ALM Octane SynchronizerのFAQおよびトラブルシューティング
以下のALM Octane Synchronizerに関する一般的な質問を参照してください。
同期時に宛先エンドポイントで作成された新しいフィールド値が、ソースエンドポイント内のレコードに自動的に送り返されるためです。
このため、たとえば、ALM内にレコードを作成し、ALM Octaneと同期すると、その新規レコードはALM Octane内に作成され、ALM Octane IDが割り当てられます。
この新しいIDフィールド値はALM Octane Synchronizerで認識され、ALMに送り返されて、ソースレコードに追加されます。
この最後の手順が実行履歴に表示される更新になります。
次のタイプの同期実行は、後続の同期実行後に実行履歴から削除されるためです。
実行の説明 | 詳細 |
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以下に該当する実行:
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空の実行は、それが最新の実行で、過去10日以内に実行された場合にのみ、実行履歴に表示されます。 |
以下に該当する実行:
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まだ解決していないエラーがある実行は、関連するレコードが正常に同期されるまで、実行履歴に表示されます。 以前の実行にエラーがあり、そのエラーが後の実行でも表示された場合、その以前の実行は10日以上経過すると削除されます。 |
10日以上経過した致命的な実行 | 過去10日以内の同期実行の場合、最後の20回の実行のみ表示されます。 |
リンクが自動モードであり、かつ同期の実行時にエラーが発生した場合、エラーのあるレコードは以降の実行で必ずしも修正されるとは限りません。
このようなことが起こる可能性があるのは、たとえば、スキーマが変更されたにもかかわらず、フィールドマッピングが更新されなかった場合のように、リンク設定の外部での変更が原因でエラーが発生した場合です。エラーの原因を修正すると (たとえば、[Field Mapping (フィールドマッピング)] タブを更新して、新しいフィールドをマッピング)、該当するレコードは、変更が実際のレコードで検出された場合に、ALM Octane Synchronizerで再同期されます。
また、実行時にエラーが発生して、それ以降は変更がなかったレコードも含めて、すべてのレコードがALM Octane Synchronizerで定期的に再同期されます。
実行時にエラーが発生したレコードが次回の実行で確実に再同期されるようにするには、手動でリンクを設定して該当するレコードを再同期します。
詳細については、修正済みのエラーを含むレコードの再同期 (自動モードのみ) を参照してください。
ALM OctaneとALMの間の同期パフォーマンスを改善するには、ALMに使用するデータベースのタイプに応じて、次のように、インデックスをALMプロジェクトスキーマに追加します。
Microsoft SQL |
CREATE INDEX BG_VTS_IDX ON [td].[BUG] (BG_VTS, BG_BUG_ID); CREATE INDEX RQ_VTS_IDX ON [td].[REQ] (RQ_VTS); CREATE INDEX RT_VTS_IDX ON [td].[REQ_TRACE] (RT_VTS); CREATE INDEX RT_CREATION_DATE_IDX ON [td].[REQ_TRACE] (RT_CREATION_DATE); CREATE INDEX LN_CREATION_DATE_IDX ON [td].[LINK] (LN_CREATION_DATE); |
Oracle |
CREATE INDEX BG_VTS_IDX ON BUG (BG_VTS, BG_BUG_ID); CREATE INDEX RQ_VTS_IDX ON REQ (RQ_VTS); CREATE INDEX RT_VTS_IDX ON REQ_TRACE (RT_VTS); CREATE INDEX RT_CREATION_DATE_IDX ON REQ_TRACE (RT_CREATION_DATE); CREATE INDEX LN_CREATION_DATE_IDX ON LINK (LN_CREATION_DATE); |
リンクが編集モードになっている場合、リンクツリー内で検索できません。変更内容を保存するか、 [Cancel Edit (編集のキャンセル)] をクリックして、検索ボックスを有効にしてください。
場合によっては、Synchronizerを開こうとするとログインページが表示されてもログインできません。この場合、追加プロパティの定義の説明に従って、認証Cookieの設定を変更する必要があります。
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リンクの同期後には、マッピングされた要件タイプは削除できなくなります。マッピングされていないタイプは、追加できます。
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要件タイプマッピングを編集するには、編集モードである必要があります。詳細については、要件タイプのマッピングの編集 (ALMとの同期のみ) を参照してください。
マッピングされていないユーザーが原因で同期に失敗した場合は、ユーザーの欠落がないかどうかを確認します。欠落がない場合は、ALM Octaneでそのユーザー (アクティブユーザーまたは非アクティブユーザーのいずれか) を作成します。再度同期を実行すると、マッピングされていなかったALMユーザーがALM Octaneで新しく作成されたユーザーにマッピングされます。ALM Octaneでのユーザーの追加とアクティブ化の詳細については、ロールと権限の割り当てを参照してください。
このエラーは、同期リンクにマッピングされていたユーザー定義フィールドが、ALM Octaneから削除されたことを示します。見つからないフィールドのリストがUIに表示されます。
Synchronizer UI内の関連するリンクを編集し、[Field Mapping (フィールドマッピング)] タブで [Refresh fields and field values (フィールドとフィールド値を更新します)] をクリックします。削除されたフィールドはすべて、フィールドマッピングから削除されます。整合性チェックを実行して、レコードが正しく同期されることを確認してください。
このエラーは、特定の同期リンク内のSynchronizerフィルターで使用されていたALM Octaneのユーザー定義フィールドが削除されたことを示します。
既存のフィルターを編集するか、存在しなくなったユーザー定義フィールドを使用しない新しいフィルターを作成します。新しいフィルターを作成する場合は、Synchronizer UI内で適切なリンクを編集し、[General (一般)] タブのSynchronizerフィルターを変更します。整合性チェックを実行して、レコードが正しく同期されることを確認してください。
不可解なエラーが発生する場合 (実行レポートを読み取れない、毎回同じ同期エラーが発生する、リンクの作成中にエラーが発生するなど)、サポートされているバージョンのALMと同期していることを確認してください。詳細については、サポートされるバージョンを参照してください。
使用しているALMのバージョンがサポートされている場合、ALM Octaneサーバーで同時に開くファイルが多すぎる可能性があります。
この場合、次のことを確認してください。
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ALM Octaneのログファイルに次のエラーが表示されます。
java.net.SocketException:
Too many open files
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オペレーティングシステムで許可されるオープンファイルの最大数が少なすぎるため、増やす必要があります。
カスタマーサポートにご連絡ください ([ヘルプ] > [Send Us Feedback (フィードバックを送信)] > [Open ticket (チケットを開く)])。
ALM Octaneで定義したカスタムフィールドのリストを次の手順で確認します。
- [設定] で、共有スペースまたはワークスペースをクリックして選択します。
- [エンティティ] で [ユーザー定義フィールド] をクリックし、フィールドを確認するエンティティを選択します。
問題のフィールドが同期しているワークスペース用に定義されていることを確認してください。
ALMエンティティに、名前に特殊文字 (~!@#$%()^&
) を含む添付がある場合に、発生する可能性があります。
回避策: ALM Octaneで、追加された添付を削除します。ALMで、添付の名前を変更して、特殊文字を含まないようにします。
問題通知を設定したものの、予想どおりに電子メールが届かない場合は、sync_saスキーマのFROM_EMAIL_ADDRESSとMAIL_SERVER_HOSTの値を定義してください。