要件の作成

このタスクでは、要件モジュールの要件を定義および更新する方法について説明します。要件ツリーを作成することで、テスト計画ツリーのテストを定義するための基盤として、要件を使用できるようになります。

このトピックの内容:

要件作成の概要

要件ツリーを作成することによって、要件モジュールに要件を記録します。要件ツリーは要件定義を視覚的に表したもので、要件間の階層関係を示すものです。ツリーには、要件タイプまたは機能領域に基づいて、さまざまな要件グループが含まれます。

要件グループごとに、要件ツリーに詳細な要件のリストを作成します。ツリーの各要件を詳細に記述し、必要に応じてリンクや添付ファイルを含めることができます。

要件ツリーを作成することで、テスト計画ツリーのテストを定義するための基盤として、要件を使用することができます。

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要件の作成

要件を作成し、Microsoft Word または Microsoft Excel から要件をインポートし、要件をテストに変換できます。

要件を作成するには、次の手順を実行します。

  1. OpenText Application Quality Management サイドバーの[要件]の下にある[要件]を選択します。[表示]メニューで、[要件ツリー]を選択します。

  2. 要件ルート・フォルダをクリックして、[新規フォルダ]を選択します。サブフォルダを作成するには、フォルダをクリックして[新規フォルダ]を選択します。[新規要件フォルダ]ダイアログ・ボックスでフォルダ名を入力します。

  3. 要件フォルダを右クリックして、[新規要件]を選択します。サブ要件を作成するには、要件を右クリックして、[新規要件]を選択します。

    UI 要素

    説明

    名前

    新規要件の名前を入力します。

    構文の例外:要件名には、次の文字は使用できません。\ ^ *

    要件タイプ

    要件タイプを選択します。

    次のオプションが利用可能です。

    • ビジネス:ビジネス・プロセス要件。標準設定では、この要件にカバレッジを追加することはできません。

    • フォルダ:要件を整理するためのフォルダ。標準設定では、この要件にカバレッジを追加することはできません。

    • 機能:システムの動作要件。

    • グループ:関連する要件の集合。

    • テスト:システムのパフォーマンス要件。

    • ビジネス・モデル:ビジネス・プロセス・モデル・エンティティを表す要件。

    • 未定義:未定義の要件。

    標準設定のタイプをカスタマイズして、独自の要件タイプを作成することも可能です。要件タイプのカスタマイズの詳細については、要件タイプのカスタマイズを参照してください。

    詳細

    必須フィールドは赤で表示されます。

    リッチ・テキスト

    OpenText Application Quality Management 内から、HTML エディタでリッチ・テキストを追加、表示、編集できます。

    注: 要件のリッチ・テキストに加えた変更は、別の要件または別のモジュールに移動する場合、自動的に保存されます。

    添付

    現在選択されている要件に添付ファイルを追加できます。詳細については、添付ファイルの操作を参照してください。

  4. 送信]をクリックします。

要件をインポートするには、次の手順を実行します。

要件は、OpenText Application Quality Management で直接作成するほかに、Microsoft Word または Microsoft Excel で OpenText Application Quality Management プロジェクトにインポートすることができます。要件をインポートするには、最初に該当するアドインをインストールする必要があります。詳細については、Microsoft Excel Add-inおよびMicrosoft Word Add-inを参照してください。

要件をテストに変換するには、次の手順を実行します。

テスト計画モジュールのテスト計画ツリー構築を支援するために、テストを定義する基盤として要件を使用できます。要件を再利用し、テスト計画ツリーのエンティティ(テスト・サブジェクト、テスト、テスト・ステップ、ステップの説明)に変換できます。カバレッジは、要件とその対応するテストの間に自動的に作成されます。

注: 標準設定では、要件タイプが「ビジネス」、「フォルダ」、または「グループ」である要件は、テストに変換できません。

変換できるようにするためには、これらの要件タイプのテスト・カバレッジを有効にする必要があります。詳細については、要件タイプのカスタマイズを参照してください。

要件をテスト・サブジェクト、テスト、テスト・ステップ、またはステップの説明に変換するには、次の手順を実行します。

  1. 要件またはフォルダを右クリックし、[テストへ変換]を選択してウィザードを開きます。

    すべての要件を変換するには、要件ツリーでルート要件フォルダを右クリックし、[テストへ変換]を選択します。

  2. [自動変換メソッドの選択]ステップで自動変換方法を選択し、[次へ]をクリックします。

    オプション

    説明

    最下位の子要件をデザイン・ステップに変換します。

    最下位のすべての子要件をデザイン・ステップに、1 つ上位の子要件をテストに、それよりも上位の子要件をサブジェクトに変換します。

    最下位の子要件をテストに変換します。

    最下位のすべての子要件をテストに、それよりも上位の子要件をサブジェクトに変換します。

    すべての要件をサブジェクトに変換します。

    選択したすべての要件をテスト計画モジュールのサブジェクトに変換します。

    1 つのテストを生成します。 要件をテスト計画ツリーで指定したサブジェクトのテストに変換します。
    テスト・セットへのテストの追加 このオプションは、[1 つのテストを生成します。]を選択するとアクティブになります。テストをテスト・ラボ・モジュールで指定したテスト・セットに追加します。
    現在の要件フィルタを保持 このオプションは、要件をフィルタ処理するとアクティブになります。要件の現在のフィルタを保持します。フィルタ処理された要件のみが変換されます。
  3. [手動変更変換]ステップで、手作業で要件をテスト計画ツリーのサブジェクト、テスト・ステップ、ステップの説明に変換します。また、変換プロセスから要件の除外もできます。

    UI 要素

    説明

    子を自動的に完成

    選択した親の子のレベルを変更します。親のレベルをたとえばサブジェクトからテストに変更すると、ウィザードによってすべての子のレベルが、テストからテスト・ステップに変更されます。

    凡例

    このウィザード・ページの凡例を示します。

    サブジェクトへ変換:選択した項目を、テスト計画ツリーのサブジェクトに変更します。項目をサブジェクトに変換すると、子をサブジェクトまたはテストにできます。サブジェクトの名前は一意でなければなりません。

    テストへ変換:選択した項目を、テスト計画ツリーのテストに変更します。項目をテストに変換すると、子はステップに変換されます。テスト名は一意でなければなりません。

    ステップへ変換:選択した項目を、テスト計画ツリーのステップに変更します。項目をステップに変換すると、子はステップの説明に変換されます。

    説明へ変換:選択した項目を、テスト計画ツリーのステップの説明に変更します。項目をステップの説明に変換すると、子はインデントされた説明テキストに変換されます。

    変換から除外:テスト計画ツリーから選択項目を除外します。子も除外されます。

    子の検証:親ノードのタイプに従って子ノードのタイプを変更します。たとえば、親がテストである場合、子はステップに変換されます。
    キャンセル

    変換プロセスを始める前にキャンセルする場合は、ウィザードは閉じられます。

    変換プロセスを始めた後にキャンセルする場合は、進行状況バーの[停止]ボタンをクリックします。

  4. [変換先パスの選択]ステップで、テスト計画ツリーの宛先サブジェクトのパスを定義できます。

    UI 要素

    説明

    変換先サブジェクト・パス

    テスト計画モジュールの変換先サブジェクトパスを設定します。

    標準設定値:サブジェクト・フォルダとテストは、テスト計画モジュールのサブジェクト・フォルダに格納されます。

    テスト・ステータス

    このフィールドは、[自動変換メソッドの選択]ステップで[1 つのテストを生成します。]を選択すると表示されます。生成されたテストのテスト・ステータスを設定します。

    標準設定値:Design

    テスト・セットに追加

    このフィールドは、[自動変換メソッドの選択]ステップで[テスト セットへのテストの追加]が選択された場合に表示されます。テストをテスト・ラボ・モジュール内のテスト・セットに追加します。

    テスト・セット:テスト・ラボ・モジュールでテスト・セットを選択します。

  5. 完了]をクリックして、変換プロセスを開始します。

    変換プロセスが完了したら、[OK]をクリックします。ページには、要件の変換中に発生したエラーが表示されます。

    注: 変換プロセスを停止した場合、それまでに変換された要件はテスト計画ツリーからは削除されません。これらの要件は、手作業で削除する必要があります。

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