ごみ箱
不要なエンティティやエンティティ・フォルダをごみ箱に移動し、再利用したくなったときにいつでも元の場所に復元できます。
このトピックの内容:
ごみ箱の概要
ごみ箱は、ワークスペースを整理するための一時的な保管所として機能します。不要な項目をそこに保存しておき、作業が必要なときにいつでも復元することができます。
[ごみ箱]フォルダに移動された項目は削除されず、引き続きエンティティ・ツリーからアクセスできます。
エンティティまたはエンティティ・フォルダをごみ箱に移動すると、そのエンティティまたはエンティティ・フォルダは、削除するかごみ箱を空にするまでごみ箱内に残ります。
ごみ箱が利用可能な場所
ごみ箱は、テスト計画モジュールとテスト・ラボ・モジュールで利用できます。
[ごみ箱]フォルダについて
ごみ箱を使用する場合は、次のことを考慮します。
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[ごみ箱]フォルダは、常にエンティティ・ツリーの最上位の、Unattached フォルダの下にあります。
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[ごみ箱]フォルダは削除できません。
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フォルダ名、説明、添付ファイルなど、[ごみ箱]フォルダのプロパティは変更できません。
注: 「ごみ箱」という名前のフォルダがすでにある場合は、そのフォルダを保持することが可能です。その場合、この機能のために「ごみ箱_<数字>」という名前の新しいフォルダが作成されます。
前提条件
項目をごみ箱に移動したり、ごみ箱から項目を復元したりするには、リサイクルと復元のアクセス許可が必要です。
削除権限を持つユーザ・グループには、標準設定でリサイクルと復元のアクセス許可が付与されています。
詳細については、グループとアクセス許可の管理を参照してください。
注: [所有者のみ]チェックボックスは、リサイクルと復元のアクセス許可では機能しません。
項目のごみ箱への移動
1 つまたは複数のエンティティまたはエンティティ・フォルダをごみ箱に移動できます。
項目をごみ箱フォルダに移動するには、次の手順を実行します。
エンティティ・ツリーで、ターゲット・エンティティまたはターゲット・エンティティ・フォルダを選択します。
エンティティとエンティティ・フォルダの両方を同時に選択することはできません。
バージョン管理:
エンティティが他のユーザによってチェックアウトされている場合、そのエンティティをごみ箱に移動することはできません。
エンティティ・フォルダに他のユーザがチェックアウトしたエンティティが含まれている場合は、そのエンティティ・フォルダをごみ箱に移動できます。
選択した項目のいずれかを右クリックし、[ごみ箱に移動]を選択します。
項目がごみ箱フォルダに移動します。
エンティティ・フォルダを移動する場合、ごみ箱フォルダ内でフォルダ階層が保持されます。
注: 項目の名前がごみ箱内の既存の項目と同じ場合、新しく移動された項目は、「名前の変更_<数字>」というサフィックスを付けて名前が変更されます。この番号は 1 から始まり、同じ名前の項目がごみ箱に移動されるにつれて増加します。
ごみ箱に移動した項目については、ごみ箱内で現在のツリー構造を変更しない限り、項目を更新できます。次に例を示します。
項目の詳細を編集し、項目の名前を変更できます。
ごみ箱内の項目をコピーし、他のフォルダに貼り付けることができます。
ごみ箱内で項目を作成したり、移動したりすることはできません。
ごみ箱内で項目をコピーして貼り付けたり、他のフォルダからごみ箱に項目をコピーしたりすることはできません。
ごみ箱内の項目を切り取り、他のフォルダに貼り付けることはできません。
項目の復元
ごみ箱内の項目は、復元して作業できます。項目を復元すると、項目は元にあった場所の親フォルダに戻ります。
1 つまたは複数のエンティティまたはエンティティ・フォルダを復元できます。復元できるのは、[ごみ箱]フォルダの直接の子であるエンティティとエンティティ・フォルダのみです。
ごみ箱内の項目を復元するには、次の手順を実行します。
エンティティ・ツリーで、ターゲット・エンティティまたはターゲット・エンティティ・フォルダを選択します。
エンティティとエンティティ・フォルダを同時に選択することはできません。
バージョン管理:
エンティティが他のユーザによってチェックアウトされている場合、そのエンティティをごみ箱に移動することはできません。
エンティティ・フォルダに他のユーザがチェックアウトしたエンティティが含まれている場合は、そのエンティティ・フォルダを復元できます。
選択した項目のいずれかを右クリックし、[復元]を選択します。
ごみ箱を空にする
ごみ箱を空にすると、フォルダ内のすべての項目が完全に削除されます。
前提条件:
ごみ箱を空にするには、削除権限が必要です。
ごみ箱を空にするには
エンティティ・ツリーで[ごみ箱]フォルダを右クリックし、[削除]を選択します。
バージョン管理:
エンティティが他のユーザによってチェックアウトされている場合、ごみ箱を空にしても、そのエンティティを削除できません。
エンティティ・フォルダに他のユーザがチェックアウトしたエンティティが含まれている場合は、チェックアウトされたエンティティは削除できません。ごみ箱を空にすると、エンティティ・フォルダは他のエンティティとともに削除されることに注意してください。
ごみ箱の監査
項目がごみ箱に移動されるか復元されると、AUDIT_LOG データベース・テーブルに次の内容が記録されます。
項目の ID。
項目をごみ箱に移動したユーザ、および項目を復元したユーザ。
移動と復元が発生した時刻。
参照情報: