テスト構造の作成

UFT One ソリューション,GUI テスト,およびテスト構造を提供するアクションを作成して,MyFlight サンプル・アプリのテストを開始します。

サンプル・アプリの詳細については,サンプルの MyFlight アプリケーションの探索を参照してください。

UFT One の起動とソリューションの作成

テストのコンテナとして機能する UFT One ソリューションを使用します。このチュートリアルのソリューションに GUI テストおよび関数ライブラリを追加します。

ソリューションを作成するには,次の手順を実行します。

  1. デスクトップに保存されているアイコンをクリックするか,[スタート]メニューから UFT One を選択して,UFT One を開きます。

    パスは,UFT One のバージョンによって異なる場合があります。

  2. UFT One の起動時に標準で表示されるアドイン・マネージャ・ウィンドウで,WPF Add-in のみが選択されていることを確認します。他のアドインをすべてクリアし,[OK]をクリックして UFT One を開きます。

    ヒント: UFT One を起動するときは必ず,アプリに関連する UFT One アドインをロードしてください。アプリが Java で記述されている場合は,UFT One Java Add-in をロードします。関係のないアドインはクリアして,UFT One のパフォーマンスを高速化してください。

    MyFlight アプリは WPF で記述されているため,このチュートリアルには WPF Add-in が必要です。

  3. UFT One で,ツールバーの[新規作成ドロップダウンをクリックし,[ソリューション]を選択します。

  4. ファイル名]フィールドに「MyFlightApplication」と入力し,[作成]をクリックします。

    新しい MyFlightApplication ソリューションが[ソリューション エクスプローラ]表示枠に表示されます。

    ヒント: ソリューション・エクスプローラが非表示の場合は,[表示]>[ソリューション エクスプローラ]を選択して表示します。

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GUI テストとアクションの作成

GUI テストを作成して,MyFlight サンプル・アプリの機能を確認します。

テストを作成するには,次の手順を実行します。

  1. ツールバーの[新規ドロップダウンをクリックし,[新規テスト]を選択します。

  2. ソリューションへの[GUI テスト]の追加を選択して,テスト名に「MyFlight」と入力します。

    場所]を標準設定値のままにして,[作成]をクリックします。

    空のテストが開き,キャンバスに MyFlight テスト・フローが表示され,空のアクションの別のタブが Action1 という名前で表示されます。

    このテストは,ソリューション・エクスプローラに MyFlightApplication ソリューションのサブノードとしても表示されます。

  3. Action1 の名前を論理名に変更します。キャンバスで[Action1]ボックスを右クリックし,[アクションのプロパティ]を選択します。

    • 名前]フィールドに「Login」と入力します。
    • 説明(オプション)を入力します。
    • 再利用可能アクション]チェックボックスを選択したままにします。警告が表示されたら,[はい]をクリックします。
  4. FlightFinder アクションを新規作成します。

    キャンバスの任意の場所を右クリックし,[新規アクションの呼び出し]を選択します。

    • 名前]フィールドに「FlightFinder」と入力します。
    • 再利用可能アクション]オプションと[テストの末尾]オプションは選択したままにします。

  5. 前の手順を 2 回繰り返して,次の名前でさらに 2 つのアクションを作成します。

    • SelectFlight
    • FlightConfirmation
  6. テストを保存します。テストを保存すると,アクション・タブのすべての変更も保存されます。

これで,MyFlight アプリのテストに必要なすべてのアクションが揃いました。

ヒント: テスト・フローの[開始]または[終了]をダブルクリックして,テスト・フローを制御する読み取り専用の[テストフローの詳細]アクションを開きます。

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再利用可能なテスト・アクションの詳細

アクションを使用してテストを論理的なセクションに分割することで,モジュール化された効率的なテストを作成できます。

新しい各アクションは,ソース・テストに対してローカルな内部アクションとして保存されます。アクションは標準設定では再利用可能として作成され,他のテストから外部アクションとして呼び出すことができます。

再利用可能なアクションを更新すると,元の内部アクションで行われた変更は,他のテストで参照されているすべてのアクションで更新されます。再利用可能なアクションは,それらを参照するテストでは読み取り専用です。

注: 再利用可能なアクションの名前を変更した場合,このアクションにマップされたデータ・シートの名前は,アクションの参照元のテストでは自動的に更新されません。

アクションのコピー

別のテストでアクション・ステップを変更するには,アクションのコピーを挿入します。アクションをコピーすると,別のテストで新しい内部アクションが作成されます。これらのコピーはソース・テストにリンクしておらず,元のアクションを変更してもコピーされたアクションは更新されません。

ヒント: 多くのテストで同じアクションまたは類似したアクションを使用する場合は,再利用可能なアクションを格納するためにテスト・リポジトリの作成を検討してください。その後,これら既存のアクションへの呼び出しをほかのテストに挿入したり,テンプレートとしてコピーして使用することができます。

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次のステップ: