既知の問題 - Mozilla Firefox

一般

複数のバージョンの Firefox

同一のコンピュータに Mozilla Firefox の 2 つのマイナー・バージョンがインストールされていて、旧バージョンが新バージョンよりも後にインストールされた場合、UFT One はどちらが最新のバージョンかを認識できないことがあります。

他の Firefox アドインとアドオン・マネージャ
  • Web アプリケーションまたは Web ページのテストを実行するときには、他の Mozilla Firefox アドインを無効にすることをお勧めします。

  • アドオン・マネージャを有効にしている場合、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの[Web]タブで特定の URL を開くように Firefox を設定すると、記録または実行セッションの開始時に Firefox は指定の URL を開きません。

    回避策:Firefox を使用する前にアドオン・マネージャを無効にしてください。

ユーザ・アカウント制御が有効

UAC(User Account Control:ユーザ・アカウント制御)がオンになっているコンピュータで作業を行う場合、UFT One は、UFT One のインストール後にインストール(または新しいバージョンにアップグレード)された Mozilla Firefox ブラウザを対象とするテストをサポートしません。

回避策:上記の環境に Mozilla Firefox をインストールした後、管理者としてログインし、UFT One を開きます。

これによって、UFT One が Mozilla Firefox をサポートするために必要なファイルがインストールされます。

匿名コンテンツ要素

UFT One は、非 XUL フレームにおける匿名コンテンツ要素をサポートしていません(Mozilla Firefox の SSL 例外ページのボタンなど)。

SAP WDJ Add-in

SAP WDJ Add-in は、Firefox ブラウザではサポートされていません。

Firefox の標準ダイアログ・ボックス

Mozilla Firefox では、Microsoft Internet Explorer で使用される Windows の標準ダイアログ・ボックスとは異なる標準ダイアログ・ボックスが使用されます。

  • このようなダイアログ・ボックスのステップを作成する場合、Mozilla Firefox での実行時に使用する追加ステップを作成し、その前に実行中のブラウザを確認する If ステートメントを付加する必要があります。
  • 標準のダイアログ・ボックスが異なるため、[押すボタンのラベルを指定する]による回復操作を使用し、Microsoft Internet Explorer 用に作成されたポップアップ回復シナリオは、Mozilla Firefox では動作せず、逆もまた同様です。

例については、「Internet Explorer および Firefox のサンプルの標準ダイアログ・ボックス」を参照してください。

特権 URL

Firefox バージョン 57 以降でテストしている場合、Firefox の制限により、特権 URL に移動できません。

テスト・ステップが Firefox で特権 URL に移動すると、UFT One はエラーを表示します。この場合は、ステップを停止、スキップ、または編集して再試行できます。

詳細については、MDN web docs を参照してください。

ブラウザ・ポリシーにおける Micro Focus UFT Agent 拡張機能のインストールの許可

ブラウザ・ポリシーが原因で拡張機能をインストールできない場合は、インストールする拡張機能のリストに Micro Focus UFT Agent Firefox 拡張機能を手動で追加してください。

詳細については、https://github.com/mozilla/policy-templates/blob/master/README.md#extensions を参照してください。

この拡張機能を追加するパスは次のとおりです。<UFT One インストール・フォルダ>\Installations\Firefox\WebExtension.xpi

重要: 社内のセキュリティ・ポリシーでこの変更が許可されていることを確認してください。

Internet Explorer および Firefox のサンプルの標準ダイアログ・ボックス

次の 2 つのダイアログ・ボックスは同じ Web サイトのセキュリティ警告です。左側は Microsoft Internet Explorer によるのもので、右側は Mozilla Firefox によるのものです。どちらも Windows のダイアログ・ボックスに似ていますが、Mozilla Firefox の方は実際にはブラウザのウィンドウです。

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記録

前提条件

Mozilla Firefox ページは、ページ全体の読み込みが完了しないと記録できません。

記録中にサポートされていないメソッドと機能
  • Mozilla Firefox を使用して FTP サーバにアクセスする場合、UFT One はサーバ認証ダイアログのアクションを記録しません。

  • ブラウザのダイアログ・ボックス(アラート、確認、プロンプトなど)が新しいブラウザ・タブで開いている場合、UFT はこれらのダイアログ・ボックスで実行されるステップを記録しません。
  • Mozilla Firefox での記録時に、UFT One はオブジェクトを学習する際に location 識別子を使用しません。

  • UFT One バージョン 15.0.1 以前:Firefox では低レベルの記録はサポートされていません。

  • ActiveScreen は、Firefox で記録する場合は静止画像のキャプチャのみを行えます。

    ActiveScreen の右クリック・オプション(ステップの追加やチェックポイントの追加など)を使用するには、代わりに Internet Explorer でテストを記録してください。

  • SAPUIList.SetItemData:リストの入力フィールドを記録するには、テキストを入力する前に、記録中にフィールドを 2 回クリックします。
  • 次のメソッドは、Mozilla Firefox での記録がサポートされていません。

    Browser.Home

    Browser.FullScreen

その他のステップのトラブルシューティング

Mozilla Firefox でステップを記録すると、その他のステップも記録されることがあります。

回避策:記録セッションの終了後に、余計なステップを手動で削除します。

送信操作が記録されない

一部の Mozilla Firefox バージョンでの記録の場合、google.com で検索文字列を入力し、Enter キーを押して検索を実行しても、Submit 操作が記録されません。

その後、テストを実行すると、検索文字列は入力されますが、検索が実行されません。

回避策:次のいずれかを実行します。

  • 検索操作を記録するときは、Enter キーを押すのではなく、検索ボタンをクリックします。

  • Submit(または Click)ステップをテストまたはコンポーネントに手動で追加します。

If Handler オプション

[Web イベント記録の設定]ダイアログ・ボックスの[If Handler]オプションは、ハンドラが属性として割り当てられている場合にのみ、Mozilla Firefox ブラウザで機能します。たとえば、<A onclick = "some code"/> のように指定します。

ハンドラがプロパティとして割り当てられている場合、[If Handler]オプションは機能しません。たとえば、aObj.onclick = function() {some code} のように指定されている場合です。

CloseAllTabs メソッド

Firefox バージョン 57 以降で記録する場合、ブラウザの最後のタブ、またはウィンドウ内のすべてのブラウザ・タブを閉じるステップは記録されません。

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テスト・オブジェクト、メソッド、プロパティ、チェックポイント

ブラウザ・ウィンドウを閉じる

テストまたはビジネス・コンポーネントに Mozilla Firefox ブラウザを閉じるステップが含まれていると、実行セッション中にそのステップに到達したとき、UFT One が予期しない動作をすることがあります。

回避策:Mozilla Firefox ブラウザを閉じるステップを含めないようにします。

ドラッグ・アンド・ドロップ
  • Firefox でタブをドラッグ・アンド・ドロップして新しいウィンドウを開くと、UFT One は新しいウィンドウの Web オブジェクトを認識、記録、実行しなくなります。
  • HTML5 以外の言語でコーディングされた Web ページでテストを記録する場合、Drag および Drop メソッドは Internet Explorer でのみ記録できます。
エディット・ボックス

[オブジェクト スパイ]および[チェックポイントのプロパティ]ダイアログ・ボックスは、Mozilla Firefox のダイアログ・ボックス内のエディット・ボックスに表示される現在の値を取得しません。

hwnd プロパティ

Firefox バージョン 57 以降で作業する場合、hwnd プロパティはサポートされません。

プロパティ値とチェックポイント

Mozilla Firefox を使用している場合、innertextoutertextinnerhtmlouterhtml の各プロパティの値は、別のブラウザの値と異なる場合があります。

このため、パラメータでこれらの値を使用するか、これらのプロパティ値を使用するチェックポイントを実行すると、ステップが失敗することがあります。

RunScript メソッド

Mozilla Firefox ブラウザで RunScript メソッドを使用する場合は、テストを実行する前に次の手順でコンテンツ・セキュリティ・ポリシーを無効にする必要があります。

  1. Firefox で about:config に移動します。

  2. security.csp.enable を検索します。

  3. 値を false に変更します。

検索ツールバーまたは開発者用ツールバー

Mozilla Firefox で[検索]ツールバーまたは開発者用ツールバーを開き、オブジェクト・リポジトリのオブジェクトを調査または強調表示すると、強調表示の長方形がブラウザ・ウィンドウの誤った位置に表示されます。

回避策:ブラウザ・ウィンドウ内でツールバーをフローティングします。

スナップショット FireFox で ASPAjaxRichTextArea オブジェクトのスナップショットをとる場合、ActiveScreen では正しく表示されない場合があります。
タブモーダル・ダイアログ

Mozilla Firefox では、[オブジェクト スパイ]ダイアログ・ボックスと[ナビゲートして学習]ダイアログ・ボックスでタブモーダルのダイアログの現在の値を取得できません。

テキスト領域チェックポイント

テキスト領域チェックポイントは、Mozilla Firefox ではサポートされていません。

WebButton テスト・オブジェクトの Type プロパティ

WebButton テスト・オブジェクトの Type プロパティは、Microsoft Internet Explorer と Mozilla Firefox とで、標準設定値が異なります。

Microsoft Internet Explorer では、標準設定値は「Button」であり、Mozilla Firefox では、標準設定値は「Submit」です。

回避策:WebButton テスト・オブジェクトでは、Type プロパティを使用しないでください。

ブラウザのダイアログ・ボックス

  • Mozilla Firefox バージョン 69:メソッド Browser.DialogExists は、クロスオリジン・フレームから開くダイアログ・ボックスではサポートされていません。

  • UFT One は、Mozilla Firefox でのブラウザ・ダイアログ・ボックス(アラート、確認、プロンプトなど)への直接アクセスをサポートしません。

    回避策UFT One Object Model Reference for GUI TestingWeb の項に記載されている HandleDialog メソッドまたは GetDialogText メソッドを使用してください。

    Browser("xxx").Dialog("xxx").Page("xxx") オブジェクトを認識できる場合は、HandleDialog メソッドで回復シナリオを使用するか、Browser("xxx").Dialog("xxx").Page("xxx").Type ステップを使用して、ポップアップ・ダイアログ・ボックスを処理します。

    たとえば、Enter キーを使用して、標準設定ボタンをクリックし、ダイアログ・ボックスを閉じます。

    注意: Firefox バージョン 57 以降で作業している場合、GetDialogText メソッドと DialogExist メソッドは、次のシナリオで予期しない結果をもたらす可能性があります。

    • 実行セッションの外部でダイアログ・ボックスを手動で開いた場合
    • 実行セッション中にダイアログ・ボックスを手動で閉じた場合

サポートされていないテスト・オブジェクト、メソッド、および機能

次のテスト・オブジェクト、メソッド、その他の Web 固有の機能は、Firefox ではサポートされていません。

  • about://* ページ

  • Browser.Object メソッド

  • Browser.Stop

  • Firefox 開始ページ

  • Frameset オブジェクトは、Mozilla Firefox ブラウザではサポートされていません。

  • ローカル・システム・モニタは、Mozilla Firefox ではサポートされていません。
  • モーダルまたはモーダレス・ダイアログ・ボックス

  • ViewLink テスト・オブジェクト

  • WebAudio.Play。 回避策:Firefox で about:config を参照し、media.autoplay.enabled 値を false に設定します。

  • WebXML テスト・オブジェクト(その結果、XML チェックポイントおよび出力値ステップ)

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その他の参照項目: