UFT One 14.01 の新機能
UFT One 14.01 には多くの新機能と機能拡張が含まれています。
UFT One 用の TFS 拡張機能
新しい拡張機能を使用して、UFT One を Microsoft TFS CI システムに統合できるようになりました。
詳細については、「UFT One と Azure DevOps Server または Azure DevOps Services」を参照してください。
JavaFX アプリケーションのサポート
UFT One で、Java Add-in をネイティブに使用することで、JavaFX で作成されたアプリケーションのテストがサポートされるようになりました。
14.01 より前のバージョンでは、JavaFX は Microsoft UI Automation によってサポートされ、単なる JavaFX ウィジェットが対象でした。
今バージョンからは、JavaFX と UFT One の現在の Java Add-in を組み合わせることで、アプリケーション内の JavaFX オブジェクトと既存の Java テスト・オブジェクトのマッピングが可能になりました。
詳細については、次を参照してください。
オブジェクト・スパイを常に使用
このバージョンの UFT One では、オブジェクト・スパイに関して次の機能拡張が行われています。
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UFT One のセッション全体を通じてオブジェクト・スパイを常時使用できます。テストを編集するために、ワークフローを中断して[オブジェクト スパイ]ダイアログを閉じる必要はありません。
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オブジェクト・スパイから、利用可能な任意のオブジェクト・リポジトリにテスト・オブジェクトを保存できます。オブジェクトを追加するリポジトリは、ダイアログ・ボックスの上部にあるドロップダウン・リストから選択します。
詳細については、「 オブジェクト・スパイの使用」を参照してください。
API での SAML 2.0 Web サービス・セキュリティのサポート
UFT One で、Web サービスのテストにおいて SAML 2.0 Web サービス・セキュリティ・プロトコルがサポートされるようになりました。
[WS-Security]タブで、メッセージ・レベルのセキュリティを設定できます。
モバイル・テストでの BPT の機能拡張
UFT One 14.01、Mobile Center 2.51、BPT の統合により、以下の機能拡張がサポートされるようになりました。
モバイル・デバイスのテスト用の新しい組み込み関数ライブラリ |
Mobile.txt 関数ライブラリには、デバイスの詳細または Mobile Center のデバイス ID のいずれかを使用して、BPT テスト用のアクティブなモバイル・デバイスを設定する関数が用意されています。 詳細については、次を参照してください。 |
BPTテストと GUI テストの両方に対してデバイスをプログラムで定義可能 |
BPT テストだけでなく GUI テストでも、使用するデバイスを MobileUtil テスト・オブジェクトで定義できるようになりました。 詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』 の新しい MobileUtil テスト・オブジェクトの説明を参照してください。 |
キーワード・コンポーネントでのモバイル・オブジェクトのサポート |
ALM の内部から、キーワード・コンポーネント内のモバイル・オブジェクトを表示して編集できるようになりました。 詳細については、『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「Mobile」セクションを参照してください。 |
モバイルに関する追加の機能拡張
BPT に関連する更新情報のほかに、UFT One と最新の Mobile Center 2.51 リリースを統合することで、以下の機能がサポートされるようになりました。
Jenkins |
Jenkins プラグインを使用することで、テストをネイティブ・モバイル・ブラウザ上で実行できるようになりました。 詳細については、「UFT One と Jenkins」を参照してください。 |
SSL 接続 |
標準設定で自己署名 SSL 証明書がインストールされるようになりました。 SSL を使用するには、UFT One の[オプション]ダイアログ([ツール]>[オプション]>[GUI テスト]>[モバイル])でオプションを選択するだけです。 詳細については、「CA 証明書を使用した SSL」を参照してください。 |
モバイル Web テスト |
LaunchBrowser メソッドと LaunchMobileBrowserWithID メソッドを使用することで、GUI テストだけでなく BPT テストでも、テストの実行中に新しいブラウザ・セッションを自動的に起動できます。 詳細については、「WebUtil Object」を参照してください。 |
ロックされたリモート・セッションで UFT One テストの実行を継続
以前の UFT One でテストの継続がサポートされたのは、リモート・セッションの接続を解除した場合だけでした。これにより、ローカル・コンピュータを別の作業に使用したり、ローカル・セッションを完全に閉じたりすることができました。
同じオプションを使用して、リモート画面がロックされた場合にも、リモート・セッションでテストの実行を継続できるようになりました。
[ツール]>[オプション]ダイアログ・ボックス>[実行セッション]表示枠で、[ロック/切断されたリモート コンピュータに対するテストの継続を可能にします]を選択し、リモート・アクセス資格情報を入力します。
詳細については、「リモート・コンピュータにインストールされた UFT One を使用したテストの実行」と、「リモート UFT One 実行セッション」の既知の問題を参照してください。
Network Virtualization の機能拡張
更新された次の機能を使用して、UFT One を Network Virtualization に統合することができます。
Network Virtualization のエミュレーション設定をリアルタイムで更新 |
NV ユーティリティ・オブジェクトの新しい ModifyEmulationDetails メソッドと ModifyEmulationProfile メソッドを使用して、テストの実行中にエミュレーションの詳細をリアルタイムで更新できます。 これにより、実際の運用環境と同じような動作を再現できるため、ネットワークをさらに正確にエミュレートできます。 詳細については、「エミュレートされたネットワークを使用したテストの実行」および『UFT One Object Model Reference for GUI Testing』の「NV object」を参照してください。 |
プロキシ経由の接続 |
Network Virtualization サーバへの接続に関して、プロキシ経由の接続を定義できるようになりました。 詳細については、「エミュレートされたネットワークを使用したテストの実行」を参照してください。 |
UI オートメーションの機能拡張
UI オートメーション・テストで、以下の機能拡張を使用できるようになりました。
UIAutomation オブジェクトを関連する UIAutomation テスト・オブジェクトに変換 |
UIAutomation ユーティリティ・オブジェクトを使用して、UI オートメーション・テスト・オブジェクトを作成できるようになりました。 作成されるテスト・オブジェクト・タイプは、UI オートメーションによって検出されるコントロールのタイプに基づきます。 以下の新しいメソッドを使用します。
たとえば、コントロールのタイプがボタンの場合、CreateTOFromUIA メソッドによって UIAButton テスト・オブジェクトが作成されます。 詳細については、「UIAutomation Object」を参照してください。 |
動的な記述的プログラミング |
動的な記述的プログラミングは、Filter、Find、Has の各ネイティブ UI オートメーション・メソッドでサポートされるようになりました。 詳細については、「UI オートメーションのネイティブ・メソッド」を参照してください。 |
新しいテクノロジとフレームワークのサポート
UFT One では、次の新しいテクノロジとフレームワークがサポートされるようになりました。
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Firefox および Chrome の最新バージョン。
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.NET 4.7 Framework 上の .NET および WPF アプリケーション
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Angular 2.0 および 4.0
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Attachmate Extra! 9.4
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Delphi 10.2
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Dojo 1.12
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jQuery 1.12
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Rumba 9.5
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PowerBuilder 2017
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SAML 2.0
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SAP Fiori 1.44
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SAP EP 7.4
その他の参照項目: