既知の問題 - UFT と ALM
ALM と Windows セキュリティの問題
Windows 7、Windows Server 2008 R2、Windows 2012 のセキュリティ設定によって、UFT One 関連のインストール(パッチのインストールなど)や ALM プロジェクトへの接続(直接または UFT One から)が妨げられることがあります。
これは、UAC(ユーザ・アカウント制御)オプションがオンになっており、まだ ALM プロジェクトに接続したことがない場合に起きます(該当する場合)。
回避策:UAC オプションを一時的にオフにします。
前述の手順で UAC オプションを無効にした後、必要なインストールや ALM への接続を通常どおりに実行します。作業が完了したら、ユーザ・アカウント制御(UAC)オプションを再びオンにします。
Windows 7 CAC 環境
さらに、Windows 7 マシンに Windows Update KB4103712 がインストールされている場合、CAC 環境で UFT One がクラッシュする可能性があります。このような場合は、KB4103712 の更新をアンインストールして UFT One を使用してください。
詳細については、Microsoft サポートサイト https://support.microsoft.com/en-us/help/4103712/windows-7-update-kb4103712 を参照してください。
Windows Server マシンでの ALM への接続
UFT One から、ALM でテストを実行する ALM に接続するには、Windows サーバ・マシンの管理者権限が必要です。
次のいずれかを実行します。
- UFT のインストール後すぐに、管理者権限を使用して ALM に接続します。
- UFT One から ALM に接続する前に、Internet Explorer または ALM Explorer を使用して ALM に接続します。これにより、管理者権限を使用して ALM クライアントを Windows サーバにダウンロードできます。
ALM への初めての接続
以前のバージョンの ALM |
12.21 以前の ALM バージョンで ALM サーバに初めて接続する場合、(UFT One 内またはブラウザのどちらかで)管理者として接続する必要があります。 これにより、マシンで必要な接続を使用して ALM クライアントを正常にインストールすることができます。後続のすべてのコンポーネントで、管理者としてログインする必要はありません。 |
ALM 認証
ALM プロキシ資格情報の設定 |
サーバ・マシンとクライアント・マシン間で基本認証付きのフォワード・プロキシがある場合、初めて ALM プラットフォームに接続する前に、各 ALM クライアントは WebGate のカスタマイズ・ツールを使用してプロキシ資格情報を設定する必要があります。 WebGate を実行しないと、接続できない場合や、資格情報を複数回入力しなければならない場合があります。 ツールを実行するには、次の手順を実行します。
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ログインに使用されるデフォルトのブラウザ |
SSO 認証を必要とする、バージョン 15.51 以降の ALM サーバに接続する場合、認証で標準設定の Web ブラウザが使用される可能性があります。 たとえば、標準設定のブラウザが、ALM でサポートされていない Chromium Edge である場合は、この問題を回避することをお勧めします。 、認証ブラウザを独自に設定するには、WebGate Customization Tool を使用します。詳細については、「WebGate Customization Tool の Readme」を参照してください。 |
OIDC SSO 認証を必要とする ALM サーバへの接続 |
UFT One 15.0:ALM 15.0.1 で利用可能な新しい SSO プロトコルである OIDC をサポートするには、UFT One を ALM サーバに接続する前に、共通モードを使用して ALM クライアントをダウンロードします。 ALM クライアントをダウンロードするには、次の URL 形式を使用します。 |
SSO が必要な ALM 15.0.1 への再接続 |
UFT One 15.0:SSO 認証を必要とする ALM 15.0.1 サーバから切断した後、ALM に再接続するには、UFT One を再起動する必要があります。 |
認証の設定を必要とする ALM サーバからのテストの実行
認証の構成 |
認証を構成する必要がある ALM サーバから UFT One テストを実行するには、関連する ALM Webgate Customization Tool を ALM サーバからダウンロードする必要があります。 たとえば、SSO を介して ALM に接続するときに、ALM Webgate Customization Tool が必要になります。 ALM Webgate Customization Tool は、次の場所からダウンロードします。http(s)://<ALM サーバ>:<ALM ポート>/qcbin >[Tools]>[ALM WebGate Customization] Webgate Customization Tool UI を使用して認証を構成するか、コマンド・ラインから認証をサイレントに構成します。詳細については、Webgate Customization Tool のダウンロードに含まれている ALM Webgate Customization Tool Readme を参照してください。 注:
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テストの実行 |
UFT One マシンに SSO 資格情報がインストールされていない場合、SSO を使用する ALM サーバで UFT One から ALM テストを実行することはできません。 |
サーバ側の実行 | SSO を使用する ALM サーバで、サーバ側の実行を使用して UFT One から ALM テストを実行することはできません。 |
ALM サーバの切り替え
ALM サーバに接続したときに別のサーバに接続する場合は、最初の ALM サーバから切断し、UFT One を再起動してから 2 番目のサーバに接続します。
Run Results Viewer から ALM への不具合の追加
ALM 15.x と Windows 10 を使用している場合、Run Results Viewer から ALM クライアントに不具合を追加するには、次の手順を実行します。
- 管理者として ALM クライアントを起動します。
- 次の URL で ALM クライアントを登録します。
<ALM サーバ>/start_a.jsp?common=true
ALM に保存されているドキュメント
ロックされた ALM アセット |
ALM からアセットを開いたときに UFT One が突然終了する場合、アセットが ALM によって 15 分以上ロックされている可能性があります。 場合によっては、UFT One を再び開いてテストを再び開けることもありますが、テストを保存しようとすると、テスト・エンティティがすでに自分自身によってロックされているというエラー・メッセージが表示されます。 回避策:15 分以上待ってからもう一度実行してください。 |
テスト/コンポーネントの名前の変更 |
ALM でテストまたはコンポーネントの名前を変更すると、テストまたはコンポーネントが正しく動作しないことがあります。 回避策:テストまたはコンポーネントの名前を変更するには、UFT One でテストまたはコンポーネントを開き、[名前を付けて保存]オプションを使用します。 すでに ALM でテストまたはコンポーネントの名前を変更した場合は、[名前の変更]オプションを再度使用して古い名前に戻し、その後 UFT One で[名前を付けて保存]オプションを使用します。 UFT One でテスト・パラメータの名前を変更すると、ALM で設定済みの実行時パラメータの値はすべて失われます。 |
ALM からのチェックアウト |
ALM に保存されたテストまたはビジネス・コンポーネントの場合、ALM 内からチェックアウトを実行しても、現在のテストについては UFT One に反映されません。テストまたはビジネス・コンポーネントにまだチェックインしていると表示されます。 回避策:UFT One でテストを閉じてから再度開きます。 |
テストをローカル保存するときの結果 | ALM に保存されている GUI テストを開いて、[ファイル]>[名前を付けて保存]を使用してローカルに保存する場合、[実行結果を保存する]オプションはサポートされません。 |
ALM に保存されている QuickTest のテスト
テストが ALM に保存されていて、QuickTest の 9.5 より古いバージョンで最後に変更されたものである場合、テストは読み取り専用モードで開きます。
このテストを編集するには、QuickTest Asset Upgrade Tool for ALM(QuickTest 11.00 インストール DVD に収録)を使用して QuickTest 11.00 にアップグレードする必要があります。
ALM に保存されているドキュメントのソリューションへの追加
1 つのソリューションに複数のテスト・ドキュメントが保存されている場合、それぞれを別の ALM プロジェクト、ドメイン、サーバに保存することはできません。
非 Unicode ALM プロジェクトの使用
ALM では非 Unicode プロジェクトをサポートします。Unicode に対応していない ALM プロジェクトを使用する場合は、次の点に注意してください。
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Unicode は使用しないでください(テストまたはコンポーネントの名前、アプリケーション領域の名前、テスト、アクションまたはコンポーネントのパラメータの標準設定値、メソッド引数の値など)。
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ALM から UFT One に渡されたデータ(テストやアクションまたはコンポーネント・パラメータの値など)は Unicode に対応していません。
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Unicode の文字を含む UFT One の結果は、ALM の結果グリッドで破損しているように見えることがあります。ただし、UFT OneRun Results Viewer で Unicode の文字を含む結果を開いて表示することができます。
UFT One での Unicode に関する問題の詳細については、「既知の問題 - 多言語アプリケーション」を参照してください。
テスト・パラメータのリンク
ALM 12.55P2 以降での AUT パラメータへのリンク |
テスト・パラメータを ALM バージョン 12.55P2 以降で定義された AUT パラメータにリンクしようとする場合、[ALM アプリケーション パラメータの選択]ボタンは表示されません。 回避策: ALM クライアントを共通登録モードでインストールします。Internet Explorer で次の URL を使用してください。http://<ALM サーバの URL>:8080/qcbin/start_a.jsp?Common=true |
API テスト:ALM データ・テーブルにリンクされたテスト・パラメータ |
ALM から API テストを実行する場合、ALM に格納されているデータ・テーブルに(ALM 内で)リンクされているテスト・パラメータの使用はサポートされません。 回避策:
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GUI テスト:データ・テーブル内のパラメータ名
Global データ・テーブル内のパラメータ名が外部データ・テーブル内のパラメータ名と同じ場合、他のデータ・テーブル・パラメータにマッピングされるデータ・テーブル・パラメータを使用してテスト設定を実行すると、予期しない結果が生じます。
例:
Global データ・テーブル・パラメータが Login および Password で、
外部データ・テーブル・パラメータが Login、Password、Login_localized、Password_localized である場合、
Login から Login_localized、Password から Password_localized にマッピングされるテスト設定を実行すると、予期しない結果が生じます。
回避策:外部データ・テーブルを複数のテーブルに分割します。
GUI テスト:パラメータの名前の変更
UFT One で UFT One テスト・パラメータの名前を変更すると、ALM で設定済みの実行時パラメータの値はすべて失われます。
API テスト:ライセンスの変更
ALM プロジェクトへの接続中に、API テストの利用可能なライセンスを変更しても、ALM では元のライセンスを使用し続けます。
回避策:ALM プロジェクトからログアウトし、Internet Explorer を再起動します。
リソースと依存関係
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リソースを ALM に保存したとき(UFT One から、または ALM テスト・リソース・モジュールで[アップロード]オプションを使用して)、リソース・ファイルのファイル名にカンマが含まれている場合、リソースは正常に保存されたように見えますが、ファイルは実際には ALM サーバにはアップロードされません。
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GUI テストの場合:データ・テーブルに関連付けられている外部アクションの呼び出しを挿入し、そのデータ・テーブルが Quality Center または ALM のテスト・リソース・モジュールで名前を変更または移動された場合、UFT One は元の場所でそのデータ・テーブルを検索します。
回避策:ファイルを保存して閉じ、改めて開きます。
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リソースおよび依存関係モデルを使用していて、名前を変更するアクションの含まれているテストが ALM のテスト計画モジュールに保管されている場合は、内部(標準)アクション名が必ず「[使用元]タブ([アクションのプロパティ]ダイアログ・ボックス)」に表示されます。アクションの名前を変更しても、これは同様です。
Windows 8.x での ALM への接続
12.53 より前のバージョンの ALM |
Windows 8.x では、UAC が無効になっている UFT One で 12.53 より前のバージョンの ALM に接続しようとした場合、ALM に接続できません。 回避策:UFT One を管理者として実行します(管理ユーザである場合でも)。 |
ALM からの UFT One テストの実行 |
Windows 8 以降の環境で、ALM から UFT One でテストを実行する場合、Internet Explorer を実行する ALM サーバに管理者権限で接続し、次の URL 形式を使用する必要があります。 http://myserver:8080/qcbin/start_a.jsp?common=true |
ALM 14.00 サーバへの接続
ユーザの切り替え |
バージョン 14.00 を実行している ALM サーバを使用している場合に、各自のログイン資格情報を使用してサーバに接続した後に、[切断]をクリックして別のログイン資格情報を入力して別のユーザに切り替えることはできません。 UFT One を起動し直して、別の資格情報を入力します。 |
起動時に接続を復元 | バージョン 14.00 を実行している ALM サーバに接続すると、[起動時に接続を復元]ボタンが無効になります。 |
初回の接続 |
バージョン 14.00 を実行している ALM サーバからテストを実行する前に、次のいずれかを実行します。
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Windows Server 2012 |
Windows Server 2012 を実行しているコンピュータの ALM 14.00 サーバに接続する場合、UFT One から少なくとも 1 回接続するか、共通登録モードで ALM クライアントをインストールして、ALM からのすべてのコンポーネントが正しく追加されるようにします。 次の URL を使用します:http://<ALM host>:<port>/qcbin/start_a.jsp?common=true |
仮想マシンの使用 |
ALM SSO 環境では、仮想マシンの名前が現在の IP アドレスと一致しないと、UFT One が SaaS サーバ上のリソースをロックできません。 たとえば、このような状況では、ALM SaaS サーバ上のテスト計画への添付ファイルをロックできません。 |
その他の参照項目: