[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックス

関連:GUI テストおよびコンポーネント

このダイアログ・ボックスでは、必須プロパティと補足プロパティの設定、順序識別子の選択、各テスト・オブジェクト・クラスに対するスマート認識メカニズムの有効化/無効化を行います。

アクセス方法
  1. 次の手順のいずれかを実行します。

    • ドキュメント表示枠で GUI のテスト、アクション、コンポーネントにフォーカスがあることを確認します。
    • ソリューション・エクスプローラで、GUI テストまたはコンポーネント・ノード、あるいはその子ノードのいずれかを選択します。
  2. [ツール]>[オブジェクトの認識]を選択します。
重要な情報
  • 環境]ボックスには、現在ロードされている環境のみが表示されます。
  • 同じプロパティを必須と補足の両方のプロパティ・リストに含めることはできません。
  • [オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックスで加えた変更は、既存のオブジェクト・リポジトリには影響しません。オブジェクト・リポジトリ内のテスト・オブジェクトを更新するには、[テスト オブジェクト記述を更新する]オプションを使用してテストまたはコンポーネントを更新実行モードで実行します。
  • 特定のクラスについて、学習したプロパティとスマート記述プロパティは設定できません(VbLabel のオブジェクトなど)。これらのクラスは、選択した環境の[テスト オブジェクト クラス]リストに含まれません。
  • Insight テスト・オブジェクトとテキスト・テスト・オブジェクトは、このダイアログ・ボックスでは使用できません。
  • UFT One 15.0.1 以降:プロパティにすばやく移動するには、プロパティのリストをクリックして、プロパティ名を入力します。

関連タスク

「テスト・オブジェクト・クラスに対するオブジェクト認識の設定」

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

環境

ロードされているアドインに基づいて、環境が一覧表示されます。このリストには、Add-in Extensibility 機能を使用してユーザまたはサードパーティが開発した環境が含まれることもあります。

テスト・オブジェクト・クラス

選択した環境に関連付けられているテスト・オブジェクト・クラスが一覧表示されます。

注意: Standard Windows]では、ユーザ定義のクラスはリストの最後に表示されます。

必須プロパティ

選択したクラスのテスト・オブジェクト記述の一部として、UFT One が必ず学習するプロパティのリストです。

補足プロパティ

一意のテスト・オブジェクト記述を作成するために、選択したクラスのテスト・オブジェクトについて UFT One が学習できる補足的なプロパティのリストです。

上下矢印補足プロパティ]リストの順序を設定できます。

UFT One がオブジェクトを学習する際、一意のオブジェクト記述を作成するために補足プロパティが必要な場合、UFT One は、一意の記述を作成するのに十分な情報が得られるまで、[補足プロパティ]リストでの順序に従って、記述に補足プロパティを 1 つずつ追加していきます。

追加と削除

「[プロパティの追加と削除]ダイアログ・ボックス」を使用して、テスト・オブジェクト・クラスのプロパティを追加または削除します。

スマート認識を有効にする

選択したテスト・オブジェクト・クラスについて、スマート認識を有効または無効にします。

設定

「[スマート記述プロパティ]ダイアログ・ボックス」を開きます。これにより、スマート記述プロパティとして学習する UFT One のプロパティを指定します。

スマート認識を有効にする]チェック・ボックスを選択した場合のみ、有効になります。

順序識別子

UFT One が、異なる記述でオブジェクトを識別する場合に使用する順序識別子のタイプです。順序識別子により、UFT One は、異なるオブジェクトのそれぞれに連番を割り当てることができます。詳細については、「順序識別子」を参照してください。

論理名の定義

Web テスト・オブジェクトでサポート

プロパティから取得した値UFT One プロパティは、テスト・オブジェクトの論理名を作成するために使用します。

正規表現の使用:(オプション)名前に使用するプロパティの部分を抽出する正規表現。

「テスト・オブジェクト・クラスに対するオブジェクト認識の設定」を参照してください。

ユーザ定義

「[オブジェクトの割り当て]ダイアログ・ボックス」を開いて、未定義のクラスまたはユーザ定義クラスを標準 Windows クラスに割り当てます。

注意: このオプションを有効にするには、[環境]リストで[Standard Windows]を選択する必要があります。

テスト・オブジェクトをリセット

下矢印で、次のオプションのいずれかを選択します。

  • テスト・オブジェクトをリセット:選択したテスト・オブジェクトをシステムの標準設定に戻します(標準設定)。

  • 環境をリセット:現在の環境のすべてのテスト・オブジェクトの設定をリセットして、システム標準に戻します。

  • すべてリセット:現在ロードされている環境のすべての設定をリセットして、システム標準に戻します。

「[オブジェクトの認識]ダイアログ・ボックス」の[テスト オブジェクトをリセット]では、ロードされているすべての環境、現在の環境のみ、選択したテスト・オブジェクトのいずれかについて、オブジェクト認識とスマート認識の設定を標準設定に戻すことができます。

リセットできるのは組み込みオブジェクトのプロパティのみです。[Standard Windows]環境の設定をリセットすると、ユーザ定義のオブジェクトも削除されます。ユーザ定義オブジェクトの詳細については、「識別されないクラスまたはユーザ定義クラスでのテスト・オブジェクトの割り当て」を参照してください。

スクリプトの生成

現在のオブジェクト認識を設定するオートメーション・スクリプトを生成します。

スクリプトの生成]ボタンをクリックすると、[名前を付けて保存]ダイアログ・ボックスが開き、生成するファイルの名前とファイル・システム上の保存先を指定できます。

オートメーション・スクリプト内のスクリプトから、一部またはすべてのスクリプト行を使用できます。この機能は、たとえば、複数の UFT One コンピュータで同じオブジェクト認識設定を行う場合などに便利です。

サンプル・スクリプトを表示

詳細については、「 UFT One オートメーション・スクリプト」および『Unified Functional Testing Object Repository Automation Reference』を参照してください。