更新実行モード
関連:GUI テストおよびコンポーネント
更新実行モードでは、テストまたはコンポーネントを実行して以下を更新します。
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テスト・オブジェクト記述で使用する記述プロパティ・セット
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ActiveScreen の画像と値
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チェックポイントの期待値
関連付けられたオブジェクト・リポジトリ内の各オブジェクト・クラスの記述プロパティ・セットは、「[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックス」で現在定義されているプロパティに従って更新されます。
例: たとえば、アプリケーションの一部の英語版向けに、テストまたはコンポーネントを設計する例を考えてみましょう。
同じアプリケーションの対象部分について、フランス語版でも同じテストまたはコンポーネントを使用するとします。
これを行うには、次の手順を実行します。
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UFT One でテキストベースのプロパティの代わりに、これらのプロパティを使用してオブジェクトを認識できるように、target などの言語に依存しないプロパティを定義します。
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アプリケーションの対象部分の英語版に対して、定義した新しいプロパティを使用して更新実行を行います。
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フランス語版のアプリケーションに対してテストまたはコンポーネントを実行します。
スマート認識
オブジェクトがスマート認識を使って認識される場合は、更新実行モードを使用してプロパティ・セットを変更できます。
スマート認識を使用して認識されるオブジェクト |
テストまたはコンポーネントは正常に実行できるが、一部のオブジェクトがスマート認識を使って認識される場合は、オブジェクトの認識に使用されるプロパティ・セットを変更することができます。 [テスト オブジェクトの記述を更新する]オプションを使用してテスト・オブジェクト記述を更新し、スマート認識がオブジェクトの識別に使うプロパティ・セットを使用します。 [テスト オブジェクト記述を更新する]を選択してテストまたはコンポーネントを実行すると、各ステップで指定されているテスト・オブジェクトが、現在のテスト・オブジェクト記述に基づいて検出されます。 UFT One で記述に基づいてテスト・オブジェクトを検出できない場合は、(スマート認識が有効な場合)テスト・オブジェクトの識別にはスマート記述プロパティが使用されます。 この記述は、UFT One によってテスト・オブジェクトが検出された後、「[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックス」で定義した必須プロパティと補足プロパティに基づいて更新されます。 |
パラメータまたは正規表現 |
以前のテスト・オブジェクト記述に使用され、[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックスで定義されるテスト・オブジェクト・クラスの記述の一部ではなくなっているプロパティはすべて、新しい記述から削除されます。 これは、値がパラメータ化されているか、正規表現として定義されている場合でも同様です。 同じプロパティがテスト・オブジェクトの新しい記述と以前の記述の両方に出現し、以前の記述のプロパティ値がパラメータ化されていたか、正規表現として指定されていた場合は、次のいずれかの処理が行われます。
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プロパティの大文字と小文字の区別 |
また、記述プロパティの大文字と小文字の区別は、UFT One のバージョンごとに異なる場合や、パッチやホットフィックスをインストールした後に設定が変更される場合があります。 このような場合には、更新モードでテスト・オブジェクト記述を更新すると、変更された設定も更新されます。 次に、ステップの実行結果の例を示します。このステップでは、ある記述プロパティの設定が[case-insensitive]から[case-senstive]に更新されています。
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その他の参照項目: