新機能
このトピックでは、このリリースに含まれる新機能と機能拡張について説明します。
GUI テストの機能拡張
GUI テストに関する以下の機能拡張が利用可能になりました。
機能拡張 | 説明 |
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SAP UI5 Web コンポーネントをサポート |
SAP UI5 Web コンポーネントに基づく SAP アプリケーションのスパイ、記録、テストの実行を行えるようになりました。 SAP Web ベース・アプリケーションのテストの詳細については、Web ベース SAP サポートを参照してください。 |
通常とは異なるテキスト文字の認識 |
ABBYY OCR エンジンをトレーニングして、アプリケーション内の通常とは異なる文字や不明瞭な文字を識別できるようになりました。 トレーニング済みパターンがすでにある場合は、オートメーション・スクリプトを使用して、テキスト認識に使用するトレーニング済みパターン・ファイルを指定することもできます。 詳細については、『UFT One Automation Object Model Reference』のABBYY OCR パターン・トレーニングおよび App.Options.PatternFileLocation プロパティを参照してください。 |
標準 Windows リッチ・エディタの識別 |
以前は単純な WinObject テスト・オブジェクトとして識別されていた一部のリッチ・エディタ・コントロールが、WinEditor テスト・オブジェクトとして識別されるようになりました。これにより、メモ帳、Windows 11、Microsoft Outlook などで使用されるリッチ・エディタ・コントロールでテキスト編集操作を実行できるようになります。 さらに、WinEditor テスト・オブジェクトは、エディタで単一行および複数行のテキスト値を入力できる Set メソッドをサポートするようになりました。 詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の WinEditor テスト・オブジェクトを参照してください。 |
Web テストと AI ベースのテストの機能拡張
Web テストと AI ベースのテストに関する次の機能拡張が利用可能になりました。
機能拡張 | 説明 |
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新しい AI オブジェクト・モデル |
このバージョンには、AI ベースのオブジェクト認識が改善された新しい AI オブジェクト・モデルが含まれています。このモデルは、AppDelivery Marketplace でも入手できます。 以前のバージョンの OpenText Functional Testing を使用しているマシンでローカル AI オブジェクト・モデルを更新するには、「ローカル AI オブジェクト・モデルの更新」を参照してください。 |
ネイティブ・モバイル・アプリでの AIObject.SetText メソッド |
ネイティブ・モバイル・アプリをテストするときに、AIObjects で SetText メソッドと SetSecureText メソッドを使用できるようになりました。詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の「AI-based Testing」を参照してください。 |
Headless Chrome の正式サポート |
Headless Chrome での AI ベースのテストで、次のメソッドと機能がサポートされるようになりました。 自動スクロール、Hover、ScrollOnObject、Scroll、DoubleClick、RightClick、LongClick。 詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の「AI-based Testing」を参照してください。 これらのメソッドがサポートされるようになったため、テクニカル・プレビューとして利用可能だった次の機能が正式にサポートされるようになりました。
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モバイル・テストの機能拡張
テスト対象のアプリケーションの表示に使用されるリモート・アクセス・ウィンドウのサイズを変更するステップを、モバイル・テストに追加できるようになりました。
Device テスト・オブジェクトは、次の新しいメソッドをサポートしています。MaximizeViewer、MinimizeViewer、RestoreViewer。
詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の Device テスト・オブジェクトを参照してください。
ターミナル・エミュレータ・テストの機能拡張
ターミナル・エミュレータ・テストに関する以下の機能拡張が利用可能になりました。
機能拡張 | 説明 |
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TeField テスト・オブジェクトの色の検討 |
ターミナル・エミュレータ・モニタ上のテキストの色と背景色を取得して確認できるようになりました。 『Object Model Reference for GUI Testing』で説明されている TeField.Color プロパティと TeField.BackgroundColor プロパティを使用します。 |
TeTextScreen.Type メソッドでテンキーのキー(0~9)をサポート |
VT エミュレーションを使用してターミナル・エミュレータでテストを実行するときに、キーボード領域の数字キーではなく、テンキーのキーを押す操作をシミュレートできるようになりました。 詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』の TeTextScreen.Type メソッドを参照してください。 |
Test Batch Runner
コマンド・ラインから Test Batch Runner を実行するときに、連続して実行されるテストが互いの結果を上書きしないように指示できるようになりました。各テストの実行結果が、指定した結果保管場所の個別のサブフォルダに保存されます。
詳細については、コマンド・ラインを使用したテスト・バッチの実行を参照してください。
インストールとライセンスの更新
このリリースでは、インストールに以下の更新が導入されました。
更新 | 説明 |
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.NET Desktop Runtime の必要なバージョン |
インストールには現在、.NET 8.0.6 Desktop Runtime が必要です。 OpenText Functional Testing をインストールする前に、前提条件であるこのランタイムがインストールされていない場合:
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AI オブジェクト検出と OpenText Functional Testing for Developers |
AI オブジェクト検出機能は、OpenText Functional Testing for Developers をインストールするための前提条件ではなくなりました。
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ブラウザ拡張機能を有効にするサイレント・インストール・オプション |
サイレント・インストールで、インストールした Chrome または Edge ブラウザ拡張機能を自動的に有効にすることを指示できるようになりました。 これにより、ブラウザ拡張機能を手動で有効にする必要がないため、企業での自動インストールが容易になります。 ブラウザ拡張機能のインストールを制御する新しいオプションの詳細については、設定オプションの設定を参照してください。 |
ライセンス・ウィザードでプロキシ認証が利用可能 |
プロキシを使用してライセンス・サーバに接続できるようになりました。 Functional Testing ライセンス・ウィザードで、[コンカレント ライセンス]または[コミュータ ライセンス]を選択し、[プロキシ設定]をクリックして、プロキシ接続の詳細を入力します。 [システム プロキシ]または[HTTP プロキシ]を使用し、必要に応じてプロキシ認証の資格情報を指定できます。 詳細については、ウィザードを使用したライセンスの管理を参照してください。 |
使いやすさの向上と修正
使いやすさに関する以下の機能拡張と修正が利用可能になりました。
機能拡張 | 説明 |
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Java SWT アプリケーションでのウムラウトの入力 |
Java SWT GUI テストでは、Type メソッドと Set メソッドを実行するときに拡張 ASCII コードがサポートされるようになりました。たとえば、ドイツ語のウムラウトを含む文字列を入力するテストが可能になります。 Java エディット・ボックスでの入力の詳細については、『Object Model Reference for GUI Testing』を参照してください。 |
サポートされているテクノロジのバージョン
このリリースでは、以下の更新が導入されました。
新たにサポートされたバージョン
このリリースでは、サポートされているテクノロジとブラウザのバージョンのリストが引き続き更新されます。
最新情報については、サポート・マトリクスを参照してください。
サポート終了
次のテクノロジとバージョンはサポートされなくなりました。
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PhantomJS
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Mozilla Firefox の 58 より前のバージョン
その他の参照項目: