ゴール指向シナリオの設計方法
このタスクでは,ゴール指向シナリオの設計方法について説明します。このタイプのシナリオでは,テストで達成するゴールを定義すると,このゴールに基づいて,LoadRunner が自動的にシナリオを作成します。
1. 前提条件
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シナリオを設定する前に,シナリオで達成するゴールを決定します。シナリオのゴール・タイプの詳細については,「ゴール指向シナリオのゴール・タイプ」を参照してください。
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シナリオの設計を開始する前に,シナリオで実行する VuGen スクリプトを記録します。詳細については,「仮想ユーザ・スクリプトの記録」 を参照してください。
2. 新しいゴール指向シナリオを開く
- Controller のツールバーで,[新規シナリオ]ボタン をクリックします。
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表示された[新規シナリオ]ダイアログ・ボックスで,[ゴール指向シナリオ]を選択します。
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シナリオで実行するスクリプトを選択します。[利用可能なスクリプト]ボックスでスクリプトを選択して[追加]をクリックすると,そのスクリプトが[シナリオのスクリプト]ボックスに移動します。
注: Controller のバージョンより後のバージョンの VuGen または TruClient でスクリプトが作成された場合,スクリプトが実行できない場合があります。この場合,スクリプトの実行を許可するかどうか,入力を求められる可能性があります。通知は Load Generator ログに置かれます。
[OK]をクリックすると,[デザイン]タブが開き,新しいシナリオが表示されます。
3. シナリオに Load Generator を追加する
[Load Generators]ボタン をクリックします。表示された[Load Generators]ダイアログ・ボックスで[追加]をクリックし,追加する Load Generator の詳細情報を入力します。[Load Generator の追加]ダイアログ・ボックスの詳細については,「[新規 Load Generator の追加/Load Generator の情報]ダイアログ・ボックス」を参照してください。
先頭に戻る4. 各スクリプトに Load Generator を割り当てる
[シナリオのスクリプト]ペインで,スクリプトごとに[Load Generators]カラムをクリックして,スクリプトを実行する Load Generator を選択します。注: 標準設定では,スクリプトはシナリオのすべての Load Generator で実行されます。
5. シナリオのゴールを定義する
[シナリオのゴール]ペインで,[シナリオ ゴールの編集]ボタンをクリックします。表示されたダイアログ・ボックスで,シナリオで達成する必要のあるゴールを定義します。シナリオのゴールの詳細情報の入力については,「[シナリオ ゴールの編集]ダイアログ・ボックス」を参照してください。
先頭に戻る6. 各スクリプトの仮想化された場所をシナリオで定義する(任意)
[シナリオのスクリプト]ペインの[仮想化された場所]列で,ネットワーク仮想化の場所を選択します(Network Virtualization がインストールされている場合のみ)。詳細については,「ネットワーク仮想化の場所」 を参照してください。
先頭に戻る7. シナリオの総目標に対する各スクリプトの割合を割り当てる
[シナリオのスクリプト]ペインの[目標のパーセント率]カラムで,シナリオ実行中に各スクリプトで達成する全ゴールに対する割合を入力します。
注: リストの最初のスクリプトから最後のスクリプトまでその割合を割り当てていきます。
8. シナリオの仮想サービスを定義する(任意)
Service Virtualization がインストールされている場合は,実際のサービスの代わりに仮想サービスを追加できます。詳細については,「Service Virtualization」 を参照してください。
9. シナリオに対するサービス・レベル・アグリーメントを定義する(任意)
サービス・レベル・アグリーメント(SLA)を定義して,時間間隔またはシナリオ実行全体でシナリオのゴールを測定できます。LoadRunner Analysis を使用して後で実行を分析する場合,このデータは SLA と比較され,定義されている測定値に対して SLA ステータスが判定されます。SLA を定義する方法については,「サービス・レベル・アグリーメントの定義」を参照してください。
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