結果としてエラーが発生すると,DevWeb はスナップショット・ファイルにエラーを追加します(ログ・レベルを Error 以上に設定する必要があります)。詳細については,「DevWeb JavaScript SDK」を参照してください。

Web - HTTP/HTML

Web - HTTP/HTML スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • SSL 接続を使用してポート・マッピングで記録する場合,ClientHello メッセージにカスタムの Server Name Indication(SNI)を設定できます。詳細については,「SNI の設定」を参照してください。
  • スクリプトの実行環境設定で,スクリプトの実行時に特定の HTTP コードをエラーではなく警告として処理することを定義できるようになりました。詳細については,「Web 設定」を参照してください。
.NET+

.NET+ スクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • VuGen エディタでコードのオートコンプリートがサポートされるようになりました。

  • .NET+ 実行環境設定に[共有ライブラリ]ページが追加され,ローカルにコピーされない参照 DLL のパスを追加できるようになりました。

  • インストールされた .NET 6 SDK が,内部ロジックによって自動的に識別されるようになりました。

詳細については,「.NET+ プロトコル」を参照してください。

Citrix ICA

Citrix プロトコルのスクリプトに対する次の更新が含まれています。

  • このリリースでは,一意のウィンドウ ID に基づいてウィンドウを移動またはサイズ変更する新しい API: ctrx_window_move_by_idctrx_window_resize_by_idが追加されました。
  • ctrx_sync_on_text_ocr および ctrx_sync_on_bitmap APIに新しい WaitFor パラメータが追加されました。
  • ウィンドウ処理 API で子ウィンドウがサポートされるようになりました。

詳細については,VuGen 関数リファレンスの 「Citrix ICA Vuser Functions(CTRX)」を参照してください。

RDP

RDP プロトコルで,スクリプトの記録での SSL および CredSSP セキュリティがサポートされるようになりました。

詳細については,「RDP スクリプトのセキュリティ・レベル」を参照してください。

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クラウド

このリリースには,クラウドに関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
Citrix プロトコル

Microsoft Azure にインストールされたサービスを使用して,Citrix クラウド(DaaS)環境で Citrix プロトコルのスクリプトを記録できるようになりました。

詳細については,「Citrix 環境の設定」を参照してください。

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統合とエコシステム

このリリースには,統合とエコシステムに関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
LRE 統合

LoadRunner Enterprise との統合に,組み込みブラウザではなく,標準設定のブラウザで SSO ログインを実行するオプションが追加されました。

詳細については,「LRE への接続」を参照してください。

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最新化

このリリースには,最新化のための次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
Visual Studio

VuGen で Microsoft Visual Studio 2022 IDE がサポートされるようになりました。

Visual Studio 2022 セットアップ・パッケージは,基本アドインと開発者向けアドインの両方で利用可能で,最新の VS IDE で仮想ユーザ・スクリプトとユニット・テストを作成および実行することができます。

詳細については,「追加のコンポーネントとアプリケーション」を参照してください。

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セキュリティとインフラストラクチャ

このリリースには,セキュリティとインフラストラクチャに関する次の機能強化が含まれています。

領域機能強化
OpenSSLVuGen で OpenSSL 3.0 がサポートされるようになりました。

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関連項目: