DFE サポートを設定する
適用対象:
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Web - HTTP/HTML 仮想ユーザ・スクリプト
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SAP - Web 仮想ユーザ・スクリプトのデバッグ
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Flex 仮想ユーザ・スクリプト内の Web - HTTP/HTML ステップ
コード生成の設定
コード生成を設定するには,次の手順に従います。
- 仮想ユーザ・スクリプトを VuGen で開きます。
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[記録]>[記録オプション]>[データ形式拡張機能]>[コード生成]をクリックします。
ダイアログ・ボックス・オプションの詳細については,「[データ形式拡張機能]>[コード生成]記録オプション」を参照してください。
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[設定]で,[形式]リストから DFE を適用する仮想ユーザ・スクリプトの部分を選択します。
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コードとスナップショット: DFE を適用して,仮想ユーザ・スクリプトのコードとスナップショット・データを変換します。
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スナップショット: DFE を適用して,スナップショット・データのみを変換します。仮想ユーザ・スクリプトのコードは変換されません。
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- [フォーマットされたデータの検証]チェック・ボックスを選択して,変換されたデータを元の状態に変換し直し,元のデータと一致することを検証することによって,データ変換の結果を確認します。
- DFE サポートを設定したら,DFE チェーンを HTTP メッセージの特定のセクションに割り当てます。詳細については,「DFE チェーンの適用」を参照してください。
- DFE の一般情報については,「データ形式拡張機能(DFE) - 概要」を参照してください。
GWT-DFE ヘッダの設定
HTTP/HTML スクリプトの GWT-DFE サポートの一環として,ビジネス・プロセスの記録時に VuGen で x-gwt-permutation ヘッダが記録されるように指定する必要があります。この手順は,GWT-DFE サポート実装処理の任意の段階で実行できます。
- [記録]>[記録オプション]>[HTTP プロパティ]>[詳細]を選択して,[ヘッダ]をクリックします。
- [ヘッダ]ダイアログ・ボックスで,[ リスト内のヘッダを記録]を選択します。
- [ヘッダ]リストから,[x-gwt-permutation header]チェック・ボックスを選択します。
GWT リモート・プロシージャ・コール(RPCs)の自動検出
VuGen は,仮想ユーザ・スクリプトを生成または再生成するときに,サーバに送信される要求に含まれる HTTP ヘッダをスキャンします。VuGen は,これらの HTTP ヘッダのいずれかで x-gwt-module-base テキスト文字列と x-gwt-permutation テキスト文字列の両方を検出すると,VuGen の[エラー]タブに警告を表示し,Vuser スクリプトのために GWT-DFE を有効にするように推奨します。
注: VuGen は,GWT DFE が有効に設定されるまで,スクリプトの生成または再生成ごとに上記の警告を発行し続けます。
クラスパス・エントリの指定
HTTP 通信に含まれる複雑なデータを VuGen にデコードさせるには,Web アプリケーションによって使用される .war ファイルを指定する必要があります。場合によっては,アプリケーションが .jar ファイルを使用することがあります。.war ファイルに関する以下のすべての考慮事項は,.jar ファイルにも同じように当てはまります。
.war ファイルには,HTTP 通信に含まれる情報をデコードおよびエンコードするために GWT が使用する論理が含まれています。VuGen は,同様のエンコードおよびデコード処理を実行するためにこの .war ファイルにアクセスする必要があります。通常,これらのファイルはアプリケーション・サーバの Web アプリケーション・フォルダ内にあります。
注: 仮想ユーザ・スクリプトに関連付ける .war ファイルがアプリケーションの最新のファイルであることを確認します。.war ファイルは,Web アプリケーションに変更が加えられるたびに変更されます。GWT-DFE サポートは,最新の .war ファイルが利用可能な場合のみ正しく機能します。
DFE チェーンを適用する前に,仮想ユーザによって操作されるアプリケーションに関連付けられたクラスパス・エントリを指定する必要があります。クラスパス・エントリを割り当てるには,所属する開発チームが使用する GWT WAR フォルダへのアクセス権を持っている必要があります。WAR フォルダには,次のファイル・タイプが格納されます。
- *.gwt.rpc ファイル
- *.jar ファイル
- *.class ファイル
クラスパス・エントリを指定する
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[記録]>[記録オプション]>[データ形式拡張機能]>[チェーンの設定]を選択します。
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[チェーン]下で, をクリックして新しい DFE チェーンを作成して名前を付けます。
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をクリックします。
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[データ形式拡張機能の追加]ダイアログ・ボックスで,[GWT 拡張機能]を選択して[ OK]をクリックします。
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[GWT の編集]ダイアログ・ボックスで,クラスパス・エントリを設定します。
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クラスパス・エントリが 1 つの .war ファイルに含まれる場合は, をクリックしてから .war ファイルの場所を指定します。
注: .war ファイルが格納されたフォルダに対する書き込み権限がある場合,新しいフォルダが自動的に作成され,抽出したコンテンツが格納されます。特定のクラス/jar は,VuGen に次の構造で追加されます。
<ServerDir>\<applicationDir>\<MyGWTApplication>\<SomeDirContaining .gwt.rpc file>
- WEB-INF\classes
- WEB-INF\lib\gwt-servlet.jar
- WEB-INF\lib\gwt-servlet-deps.jar
- WEB-INF\lib\log4j.jar
- WEB-INF\lib\<AdditionalAUTRelatedJarFile>.jar
書き込み権限がない場合,.war ファイルは追加されますが,コンテンツは抽出されません。
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クラスパス・エントリが 1 つの .war ファイルに含まれない場合は,次の手順を実行します。
- をクリックして .gwt.rpc ファイルを含むフォルダを追加します。
- ボタンをクリックして,アプリケーション・クラス・フォルダを追加します。
- をクリックして,アプリケーション JAR ファイルを WEB-INF\lib フォルダから追加します。
注: クラスパス・エントリの場所が,スクリプトが記録されるコンピュータと再生されるコンピュータで異なる場合,スクリプトの実行環境設定を変更する必要があります。この場合は, [再生]>[実行環境設定]>[データ形式拡張機能]>[チェーンの設定] を選択して,スクリプトが再生されるコンピュータでのクラスパス・エントリの場所を指定します。
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[記録オプション]>[データ形式拡張機能]>[コード生成]を選択します。
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[ データ形式拡張機能を有効にする ]チェック・ボックスを選択します。
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[ 設定]で,[形式]リストから コードとスナップショット ]を選択します。
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[ チェーンの割り当て]で[ ボディ ]を選択し,チェーンを選択します。[ ヘッダ ]を選択し,同じチェーンを選択します。
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[OK]をクリックします。
関連項目: