[Stingray]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)

この表示枠では、Stingray の Objective Grid および Objective Toolkit オブジェクトを対象としたテストおよびビジネス・コンポーネントの UFT One による記録方法と実行方法を設定できます。

アクセス方法
  1. 次の手順のいずれかを実行します。

    • ドキュメント表示枠で GUI のテスト、アクション、コンポーネントにフォーカスがあることを確認します。

    • ドキュメント表示枠で GUI のテスト、アクション、コンポーネントにフォーカスがあることを確認します。

  2. [ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[Stingray]ノードを選択します。

重要な情報
  • Stingray Add-in が正しく設定されていれば、この表示枠を使用して変更を加える必要はない可能性があります。しかし、Stingray Add-in のインストール後に Stingray Support Configuration Wizard を実行しなかった場合や、Stingray アプリケーションのテストおよびビジネス・コンポーネントの記録と実行で問題が生じた場合には、この表示枠のオプションを使用して設定を調整できます。たとえば、この表示枠で関連するオプションを選択することによって、マルチ・スレッド・アプリケーションのサポートを有効にできます。

    この表示枠を変更した場合は、このアドインの使用を続ける前に UFT One を再起動する必要があります。

  • 出荷時の標準設定に戻す]ボタンを選択すると、[オプション]ダイアログ・ボックスのすべてのオプションが標準設定にリセットされます。

関連タスク

「プリコンパイル・エージェント・モードを使用した Stingray プロジェクトの設定」

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

マルチスレッド化されている Stingray アプリケーションをサポートする

マルチ・スレッドの Stingray アプリケーションをサポートするよう UFT One を設定します。マルチ・スレッドの Stingray アプリケーションを使用しているかどうかがわからない場合は、まず、このチェック・ボックスを選択せずに Stingray アプリケーションの記録と実行を試してみてください。問題が生じた場合は、このチェック・ボックスを選択してもう一度やり直してください。

マルチ・スレッドのアプリケーションを使用している場合にのみ、このチェック・ボックスを選択します。

MFC マップをキャッシュする

MFC によるウィンドウ・ハンドルから Visual C++ オブジェクトへの内部マップのバックアップとして、補助キャッシュを使用するよう、UFT One に指定します。UFT One で、テストまたはビジネス・コンポーネントの記録中または実行中に 1 つまたは複数の Stingray コントロールを識別できない場合は、このチェック・ボックスを選択することによって、Stingray アプリケーションを使用する代わりにキャッシュされたマップを使用して識別するよう、UFT One に指示できます。

テーブル・チェックポイントに表示(書式化)されたデータを使う

Stingray のグリッド・コントロールで、書式設定されたデータ値を使用するよう UFT One に指定します。このオプションは、テーブル・チェックポイント(ビジネス・コンポーネントではサポートされていません)を使用している場合に使用できます。たとえば、Stingray アプリケーション内のセルの実際の値が小数点以下 2 桁を表示するように書式設定されている場合、UFT One では、実行セッション中に値を確認するときに、実際の値ではなく、四捨五入された数値が使用されます。

セル編集操作の記録に使用するステートメント

次のいずれかのオプションを使用して Stingray グリッド(編集)セルでの入力操作を記録するよう UFT One に指定します。

  • WinTable.SetCellData:(標準設定)SetCellData メソッドを使用して、ユーザがグリッド・セルに入力した最後の値を記録します。このオプションの結果、テストまたはビジネス・コンポーネントで 1 つのステップが発生します。ほとんどの場合、このオプションによってステップがわかりやすくなり、手動での変更もしやすくなります。
  • WinEditor:Stingray のグリッド編集セルで実行した各操作が別々の WinEditor ステップとして UFT One で記録されます。たとえば、エディット・ボックス内の特定の場所にカーソルを置く、1 文字を入力する、文字を削除するなどの操作が、個々のステップとして記録される可能性があります。このため、テストやビジネス・コンポーネントがわかりにくくなり、手動での変更がしにくくなる可能性がありますが、特定の編集操作の振る舞いをテストする場合には便利なことがあります。
Stingray Add-in サポートを使わないアプリケーション:
(アプリケーション・プロセス名をコンマで区切って指定)

指定したアプリケーションを非 Stingray アプリケーションとして扱うよう UFT One に指定します。

いくつかの開いている非 Stingray プロセス(explorer.exe など)は、Stingray アプリケーションのテストおよびビジネス・コンポーネントの記録と実行の際に、予期しない動作を引き起こすことがあります。そうしたプロセス名をこのエディット・ボックスに追加することで、予期しない動作の防止に役立てることができます。

  • 場合によっては、アプリケーションを開くのに使用する実行可能ファイルが単なる起動プロセスであり、そのプロセスから実際のアプリケーション・プロセスが開くことがあります。このような場合は、起動プロセスの名前ではなく、実際のアプリケーション・プロセスの名前を指定してください。

  • テストでの作業の場合、このオプションは、[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス([記録]>[記録と実行環境設定])で[開かれている Windows ベースのアプリケーションすべてでテストを記録して実行する]を選択した場合にのみ対象となります。[オプション]ダイアログの詳細については、「[Windows アプリケーション]タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)」を参照してください。

Stingray バージョン

Stingray アプリケーション内のオブジェクトの識別に使用される Stingray Objective Grid および Stingray Objective Toolkit のライブラリのバージョンを示します(読み取り専用)。

バージョン...

Stingray Support Configuration Wizard が開き、使用する Objective Grid および Objective Toolkit のバージョンの組み合わせを選択できます。

詳細については、「Stingray Support Configuration Wizard」を参照してください。

診断エージェント・ログを生成

診断エージェント・ログ・ファイルを生成するよう UFT One に指定します。このオプションは、たとえば UFT One で記録中に Stingray グリッド・コントロールが認識されない場合など、Stingray Add-in に関する問題が発生した場合に使用できます。Micro Focus ソフトウェア・サポートから、このログを生成してサービス要請と一緒に送信するよう求められることがあります。

このチェック・ボックスを選択すると、次のオプションが有効になります。

このチェック・ボックスを選択した場合は、生成されるログの場所を指定する必要があります。詳細については、「生成されるログの場所を指定」を参照してください。

このコントロールの詳細なログ情報を含める

UFT One とエージェントとの全般的な通信ログ情報に加えて、特定の Stingray コントロールについての詳細な情報を、生成されるログに含めるよう、UFT One に指定します。たとえば、特定の Stingray グリッドについて追加のログ詳細を生成できます。

詳細なログ情報を生成する対象のオブジェクトを選択するには、次の手順を実行します。

指差しアイコンをクリックし、対象の Stingray コントロールをクリックします。選択したオブジェクトのウィンドウ・ハンドルがエディット・ボックスに表示されます。

このオプションは[診断エージェント ログを生成]チェック・ボックスが選択されている場合にのみ使用できます。

生成されるログの場所を指定

選択した 1 つまたは複数の場所にログを生成するよう UFT One に指定します。次のオプションの一方または両方を選択できます。

  • ログ・ファイル(C:\st_agent.log):診断ログを C: ドライブの st_agent.log テキスト・ファイルに保存します。

  • 外部のデバッグ・アプリケーション:診断ログのデータを、フリー・ソフトウェア、DebugView、Microsoft VisualStudio などの外部デバッグ・アプリケーションにエクスポートします。

これらのオプションは[診断エージェント ログを生成]チェック・ボックスが選択されている場合にのみ使用できます。