引数を変化させるためのパラメータの使用
パラメータを使用すると,より現実的なスクリプトを作成できます。ステップ引数または[JavaScript を評価]ステップに毎回同じ値を渡す代わりに,渡す値のリストを作成します。負荷テストが実行されると,リストからさまざまな値が取得されます。「記述子」のプロパティ値にもパラメータを使用できます。
パラメータの名前は,各行に値が含まれるファイルを指します。パラメータ定義では,新しい値の使用をいつ開始するか,およびリスト内の値を使用する順序を定義します。
このトピックの内容:
パラメータの管理
パラメータの管理とパラメータ値の設定には,VuGen インタフェースを使用します。VuGen でのパラメータ管理の詳細については,「パラメータ化」を参照してください。
スクリプトを記録した後,TruClient 開発ウィンドウから既存の引数値をパラメータに直接変換できます。詳細については,「引数値のパラメータへの変換」を参照してください。
別の方法として,Virtual Table Server(VTS)を使用して,単一の値セットから複数の仮想ユーザにパラメータ値を割り当てることもできます。詳細については,「TruClient スクリプトでの VTS の使用」を参照してください。
引数値としてのパラメータの使用
ステップ・エディタでは,引数値として使用するパラメータを選択できます。
パラメータを引数値として使用するには,次の手順を実行します。
- ステップの[引数]領域のフィールドを選択します。
-
引数タイプの矢印をクリックし,[パラメータ]を選択します。
値がクリアされ,使用するパラメータの名前を入力できるようになります。
-
使用するパラメータの名前を入力します。
スクリプトを実行すると,TruClient はステップ引数で定義されたパラメータの値を評価します。
引数値のパラメータへの変換
引数値または引数値の一部をリテラル(テキスト形式または JavaScript コード)からパラメータ(既存のパラメータまたはその場で作成した新しいパラメータ)に変換できます。
引数値または引数値の一部をリテラルからパラメータに変換するには,次の手順を実行します。
-
ステップの[引数]領域のフィールドを選択します。
- 引数値の全体または一部を強調表示します。
-
右クリックして[選択内容から新規パラメータを作成]または[選択内容をパラメータで置き換え]を選択します。
-
[選択内容をパラメータで置き換え]を選択するとリストが表示されます。リストからパラメータを選択します。
[選択内容から新規パラメータを作成]を選択した場合は,新しいパラメータの名前を入力し,[OK]をクリックします。
引数値のタイプがテキスト形式の場合,値全体(値の全体を選択したか,一部を選択したかに関係なく)が,選択または作成したパラメータの名前に置き換えられ,値のタイプが自動的にパラメータになります。
引数値のタイプが JavaScript コードの場合,選択された値のみが TC.getParam (“ParameterName”) に置き換えられ,値のタイプは JavaScript コードのままになります。
注: VuGen で新しいパラメータを表示するには,TruClient スクリプトを TruClient 開発ウィンドウに保存する必要があります。
-
再生中にパラメータ値を変更する方法とタイミングの設定
VuGen インタフェースを使用して,テスト中に各パラメータの値をいつどのように適用するかを設定します。別の方法として,スクリプトに 「TC.advanceParam(name)」 ステップを追加してパラメータ値を更新することもできます。
関連項目: