データ・テーブルの定義および管理
関連:GUI テストとスクリプト GUI コンポーネント
このトピックでは,データ・テーブルの追加,定義,入力など,データ・テーブルを管理する方法について説明します。
外部データ・テーブル・ファイルの追加
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[ファイル]>[設定]を選択して,[テストの設定]ダイアログ・ボックスを開きます。
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[設定]ダイアログ・ボックスで[リソース]ノードを選択します。
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[リソース]表示枠の[データ テーブル]セクションで,次のいずれかを選択します。
- 標準設定の位置:同じディレクトリにテストとともに保存されます。
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その他:[参照]ボタンをクリックし,外部データ・テーブルが格納されているディレクトリに移動します。
注: データ・テーブルとして外部ファイルを選択する場合は,次の点に注意してください。
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外部データ・テーブルの 1 行目の値と,テストのパラメータ名が一致していること。
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外部データ・テーブルのシート名が,テスト内のアクション名と一致していること。
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手動で情報を入力
[データ]表示枠では,セルに直接入力することによって Excel のワークシートで行うようにデータを編集できます。
ヒント: 表示枠の左上隅にあるボックスに座標(「G27」など)を入力して,データ・テーブル内の特定のセルにジャンプできます。
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テーブルの各行は,テストまたはアクションの各反復の実行中に,パラメータ化された引数として UFT One が送信する値のセットを表しています。
1 行目はパラメータ名が含まれています。
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また,テーブルの各カラムは,パラメータ化された引数の値リストです。
データ・テーブルには,1 行目にパラメータ名が付いている列だけが表示されます。さらに,新しいパラメータを追加できる空の 1 列が表示されます。
カラムを追加または削除するには,カラム・ヘッダを右クリックして,[編集]>[挿入]または[編集]>[削除]を選択します。
ファイルからの情報のインポート
次の手順のいずれかを実行します。
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[データ]表示枠を右クリックし,データ表示枠コマンドの[ファイル]>[ファイルからインポート]を選択します。
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[データ]表示枠を右クリックし,データ表示枠コマンドの[シート]>[インポート]>[ファイルから]を選択します。
注: また,Microsoft Excel 形式,タブ区切りのテキスト・ファイル(.txt),ASCII 形式で保存されたデータをインポートすることもできます。
MFA が有効になっているデータベースからの情報のインポート
データベースで多要素認証(MFA)モードが有効になっている場合,データベースからデータ・テーブルに情報を正常にインポートするには,次の手順を実行します。
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Microsoft ODBC Driver ダウンロード・サイトから最新の ODBC ドライバ(バージョン 17)をダウンロードしてインストールします。
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[データ]表示枠を右クリックし,[シート]>[インポート]>[データベースから]を選択します。
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データベース・クエリ・ウィザードで,[SQL ステートメントを手作業で指定する]を選択します。
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開いた[SQL ステートメントの指定]ページで,次のいずれかの方法を使用して接続を指定します。
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DSN ファイルの使用
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事前に最新の ODBC ドライバを使用して DSN ファイルを作成します。
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[作成]をクリックし,作成された DSN ファイルを選択します。
これにより,MFA を有効にしたデータベースに初めて接続する場合に,Active Directory 認証ページが表示されます。
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データベースに接続するための資格情報を入力します。
接続に成功すると,データベース・クエリ・ウィザードのボックスに接続文字列が挿入されます。
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Azure から提供される ODBC 接続文字列の使用
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Azure から提供される ODBC 接続文字列を変更します。
Azure は,いくつかの ODBC 接続文字列を提供します。ここで使用する ODBC 接続文字列は,Azure Active Directory 統合認証用の ODBC 接続文字列です。
更新前:
Driver={ODBC Driver 13 for SQL Server}Server=tcp:{your_server},1433;Database={your_database};Uid={your_user_name};Encrypt=yes;TrustServerCertificate=no;Connection Timeout=30;Authentication=ActiveDirectoryIntegrated
更新後
Driver={ODBC Driver 17 for SQL Server};Server=tcp:{your_server},1433;Database={your_database};Uid={your_user_name};Encrypt=yes;TrustServerCertificate=no;Connection Timeout=30;Authentication=ActiveDirectoryInteractive
注: 接続文字列のドライバのバージョンは,インストールしたバージョンと一致している必要があります。
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更新後の ODBC 文字列を[接続文字列]入力ボックスにコピーします。
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SQL ステートメントを指定します。
DSN ファイルを使用して接続を指定することを選択した場合は,資格情報の再入力を求められる場合があります。
資格情報を入力すると,データベース・データが[データ]表示枠のデータ・テーブルに正常にインポートされます。
データ・テーブル・ファイルを ALM プロジェクトに追加
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アクセス可能な Microsoft Excel ファイル(拡張子は .xls または .xlsx)が存在することを確認します。
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ALM でデータ・テーブル・リソースを新規作成し,前の手順で作成した .xls または .xlsx ファイルをプロジェクトのテスト・リソース・モジュールにアップロードします。
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UFT Oneで,[ファイル]>[設定]を選択して,[テストの設定]ダイアログ・ボックスを開きます。
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[テストの設定]ダイアログ・ボックスの[リソース]表示枠にある[データ テーブル]セクションで[その他]を選択し,[参照]ボタンをクリックしてデータ・テーブル・ファイルを指定します。
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必要に応じてデータを入力します。テストを保存すると,UFT One は,データ・テーブル・ファイルを ALM プロジェクトに保存します。
アクションまたはテストの反復回数を定義
次の手順のいずれかを実行します。
アクションの場合 |
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テストの場合 |
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メモ
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すべてのデータ行を対象に実行:
[すべてのデータ行を対象に実行]オプションを選択したときに,特定の行で反復を実行しないようにするには,データ・テーブルからその行全体を削除する必要があります。
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実行開始データ行<X>終了データ行<X>:
データ・テーブルの最初の行には,カラム名が含まれます。したがって,データ行番号は,データ・テーブル表示の行番号より常に 1 小さくなります。
たとえば,次のテーブルで Alex はデータ行番号 3 にリストされていますが,このテーブル行番号は 4 です。
データ・テーブル内のパラメータ名の変更
[データ]表示枠で,列の 1 行目をダブルクリックし,セルに新しいパラメータ名を入力します。
データ・テーブルの 1 行目はデータ・テーブル・パラメータ名を表します。これは文字またはアンダースコア(_)で始まり,文字,数字,ピリオド(.),スペース,ダッシュ(-),またはアンダースコア(_)文字を含む必要があります。
データ・テーブルのパラメータ名を変更する場合は,次の操作も行う必要があります。
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対応するデータ・テーブル・パラメータが使用されているすべての箇所で,パラメータ名を変更します(これには,パラメータ化された引数値,チェックポイント値および出力値,アクション・パラメータ,リポジトリ・パラメータが含まれます)。
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Micro FocusALMに格納されているテストの場合:テスト計画モジュール内で,テスト用の設定で定義したパラメータの割り当てを更新する必要があります。
オートフィル・リストの使用
オートフィル・リストを使用すると,データの列または行に事前定義された値のリストを瞬時に入力できます。オートフィル・リストは,月や曜日など,多く使用される一連のテキストを入力する際に便利です。
オートフィル・リストを作成,編集,削除するには,[データ]表示枠のセルを右クリックし,[データ]>[オートフィルのリスト]を選択して,[オートフィルのリスト]ダイアログ・ボックスを開きます。
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データ・テーブルのセルに,オートフィル・リストの項目を入力します(大文字と小文字が区別されます)。
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セルの右下隅から下(または右)に向かってカーソルをドラッグすると,シートの次の行(または次の列)にオートフィル・リストの次の項目が入力されます。
注: 入力した値が複数のリストに表示されている場合,UFT One はこの値が表示される最初のオートフィル・リストを使用します。
その他の参照項目: