テストスクリプトのバージョンの使用
ALM Octaneは、ネイティブバージョン管理を使用して、保存されたすべてのテストバージョンを追跡します。
テストバージョンの保存
ALM Octaneでは、さまざまなタイプのテストバージョンを使用します。
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ラベルなしのバージョン: ユーザーが名前を付けていないバージョン。テストの保存時に名前を入力しないと、ALM Octaneはテストを保存するたびに新しいテストバージョンを作成します。自動化されたGherkinテストについては、スクリプトバージョンを外部ソースから取得した日時を示します。
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ラベル付きのバージョン: ユーザーが名前を付けたバージョン。
ラベル付きのバージョンを作成するには、次の手順を実行します。
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[ステップ] タブ (手動テスト) または [スクリプト] タブ (Gherkinテスト) で変更を行った後、[バージョンの保存] をクリックします。
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ラベルを入力して、[保存] をクリックします。
バージョンの表示
バージョンの表示は、バージョンの比較などで利用すると便利です。
テストのバージョンを表示するには、次の手順を実行します。
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テストの [ステップ] タブ (手動テスト) または [スクリプト] タブ (Gherkinテスト) で、[バージョン] をクリックします。[バージョン] ウィンドウが開きます。
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ALM Octaneの標準設定では、名前付きバージョンのみが表示されます。すべてのバージョンを表示するには、[メジャーバージョンのみを表示する] をオフにします。
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各バージョンを調べます。
たとえば、自動化されたGherkinテストの場合、スクリプトバージョンを外部ソースから取得したかどうかがわかります。[リビジョン] カラムで、右側の3番目の数字に関連する番号が表示され、[外部] カラムに [はい] と表示されます。
前のバージョンに戻す
時には、古いバージョンのスクリプトに戻すことが必要になる場合があります。
以前のバージョンのスクリプトに戻すには、次の手順を実行します。
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テストの [ステップ] タブ (手動テスト) または [スクリプト] タブ (Gherkinテスト) で、[バージョン] をクリックします。[バージョン] ウィンドウが開きます。
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バージョンを選択し、[最新バージョンとして設定] をクリックします。
これにより、選択したバージョンと同じ内容を持つ新しいバージョンが作成されます。この新しいバージョンが、最新のバージョンとなります。ALM Octaneは、現在のテストスクリプトを破棄します。
[バージョン] ウィンドウが閉じ、テストに戻ります。
次に [バージョン] ウィンドウを開くと、[次のバージョンに戻す] と前のバージョンに戻した日付と時刻が、最新バージョンとして表示されます。
バージョンの比較
テストバージョンの比較では、バージョン間で変更された箇所が確認できます。
テストバージョンを比較するには、次の手順を実行します。
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[ステップ] タブ (手動テスト) または [スクリプト] タブ (Gherkinテスト) で、[バージョン] をクリックします。[バージョン] ウィンドウが開きます。
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比較するバージョンの1つを選択します。
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[比較] をクリックします。[比較] ウィンドウが表示されます。選択したバージョンが並べて表示されます。
バージョン間の相違点が黄色で強調表示されます。
バージョンに割り当てられたリリースの管理
テストを実行する際に、ALM Octaneは、実行の詳細で割り当てられたリリースに関連付けられたスクリプトバージョンを選択します。関連付けに誤りがある場合やバージョンを実行せずに関連付けたい場合には、関連付けを編集します。
これは、以前のリリースのテストを計画または実行する場合に便利です。以前のリリースに関連付けられたスクリプトバージョンを、後で変更を加えることなく使用します。
特定のリリースにバージョンを割り当てるには、次の手順を実行します。
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[ステップ] タブ (手動テスト) または [スクリプト] タブ (Gherkinテスト) で、[バージョン] をクリックします。[バージョン] ダイアログボックスが表示されます。
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[リリース] カラムで必要な行をクリックし、ドロップダウンリストからリリースを選択します。オートコンプリート機能付きの検索ボックスに数値を入力して、リリースを検索できます。
参照情報: