Test Execution Agent(TEA)

Test Execution Agent(TEA)を使用すると、Web クライアント から自動化テストの実行をトリガできます。

このトピックの内容:

TEA ホストと TEA ホスト識別子について

TEA ホストと TEA ホスト識別子の概要、TEA と Web クライアント の連携の仕組みについて簡単に説明します。

TEA ホスト

自動化テストの実行に使用されるテスト・マシンに TEA をインストールして設定します。TEA がインストールされたテスト・マシンが TEA ホストです。

TEA ホスト識別子

TEA は起動時に、毎回、TEA ホスト識別子をチェックします。識別子が無効な場合、または別の TEA ホストによって取得されている場合、認証は失敗します。1 つの識別子を、同時に複数の TEA ホストが使用することはできません。

TEA と Web クライアント の連携の仕組み

Web クライアント で自動化テストの実行を開始すると、Web クライアント はテスト・マシンが登録されているかどうか、および選択した自動化テストの実行をマシンがサポートしているかどうかを確認します。検証に合格すると、TEA はサーバから自動化テストを取得し、テスト・ホストに自動化テストを実行するように指示します。

サイト管理から TEA ホスト・サービスを監視できます。詳細については、TEA ホスト・サービスの監視を参照してください。

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TEA のワークフロー

次の手順は、TEA を使用して Web クライアント で自動化テストを実行する方法を示しています。

  1. TEA をダウンロードします。

    詳細については、TEA のダウンロードを参照してください。

  2. サイト管理でテスト・マシンの TEA ホスト識別子を作成します。この識別子は、初めて TEA を起動するときに、サーバでホストを認証するために使用されます。

    詳細については、TEA ホスト・サービスの監視を参照してください。

  3. start-agent.bat を実行して TEA を起動します。

    詳細については、TEA の起動を参照してください。

  4. Web クライアント から自動化テストの実行をトリガします。

    詳細については、テストの自動実行を参照してください。

  5. (オプション)TEA の設定を編集します。

    詳細については、(オプション)TEA の設定の編集を参照してください。

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TEA のダウンロード

TEA は、qcbin ページからダウンロードできます。

TEA をダウンロードするには、次の手順を実行します。

  1. qcbin ページ(http://<サーバ>:<ポート番号>/qcbin/)で、[ツール]リンクをクリックしてツール・ページを開きます。

  2. Test Execution Agent]リンクをクリックします。

  3. [TEST Execution Agent]ページの下部にある[Test Execution Agentのダウンロード]をクリックします。

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TEA の起動

Web クライアント から自動化テストを実行するには、まず、自動化テストを実行するテスト・マシンで TEA を起動します。

前提条件:

64 ビット版の JDK/JRE 17

TEA がインストールされているテスト・マシンに 64 ビット版の JDK/JRE 17 をインストールします。

注:TEA は 32 ビット JDK/JRE では動作しません。24.1 より前に TEA を使用していた場合は、24.1 にアップグレードした後、64 ビット JDK/JRE 17 をインストールする必要があります。そうしないと、TEA を起動できません。

64 ビット・クライアント・コンポーネントの登録

Client Registration ツールを使用して、テスト・マシンにクライアント(64 ビット)を登録します。詳細については、ツールを参照してください。

注:TEA は 32 ビット・クライアント・コンポーネントでは動作しません。24.1 より前に TEA を使用していた場合は、24.1 にアップグレードした後、64 ビット・クライアント・コンポーネントを登録する必要があります。そうしないと、TEA を起動できません。

API キーの作成

ユーザ(テスト・マシンの所有者)用の API キーを作成します。キーに関連付けられたユーザがプロジェクトに含まれていることを確認してください。API キー・クライアントと API キー・シークレットを書き留めます。

API キー認証の詳細については、API キー管理を参照してください。

証明書のインポート

これは、安全なプロトコルが使用される場合にのみ必要です。

jre/bin ディレクトリで次のコマンドを実行して、Java のキーストアに証明書をインポートします。

  • Oracle JDK

    keytool -import -keystore "{Java_home}\jre\lib\security\cacerts" -storepass
    changeit -keypass changeit -alias <file_alias> -file <file_name>
  • Open JDK

    keytool -keystore {Java_home}\jre\lib\security-importcert -file
    <certificate_file_name>-alias <file_alias> -storepass changeit -keypass changeit

{Java_home} は、64 ビット版の JDK/JRE をデプロイする場所です。

TEA を起動するには、次の手順を実行します。

  1. TEA をインストールしたディレクトリで、start-agent.bat を実行します。

  2. 次の情報を入力します。

    フィールド 説明
    Port TEA を実行する HTTP ポート番号。
    Server URL http://<server>:<port_number>/qcbin の形式のサーバの URL。

    API Key Client

    API Key Secret

    サーバへのアクセスに使用される API キーのクライアント ID とシークレット。

    Token

    ホストの登録に使用される TEA ホスト識別子。

    TEA ホスト識別子の詳細については、TEA ホスト・サービスの監視を参照してください。

    is shared (Y/N)

    次の 2 つのオプションがサポートされます。

    • YWeb クライアント で自動化テストをトリガするユーザは、誰でも TEA ホストを使用できます。

    • N:ホスト所有者のみが TEA ホストを使用できます。

    Java Bin java.exe ファイルが格納されている JDK(64 ビット)のインストール・パス。

TEA が正常に起動した後:

正常に起動した後、TEA は 1 分ごとに OpenText Application Quality Management に ping を送信します。自動化テストの実行時に、次のことを確認してください。

  • TEA コマンド・ウィンドウが開いている。

  • TEA の実行中にカーソルを移動しない。

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(オプション)TEA の設定の編集

TEA を初めて起動すると、次の 2 つの設定ファイルが自動的に作成されます。

TEA の設定を編集するには、ファイルを編集し、start-agent.bat を実行して TEA を再起動します。

ファイル 設定
agent.conf

このファイルでは次の情報を編集できます。

  • Port

  • Server URL

  • API Key Client と API Key Secret

  • Token

  • is shared

agent.ini このファイルでは Java Bin の設定を編集できます。

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トラブルシューティング

次の表に、TEA の使用時に発生する可能性のある問題とその解決方法を示します。

問題 解決策
OTA プラットフォームの存在と互換性の確認が失敗する。

この問題は、クライアント・コンポーネントを登録していないことが原因で発生する可能性があります。

Client Registration ツールを使用して、テスト・マシンにクライアント・コンポーネントを登録します。詳細については、ツールを参照してください。

TEA の起動が失敗し、「続行するには任意のキーを押してください」というメッセージが表示される。 コマンド・ラインを上にスクロールして、報告されたエラーがあるかどうかを確認します。エラーを修正し、TEA を再起動します。
コマンド・ラインでカーソルを削除した後に領域内をクリックしたため、TEA が ping を停止した。 コマンド・ラインで右クリックします。

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参照情報: