[SAP]>[一般]表示枠([オプション]ダイアログ・ボックス>[GUI テスト]タブ)

この表示枠では,SAP アプリケーションを対象としたテストまたはビジネス・コンポーネントの UFT One による記録方法と実行方法を設定できます。

アクセス方法
  1. 次のいずれかを実行します。

    • ドキュメント表示枠で GUI のテスト,アクション,コンポーネントにフォーカスがあることを確認します。

    • ソリューション・エクスプローラで,GUI テストまたはコンポーネント・ノード,あるいはその子ノードのいずれかを選択します。

  2. [ツール]>[オプション]>[GUI テスト]タブ>[SAP]>[一般]ノードを選択します。

重要な情報

出荷時の標準設定に戻す]ボタンをクリックすると,ALM の接続情報,最近使用したファイルのリスト,および[オプション]ダイアログ・ボックスで定義されたすべての設定(起動オプション,UI レイアウト,GUI,API,BPT テスト・オプション,リモート接続資格情報など)を含むすべての製品設定がリセットされます。

次にユーザ・インタフェース要素について説明します。

UI 要素

説明

テーブルおよびグリッド・コントロールを自動パラメータ化する

テストの記録中に,テーブルやグリッドのセルに設定されたデータを自動的にキャプチャし,それをデータ表示枠内の新しいデータ・シートに格納します。UFT One は新しいデータ・シートを参照する Input ステートメントをテストに挿入します。このオプションを使用することにより,1 つのテスト・ステップで複数のセルの値を設定し,セルの値を簡単にパラメータ化できます。詳細については,テーブルおよびグリッドのセル値の自動パラメータ化を参照してください。

Business Process Testing パッケージ・アプリ・キットを使用する場合にテーブル・パラメータ機能をサポートするには,このオプションを選択する必要があります。

HTML 要素の記録に SAPGui Scripting Interface を使う

UFT One が SAP アプリケーション内の HTML 要素を記録するときに SAP GUI Scripting API と組み込み Web サポートのどちらを使用するかを指定します。このオプションを使用して,SAP GUI for Windows セッション内部での Web 要素の記録によって発生する同期に関する問題に対処できます。

このオプションに対する変更は,新しいテストまたはビジネス・コンポーネントの記録を開始した後で有効になります。

SAP Gui セッションで Reset メソッドを記録する

テストまたはビジネス・コンポーネントの記録時に,Reset メソッドを最初のステップとして記録します。テストまたはビジネス・コンポーネントを実行すると,最初のステップで,SAP の初期画面から開始するようにアプリケーション・セッションがリセットされます。これにより,テストまたはビジネス・コンポーネントが実行のたびに同じアプリケーション状態で開始するようになります。

このオプションは,[SAP]タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)で[記録または実行セッションの開始時に次の SAP Gui クライアントを開く]と[自動ログイン]の両方のオプションを選択した場合にのみ適用されます。

ステータス・バー・メッセージを記録する

SAP アプリケーションでステータス・バー・メッセージが表示されるたびに SAPGuiStatusbar.Sync ステップを記録します。

'Disabled Scripting Interface' 警告を表示する

SAP アプリケーションで SAP GUI Scripting API が無効になっている場合は警告を表示するように UFT One を設定します。その場合,SAP GUI Scripting API を有効にするまでステップの記録や実行ができません。SAP GUI Scripting API の有効化については,SAP GUI for Windows のサポートの有効化を参照してください。

'Low Speed Connection' 警告を表示する

サーバとの接続速度が[低速接続]に設定されている場合は警告を表示するように UFT One を設定します。

このオプションを選択すると,接続速度が遅い場合に次のいずれかの処理が行われます。

  • ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの設定に従って)記録の開始時に UFT One によってセッションが開かれた場合は,エラー・メッセージが表示され,記録が停止します。

  • 記録を開始する前にユーザによってセッションが開かれた場合は,エラー・メッセージが表示され,標準 Windows 記録モードで続行されます。標準 Windows 記録モードについては,SAP GUI for Windows 記録セッション中の標準 Windows コントロールの記録を参照してください。

このオプションを選択しないと,接続速度が遅い場合に次のいずれかの処理が行われます。

  • ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックスの設定に従って)記録の開始時に UFT One によってセッションが開かれた場合は,エラー・メッセージが表示されずに記録が停止します。

  • 記録を開始する前にユーザによってセッションが開かれた場合は,エラー・メッセージが表示されずに標準 Windows 記録モードで続行されます。

接続速度は SAP クライアントを使って確認できます。詳細については,SAP サーバの接続速度の確認を参照してください。

エントリ候補(F4)リストの使用時に選択された値のみを記録する

[Possible Entries]リストを使用した場合に,選択した値だけを記録するように指定します。F4 キーを押したとき(または特定のフィールドのアイコンをクリックした後)に開くウィンドウ上で行われたほかのアクションはすべて無視され,フィールドに対して行われた実際の変更だけが記録されます。

イベントは F4 キーを押した時にフォーカスされていたフィールドに関してのみ受信され,画面上のすべての入力済みフィールドが対象ではありません。この理由のため記録時にはこのオプションを選択しない方がよい場合もあります。

セッションのクリーンアップ

現在の実行セッション中に UFT One で開いたすべての SAP GUI for Windows セッションをテスト終了時に閉じるように UFT One を設定します。これには,[記録と実行]ダイアログ・ボックスから起動したすべての SAP GUI for Windows セッションに加えて,SAPGuiUtil ステートメントまたは記録されていた SAP GUI for Windows アプリケーション内の[Open New Session]ボタンによって実行セッション中に呼び出されたセッションもすべて含まれます。

以前の実行セッション中に開いた SAP GUI for Windows セッションや,現在の実行セッション前または最中に手動で開かれたセッションは影響を受けません。

このオプションは,[SAP]タブ([記録と実行環境設定]ダイアログ・ボックス)の[テストを閉じるときに SAP GUI for Windows アプリケーションを閉じる]オプションよりも優先します。

その他の参照項目: