リモート Mac コンピュータ上の Apple Safari の使用
UFT One を使用すると、リモートの Mac コンピュータ上で実行されている Apple Safari ブラウザで Web アプリケーションをテストできます。UFT One は、WebSockets プロトコルを使用して、指定された Mac コンピュータに接続します。Safari で実行できるのは、Web テスト・オブジェクト・ステップのみであることに注意してください。他のステップは、ユーティリティ・オブジェクト・ステップ(SystemUtil.Run など)も含め、すべて UFT One コンピュータ上でローカルに実行されます。
Web アプリケーションを Safari ブラウザでテストするには、UFT 接続エージェント と UFT One が提供する Safari 拡張機能を Mac コンピュータにインストールします。これを行う手順の詳細については、「Mac に UFT 接続エージェント をインストールして設定する」を参照してください。
Safari ブラウザでは、ステップの記録とオブジェクトの学習([オブジェクト リポジトリ]ウィンドウまたはオブジェクト・リポジトリ・マネージャ)がサポートされません。ただし、Safari ブラウザでリモート・オブジェクト・スパイを使用することにより、Web コントロールのプロパティやオペレーションを表示し、オプションで対応するテスト・オブジェクトをオブジェクト・リポジトリに追加します。
便利な方法として、UFT One コンピュータにローカルにインストールされたサポート対象ブラウザを使用して、オブジェクト・リポジトリ、テスト、コンポーネントを作成して編集してから、リモートの Mac コンピュータに接続し、テストを微調整した後、Safari で実行することができます。
ヒント: Web ページは Chrome と Safari で同じように描画されるので、テストとコンポーネントの作成、編集、デバッグは、Google Chrome を使用して行います。
基本的なテストの設計が終了したら、Safari が動作しているリモートの Mac コンピュータに UFT One を接続し、Safari で使用可能なオブジェクト・プロパティに基づいてテストの微調整やデバッグを行います。
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アプリケーション内のオブジェクトを UFT One がどのように認識するかは、リモート・オブジェクト・スパイを使用して知ることができます。
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オブジェクト・メソッドに対するステートメントの自動補完を使用して、オブジェクト・プロパティを表示します。
注意: オブジェクト・メソッドに対するステートメントの自動補完は、リモート Mac への接続が十分に高速である場合にのみ使用できます。
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Safari ブラウザに表示されるオブジェクトに対する標準チェックポイントと出力値のステップを作成します。[デザイン]>[チェックポイント]コマンドおよび[デザイン]>[出力値]>[標準出力値]コマンドを使用します。
その他の参照項目: