[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックス

関連:GUI テストのみ

このダイアログ・ボックスでは、UFT One が ActiveScreen 情報をキャプチャし保存する方法をカスタマイズできます。

ActiveScreen のカスタム設定を適用すると、[ActiveScreen]表示枠でのキャプチャ・レベルの設定が、[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックスでのすべての設定で上書きされます。

[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックスへのアクセス

[ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[ActiveScreen]ノード>[カスタム レベル]を選択します。

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キャプチャされたファイルの保管オプション

キャプチャした ActiveScreen 情報を保存するために UFT One が使用する圧縮のタイプを定義します。

次のいずれかのオプションを選択します。

単純

ActiveScreen のキャプチャ・データを標準の非圧縮ファイル形式(.html.png など)で保存するよう UFT One を設定します。

圧縮
(標準設定)

ActiveScreen のキャプチャ・データを圧縮ファイル形式(ZIP 形式)で保存するよう UFT One を設定します。

このオプションを使用するとディスク領域を節約できますが、ActiveScreen への画像の読み込み時間に影響する場合があります。

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キャプチャのレベル・オプション

キャプチャのレベル]オプションを選択して、ActiveScreen にキャプチャするプロパティをアプリケーションのオブジェクトごとに指定します。

テストするアプリケーションのタイプに応じて、次のいずれかを選択します。

Java アプリケーションまたはアプレット

Java アプリケーションおよび Java アプレットでは、次の[キャプチャのレベル]オプションを使用できます。

完全

アプリケーションあるいはアプレットで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべての記述プロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

詳細については、「Java オブジェクトのキャプチャを無効にする」を参照してください。

部分
(標準設定)

次のように保存するよう UFT One を設定します。

  • アプリケーションあるいはアプレットで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべての記述プロパティを、そのウィンドウで最初に実行した ActiveScreen に保存します。
  • 同じウィンドウ内の後続のステップでは、記録したオブジェクトのみのすべてのプロパティを保存します。
最小

記録したオブジェクトのすべての記述プロパティ、および記録階層の親オブジェクトのすべての記述プロパティを保存するよう UFT One を設定します。

詳細については、「Java オブジェクトのキャプチャを無効にする」を参照してください。

なし Java アプリケーションまたは Java アプレットの ActiveScreen ファイルのキャプチャを無効にします。

Java オブジェクトのキャプチャを無効にする

次のオブジェクトのキャプチャを無効にする]ノードで、Java テスト・オブジェクト・タイプを選択して、選択したテスト・オブジェクト・タイプで実行したステップのデータを UFT One が ActiveScreen にキャプチャしないようにします。

これを選択しても、オブジェクトは ActiveScreen で静止画像として見ることができます。標準設定では、JavaObjectJavaMenu が選択されています。

このオプションは、完全または最小キャプチャレベルにのみ関連します。

注意: 特定のテスト・オブジェクトを記録する場合は、[次のオブジェクトのキャプチャを無効にする]オプションが選択されていても、記述プロパティがキャプチャされます。

SAP GUI for Windows アプリケーション

SAP GUI for Windows アプリケーションでは、次の[キャプチャのレベル]オプションを使用できます。

完全

アプリケーションで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのプロパティ値を各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

このオプションにより、すべてのステップの ActiveScreen で、ウィンドウやダイアログ・ボックスの任意のオブジェクトに対してチェックポイントの挿入などの操作を実行できるようになります。ただし、記録時間が長くなり、多くのディスク容量が必要になる場合があります。

一部のコンテナ・オブジェクト(テーブル・セル、ツリー・ノードなど)の内部オブジェクトのプロパティは、ActiveScreen にキャプチャされません。このようなオブジェクトの情報にアクセスするには、適切な SAPGuiTable メソッドまたは SAPGuiTree メソッドを使用します。

部分
(標準設定)

記録したオブジェクトとその親のプロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

このオプションによって、記録時間が短くなり、必要なディスク容量は比較的少なくなります。ただし、チェックポイントの挿入など操作は、記録したオブジェクトとウィンドウまたはダイアログ・ボックス自体に対してのみ実行できます。

ActiveScreen に表示されるほかのオブジェクトは操作できません。

なし

SAP GUI for Windows アプリケーションの ActiveScreen ファイルのキャプチャを無効にします。

このオプションによって、記録時間は大幅に短くなり、必要なディスク容量は最小限になります。ただし、記録後のテスト編集(チェックポイントや出力値の挿入など)を ActiveScreen で実行することはできません。

注:

  • ActiveScreen のオブジェクトのプロパティ値には、ステップがテストに追加された時点(情報が SAP サーバに送信されたとき)の値が反映されます。この値は、特定のステップが実行された時点のプロパティ値とは異なる可能性があります。
  • ActiveScreen にキャプチャされるのは、ステップがテストに追加されたときに SAP GUI for Windows アプリケーション・ウィンドウに表示されていた部分のみです。

Oracle アプリケーション

Oracle アプリケーションでは、次の[キャプチャのレベル]オプションを使用できます。

完全 アプリケーションで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべての記述プロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。
部分
(標準設定)

次のように保存するよう UFT One を設定します。

  • アプリケーションで開いているウィンドウ/ダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべての記述プロパティを、そのウィンドウで最初に実行した ActiveScreen に保存します。
  • 同じウィンドウ内の後続のステップでは、記録したオブジェクトのみのすべての記述プロパティを保存します。
最小 記録したオブジェクトのすべての記述プロパティ、および記録階層の親オブジェクトのすべての記述プロパティを保存するよう UFT One を設定します。
なし Oracle アプリケーションの ActiveScreen ファイルのキャプチャを無効にします。

Windows アプリケーション

Windows アプリケーションでは、次の[キャプチャのレベル]オプションを使用できます。

完全

アプリケーションで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべてのプロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

このオプションにより、すべてのステップの ActiveScreen で、ウィンドウやダイアログ・ボックスの任意のオブジェクトに対してチェックポイントの挿入などの操作を実行できるようになります。

部分
(標準設定)

次のように保存するよう UFT One を設定します。

  • アプリケーションで開いているウィンドウ/ダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべてのプロパティを、アプリケーションのウィンドウで最初に実行した ActiveScreen に保存します。
  • 同じウィンドウ内の後続のステップでは、記録したオブジェクトのすべてのプロパティを保存します。

このオプションにより、ActiveScreen に表示される任意のオブジェクトに対して、チェックポイントの挿入などの操作を実行できるようになると同時に、記録時間とディスク容量を節約できます。

このオプションを選択すると、後続のステップで ActiveScreen の情報が完全には更新されないことがあります。

最小

記録したオブジェクトとその親のみのプロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

このオプションによって、記録時間が短くなり、必要なディスク容量は比較的少なくなります。ただし、チェックポイントの挿入など操作は、記録したオブジェクトとウィンドウまたはダイアログ・ボックス自体に対してのみ実行できます。

ActiveScreen に表示されるほかのオブジェクトは操作できません。

なし

Windows アプリケーションの ActiveScreen ファイルのキャプチャを無効にします。

このオプションによって、記録時間は大幅に短くなり、必要なディスク容量は最小限になります。ただし、記録後のテスト編集を ActiveScreen で実行できません。

ターミナル・エミュレータ・アプリケーション

ターミナル・エミュレータで実行されるアプリケーションでは、次の[キャプチャのレベル]オプションを使用できます。

完全
(標準設定)

アプリケーションで開いているウィンドウまたはダイアログ・ボックス内のすべてのオブジェクトのすべてのプロパティを各ステップの ActiveScreen に保存するよう UFT One を設定します。

このオプションにより、すべてのステップの ActiveScreen で、ウィンドウやダイアログ・ボックスの任意のオブジェクトに対してチェックポイントの挿入などの操作を実行できるようになります。

なし ターミナル・エミュレータ・アプリケーションの ActiveScreen ファイルのキャプチャを無効にします。

Web

Web アプリケーションでは、次の[ActiveScreen]オプションを使用できます。

ActiveScreen のキャプチャを無効にする

  • このオプションを選択すると、ActiveScreen で Web アプリのすべてのステップの画面キャプチャが無効になります。
  • このオプションをクリアすると、ActiveScreen を Web アプリで使用できるようになります。

ヒント: このオプションをオフにして Web アプリで ActiveScreen を使用した後でディスク領域を節約する必要がある場合には、後にテストを保存するときに ActiveScreen のデータを削除してください。

詳細については、「テストと ActiveScreen コンテンツの保存」および「[<ドキュメント>/<リソース> を開く]/[新規<ドキュメント>/<リソース>]/[<ドキュメント>/<リソースの保存]/[<ドキュメント>/<リソース>の追加]ダイアログ・ボックス」を参照してください。

Chrome/Chromium Edge/FFでActiveScreenのキャプチャを無効にする

このオプションをクリアすると、Chrome、ChromiumベースのEdge、および Firefox で記録した Web ページのキャプチャが有効になります。

注意: Chrome、ChromiumベースのEdge、および Firefox で記録したステップでは、ActiveScreen に静止画像のみが表示されます。

ActiveScreen の右クリック・オプションを使用して Web テスト(ステップやチェックポイントの追加など)を実行するには、Internet Explorer でテストを記録します。

元の HTML ソースをキャプチャする

  • このオプションを選択すると、ページ上でスクリプトが実行される前の Web ページの HTML ソースが、最初に表示されたとおりにキャプチャされます。

  • このオプションをクリアすると、HTML ソースに動的な変更が加えられた後にのみ Web ページの HTML ソースがキャプチャされます。

    たとえば、動的な変更は、ページがロードされた後にそのページで実行される自動スクリプトによって発生する可能性があります。

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ActiveScreen オプションのリセット

[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックスには、コンピュータにインストールされている任意の UFT One アドインに適用されるオプションが含まれている場合もあります。

[ActiveScreen キャプチャのカスタム設定]ダイアログ・ボックスの標準設定には、メインの[ActiveScreen]オプション表示枠で選択されたキャプチャ・レベルの設定は反映されません。

特定の設定だけをカスタマイズするには、[リセット後の値]オプションを使用して、ほかのすべての設定で選択したキャプチャ・レベル設定が使用されていることを確認し、必要な設定を個別に修正します。

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その他の参照項目: