既知の問題 - Web ベース・アプリケーションのサポート
このセクションには、UFT One Web ベース・アプリケーションのサポートに関する一般的なトラブルシューティングと制限事項の情報が記載されています。
テスト・オブジェクト、メソッド、プロパティ
Class Name プロパティ |
Web テスト・オブジェクトは、Class Name 記述プロパティをサポートしません。 Web オブジェクトを対象に ChildObjects(<Descr>) ステップを実行しようとしたとき、Descr 引数に Class Name プロパティが含まれている場合、General Run Error メッセージが表示されます。 回避策:Descr 引数の中で micclass プロパティを使用します。 |
ドラッグ・アンド・ドロップ・ステップの記録 |
同じフレーム内の Web 要素へのドラッグ・アンド・ドロップ・ステップを記録する場合、実行セッションのときの画面の解像度が記録セッションのときの解像度と同じではないと、テスト・ステップが失敗することがあります。 これは、画面解像度が異なると、ターゲット位置の座標が異なる場合があるからです。 回避策:この問題が生じた場合は、新しい位置に合わせて Drop の座標を調整します。 |
編集フィールド | UFT One は、<input type="file"> タグによって表示される編集フィールドの変更だけを記録します。ブラウズ操作は記録されません。 |
Click メソッドが正しく実行されない |
次の場合、Click ステップが正しく実行されない可能性があります。
回避策:この問題が発生した場合は、クリックの前に、次を使って再生のタイプを[マウス操作による実行]に変更します。 Setting.WebPackage("ReplayType") = 2 クリック・ステップの後で、次を使って再生の種類を標準設定([イベントに基づく実行])に戻すことをお勧めします。Setting.WebPackage("ReplayType") = 1 AUT のイベントでは、isTrusted プロパティが True である必要があります。オブジェクトのクリックは適切に実行されない可能性がありますが、ステップは渡されます。 |
xpath および css 記述プロパティ |
|
テストの作成と実行
JavaScript メソッド |
UFT One で JavaScript メソッドを実行するには、ブラウザのセキュリティ設定でアクティブ・スクリプトを許可するように設定する必要があります (たとえば、Internet Explorer では、このセキュリティ設定は次の場所にあります:[ツール]>[インターネット オプション]>[セキュリティ]>[レベルのカスタマイズ]>[スクリプト]>[アクティブ スクリプト])。 これは、テスト・ステップに RunScript または EmbedScript メソッドが含まれている場合、あるいは Web Add-in Extensibility を使用してサポートされているテスト・オブジェクト(Web 2.0 テスト・オブジェクトなど)で作業している場合に関係します。 |
パスワード・フィールド |
[オートコンプリート]ダイアログ・ボックス内のパスワード・フィールドを記録するときに Tab キーを使用すると、UFT One は間違った記録を行うことがあります。 回避策:ユーザ名を入力した後 ENTER キーを押すか、[ログイン]ボタンをクリックします。 |
複数のブラウザ・タブ |
UFT One は、ブラウザを開いたときに、前のブラウザ・セッションで開かれて保存された複数のタブを正しく認識できない場合があります。 回避策:複数のタブが必要な場合は、テストまたはビジネス・コンポーネントに適切なステップを付け加えて、実行セッション中にそれらを開くようにします。 |
メンテナンス・モード |
メンテナンス・モードでの実行時に、UFT One は、XPath または css 識別子プロパティ値を持つテスト・オブジェクトをアプリケーションの新しいオブジェクトで置き換える可能性があります。 回避策:オブジェクト・リポジトリ・マネージャの[アプリケーションから更新]オプションを使用して、XPath または css 識別子プロパティ値を持つテスト・オブジェクトを更新してください。 |
ブラウザのパラメータのデータ駆動 |
[データ]表示枠を使用してテストをデータ駆動する場合に、Browser パラメータ値を空白のままにすると、UFT One は[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスで定義された値で、その反復を実行します。 詳細については、「デスクトップ Web テストのパラメータ値」を参照してください。 |
Chrome エミュレータ | AI ベースのテストは、Chrome をエミュレートとしたブラウザではサポートされていません。 |
ブラウザの登録
UFT One がサポートするブラウザ埋め込みアプリケーションは、Internet Explorer が埋め込まれたアプリケーションに限られます。
強調表示とスパイ
UFT One 15.0.1:Chrome エミュレータでオブジェクトを強調表示またはスパイすると、強調表示またはスパイの場所が正しくありません。
記録
- Internet Explorer で特定の種類のアプリケーション(Oracle ADF アプリケーションや Smart GWT で構築されたアプリケーションなど)を記録する場合、UFT One で予期しない結果が発生する可能性があります。
-
Windows 10 バージョン 1909 に付属する Chrome エミュレータで記録すると、カーソルに予期しない動作が発生することがあります。
回避策:
- %UFT One インストール・パス%/bin フォルダの下の EmulatedDevices.xml に移動します。
- 記録したデバイスを見つけます。<touch>フィールドの値を true から false に変更します。
チェックポイント、出力値、ActiveScreen
ページのソース・コード/HTML タグのチェックポイント |
ページのソース・コードまたは HTML タグを対象とするチェックポイントは ActiveScreen からは挿入できません。記録中に挿入する必要があります。これらのチェックポイントは、最初の実行セッション中に失敗することがあります。 回避策:ページのソース・コードまたは HTML タグを対象とするチェックポイントを含むテストまたはビジネス・コンポーネントを実行する前に、テストの更新実行([実行]>[更新実行モード])を行います。 |
ブラウザ・コントロールを含むアプリケーション |
Web ブラウザの代わりに、ブラウザ・コントロールを含むアプリケーションで作業中、チェックポイントを ActiveScreen から挿入すると、チェックポイントが失敗することがあります。 回避策:記録中にチェックポイントを挿入します。 |
複数のブラウザの使用
複数のブラウザの CSS 値 |
テストを実行すると、UFT One はブラウザから CSS プロパティ値を取得します。 複数のブラウザでテストを実行する必要がある場合は、異なるブラウザには異なる CSS 機能があり、同じオブジェクトに対して異なるプロパティ値が返される可能性があることに注意してください。 |
ブラウザのロードが遅い |
2 番目のブラウザで実行することを目的としたステップが、2 番目のブラウザのロードが完了する前に実行された場合、UFT One は代わりに最初のブラウザでステップを実行します。 これにより、ステップが失敗する可能性があります。ステップが失敗することを回避するには、2 番目のブラウザの最初のステップの前に Wait() ステートメントを挿入し、2 番目のブラウザがロードを完了できるようにします。 |
Web アクセシビリティ・ツールキット
GWT Web アプリ |
Chrome エミュレータ・ブラウザを使用して Google Web Tools(GWT)で作成された Web アプリケーションを記録する場合、アプリケーションで、アクションに応答しなくなるなどの予期しない動作が発生する可能性があります。 回避策:次の手順を実行して、Chrome でタッチ・イベントを有効にします。
|
WebTabStrip |
|
ドラッグ・アンド・ドロップ | Drag および Drop メソッドは、ロールベースのコントロールではサポートされていません。 |
その他の参照項目: