ファイアウォール越しのシステムの設定

MI Listener(MIL)および Monitor Over Firewall(MOFW)の設定ファイルは,LoadRunner Professional のインストール・パッケージの[/Additional Components]フォルダにあります。

注: ファイアウォール越しのモニタおよび Load Generator の IP アドレスには,実際のホストの IP アドレスではなく,MI Listener の IP アドレスが表示されます。

ファイアウォールを使用するためにシステムを設定するには,次の手順を実行します。

  1. ファイアウォール越しのコンポーネントをインストールする。

    ファイアウォール越しの通信を行えるようにするには,次の LoadRunner Professional コンポーネントがインストールされていることを確認してください。

    • MI Listener:Controller と LoadRunner エージェント の間のルータとして機能します。MIL コンポーネントは専用のマシンにインストールします。設定ファイルにアクセスするには,「追加のコンポーネントとアプリケーション」を参照してください。

    • 注: また,Controller マシンを MI Listener として使用すると,個別にインストールする必要がありません。MI Listener として動作させるときには,Controller マシン上で仮想ユーザを実行することはできません。この場合,Controller は Controller と Load Generator の両方の役割を果たすことはできず,Controller のみとして使用する必要があります。

    • Monitor Over Firewall コンポーネント:ファイアウォール越しに配置されているサーバを監視するために使用します。MOFW コンポーネントは専用のマシンにインストールします。セットアップ・ファイルにアクセスするには,「追加のコンポーネントとアプリケーション」を参照してください。

  2. ファイアウォール越しのシステムの初期設定を行う。

    「ファイアウォール越しのデプロイメントの設定」を参照してください。

  3. LoadRunner エージェントを設定する。

    MOFW マシン,およびファイアウォール越しに実行する各 Load Generator マシン上で,MIL と通信するように LoadRunner エージェントを設定します。

    「ファイアウォール越しの LoadRunner エージェント の設定」を参照してください。

  4. Controller を Load Generator および MIL マシンに接続する。

    Load Generator および MIL マシンを認識するように Controller を設定し,マシンの間の接続を確認します。

    「Controller とエージェント・マシン間の接続の作成および確認」を参照してください。

  5. サーバ上で監視する対象を定義する。

    MOFW マシンに監視させるサーバ測定値を選択します。

    「ファイアウォール越しの監視プリファレンスの設定」を参照してください。

  6. 接続を確認する。

    すべての必要なコンポーネントをインストールして設定したら,LoadRunner エージェント,MIL,および Controller マシン間で接続を確立できることを確認します。問題がある場合は,「ファイアウォールの既知の問題」を参照してください。

先頭に戻る

関連項目: