既知の問題 - Microsoft Edge

このトピックでは、UFT One を使用して、従来の Microsoft Edge ブラウザで実行されている Web アプリケーションをテストする際の既知の問題について説明します。

UFT One 15.0.1 以降:Chromium ベースの Microsoft Edge を使用する際の既知の問題については、「既知の問題 - Google Chrome、Chromium ベースの Microsoft Edge、および Apple Safari」を参照してください。

一般

  • Edge Agent for UFT を使用して Edge ブラウザ・セッションを開く必要があります。UFT One は、既存の Edge ブラウザ・セッションではテストをスパイ、記録、実行することはできません。

    注:UFT One 15.0 では、エージェントの名前は Edge Agent for Functional Testing です。

    Edge Agent for UFT は、次のいずれかの場所から起動できます。

    • デスクトップ・ショートカット

    • [スタート]>[すべてのアプリ]>[Micro Focus]>[Micro Focus Unified Functional Testing]>[Edge Agent for UFT

    • [記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスで、[ブラウザ]タイプとして[Edge]を選択します。

    これらの方法でブラウザを起動できない場合は、次の Microsoft の記事の推奨事項を試してください。Microsoft edge can't be opened using the built-in administrator account.

  • Microsoft Edge Insider バージョンを使用している場合は、インサイダー・バージョン 10576 以降が必要です。ただし、Microsoft による Web Driver インサイダー・ビルドの変更により、それ以降のバージョンは UFT で機能しない場合があります。

  • Edge Agent によって Javascript がブラウザに挿入されるため、Edge によって実行される各ステップで短い遅延が発生します。

  • すべての Web 2.0 ツールキット(ASP .NET AJAX、Dojo、Ext-JS、GWT、jQueryUI、SiebelOpenUI、YahooUI)は、Edge バージョン 10576 以前を使用している場合はサポートされません。

  • Ext-JS、SiebelOpenUI、YahooUI は、Edge のどのバージョンでもサポートされていません。

  • Edge Agent for Functional Testing を使用して Edge ブラウザでタブを開く場合は、ブラウザで少なくとも 1 つのアクションを実行して、UFT One がこのタブと通信するために必要なメカニズムを使用できるようにする必要があります。

  • アプリケーションでオブジェクトを認識したり、Edge ブラウザで複数のタブを使用してテストを実行したりすると、ブラウザ・ウィンドウのタブ間でフォーカスが予期せず切り替わる場合があります。これは、テストの実行やオブジェクトの認識には影響しません。

  • Edge ブラウザの複数ウィンドウはサポートされていません。

  • [オプション]ダイアログ・ボックスの[Web]>[詳細設定][ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Web]>[詳細設定]ノード)の設定はサポートされていません。

  • 再生でサポートされているバージョンの詳細については、「記録」を参照してください。

先頭に戻る

オブジェクトの認識

  • Edge ブラウザで複数のタブを開いてから手動でタブを閉じた場合、残りのタブをスパイしようとすると、UFT One で予期しない動作が発生します。

    回避策:UFT One で Edge を使用する場合は、一度に開くタブを 1 つだけにするか、 UFT One テスト・オブジェクト・メソッドを使用してタブを開くか閉じてください。

  • UFT One 15.0 以前:リンクをクリックしたり検索を実行したりするなど、クロスドメイン iFrame 内を移動した後、UFT Oneがオブジェクトを認識しようとするときに、予期しない動作をします。

先頭に戻る

テスト・オブジェクト、メソッド、プロパティ

  • 次のテスト・オブジェクト、メソッド、その他の Web 固有の機能は、サポートされていません。

    • ブラウザの About:* ページ

    • Browser.ClearCache

    • Browser.DeleteCookies

    • Browser.FullScreen

    • Browser.Home

    • Browser.IsSiblingTab

    • Browser.Object

    • Browser.Stop

    • ViewLink オブジェクト

    • WebFile オブジェクト

    • WebAgGrid および WebUIGrid オブジェクト

  • Web アクセシビリティ・ツールキット・オブジェクト(WebMenuWebTabStripWebTree)と「role=」プロパティで作成されたオブジェクト

  • 次のテスト・オブジェクトは、Windows 10 の 10576 より前のバージョンを使用している場合はサポートされません。

    • Frame および Frameset オブジェクト

    • Dialog オブジェクト

  • 次の SAPUITable メソッドは、オブジェクトの追加が同じインスタンスで Edge でのスパイまたは記録よって追加されたものである場合、エラーになる可能性があります。このような場合は、ブラウザを再起動してテストを正常に実行してください。

    • DeselectRow
    • FindRowByCellContent
    • GetCellDataEx

    • MoveColumn
    • SelectRow

    • SetCellData

先頭に戻る

記録

  • Edge での記録と再生は、Windows 10 のバージョンに応じて、次のようにサポートされています。

      10585 以前 10586 以降
    単一のタブでの記録 いいえ はい
    複数のタブでの記録 いいえ いいえ
    単一のタブでの再生 はい はい
    複数のタブでの再生 いいえ はい
  • 次のオブジェクトとメソッドは、Edge 上では記録されません。

    • Web 2.0 のコントロール

    • Browser.OpenNewTab

    • Browser.Close

    • Browser.CloseAllTabs

    • Frame オブジェクト

    • ポップアップ・ダイアログ・ボックス

    • 移動操作が記録されない場合があります。

先頭に戻る

ActiveScreen

ActiveScreen は、Edge ブラウザではサポートされていません。

先頭に戻る

その他の参照項目: