UFT One オートメーション・スクリプト
関連:GUI テストおよびコンポーネント
UFT One オートメーション・オブジェクト・モデルは、UFT One ユーザ・インタフェースの要素を表すテスト・オブジェクト、メソッド、およびプロパティのセットです。これを使用して、他のアプリケーションから UFT One を制御できます。
オートメーション・オブジェクト・モデルを使用して、UFT One を制御する Visual Basic スクリプトを記述し、構成と実行設定を変更します。これは、同じ設定を複数回、または複数のテストとコンポーネントで定義する必要がある場合や、特定の環境またはアプリケーション用に UFT One を短時間で設定する必要がある場合に役立ちます。
UFT One オートメーション・オブジェクト・モデルの範囲
次のように、ほとんどのUFT One UI 要素とオプションが、オートメーション・オブジェクト・モデルでサポートされています。
ダイアログ・ボックス | ほとんどの UFT One ダイアログ・ボックスには、該当するオートメーション・オブジェクトがあります。 |
ダイアログ・ボックスの[オプション] | UFT One ダイアログ・ボックスのほとんどのオプションには、該当するオブジェクト・プロパティがあります。 |
メニュー・コマンドおよびその他の操作 | ほとんどのUFT One メニュー・コマンドおよびその他の操作には、該当するオートメーション・メソッドがあります。 |
UFT One オートメーション・オブジェクト・モデルによって公開されているオブジェクト、メソッド、プロパティを、ループや条件判断ステートメントなどの標準のプログラミング要素と組み合わせてスクリプトを設計できます。
詳細については、「Application オブジェクト」 および 『UFT One Automation Object Model Reference』 を参照してください。
オートメーション・シナリオの例
次に、UFT One オートメーション・スクリプトを使用する可能性のある 2 つの一般的なシナリオを紹介します。
チームのテスト設定を構成する
オートメーション・オブジェクト・モデルを使用して、特定の構成設定で UFT One を開くスクリプトを作成します。
すべてのテストがこのオートメーション・スクリプトを使用して UFT One を起動するように設定することで、確実にチーム全員が同じ設定を使用するようになります。
テストとコンポーネントを実行する
次のステップを実行して特定の設定を定義し、UFT One テストまたはコンポーネントを実行するスクリプトを作成します。
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UFT One を開始します。
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必要なアドインをロードします。
UFT One 15.0.1 以降:スクリプトが既存のテストまたはビジネス・コンポーネントのみを開いて実行する場合は、この手順をスキップできます。テストまたはビジネス・コンポーネントを開くと、UFT One は関連アドインを動的にロードします。詳細については、「起動時にロードされなかったアドインのロード」を参照してください。
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テストまたはコンポーネントを開きます。
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次の設定を構成します。
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[オプション]ダイアログ・ボックス
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[テストの設定]ダイアログ・ボックスまたは[ビジネス コンポーネントの設定]ダイアログ・ボックス
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[記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス
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テストまたはコンポーネントを保存し、実行します。
スクリプトにループを追加して、複数のテストとコンポーネントで同じスクリプトを使用できるようにします。
その他の参照項目: