出力値を使用した GUI アプリケーションのテスト

出力値ステップは特定のステップ結果をキャプチャします。これを以降のステップでパラメータ値として使用できます。

この実習では、出力値を使用したテストを追加および実行する方法について説明します。

このトピックの内容：

出力値用の新規テストの作成

既存の MyFlight テストのコピーを作成し、チェックポイントを追加して、UFT One でのテストの実行状態の違いを確認できます。

次の手順を実行します。

1. UFT One で MyFlightApplication ソリューションを開いた状態から始めます。

   UFT One を一度閉じてから開いた場合は、WPF Add-in を読み込んだ状態で開始してください。

2. ソリューション・エクスプローラで［MyFlight］テスト・ノードを右クリックし、［名前を付けて保存］を選択します。

3. テストを同じ場所に保存します（C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Unified Functional Testing）。

   ［ファイル名］フィールドに「MyFlightOutputVal」と入力し、［保存］をクリックします。

ソリューション・エクスプローラの表示が MyFlightOutputVal テストに切り替わります。このテストは、元の MyFlight テストとまったく同じアクションとステップを含みます。

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SEARCH ORDER アクションの追加

MyFlight GUI サンプル・アプリには、［SEARCH ORDER］ページ用の 2 番目のタブがあります。ここで、以前予約したフライトを検索できます。

テストの最後に、［SEARCH ORDER］タブでステップを実行する新しいアクションを追加します。

次の手順を実行します。

1. ソリューション・エクスプローラで［MyFlightOuputVal］テストを右クリックして［追加］＞［新規アクションの呼び出し］を選択します。

2. ［名前］フィールドに「FlightOrderSearch」と入力します。

   ［テストの末尾］オプションが選択されていることを確認し、［OK］をクリックして、新しい FlightOrderSearch アクションをテストの最後に追加します。

   例：

   

3. ［SEARCH ORDER］ページ用のオブジェクト・リポジトリを作成します。MyFlights GUI アプリを開いてログインし、左上の［SEARCH ORDER］タブをクリックします。

   詳細については、「Flight GUI 層」を参照してください。

4. ［リソース］＞［オブジェクト リポジトリ マネージャ］を選択します。

   このチュートリアルで以前行ったように、ナビゲートして学習プロセスを使用して、ページ上のすべてのオブジェクトを学習します。

   新規オブジェクト・リポジトリを他のリポジトリと同じ次のフォルダに保存します：C:\%HOMEPATH%\My Documents\Unified Functional Testing\TutorialObject Repositories。オブジェクト・リポジトリに「Search」という名前を付けます。

   詳細については、「オブジェクト・リポジトリの作成」を参照してください。

5. MyFlights アプリで、［NAME］の値を「Mary Sanchez」に置き換え、［SEARCH］をクリックします。

   Mary に対して予約したすべてのフライトのリストが、［SELECT ORDER］ページに表示されます。

6. UFT One で、［オブジェクト リポジトリ マネージャ］ウィンドウを再度開き、［SELECT ORDER］ページのすべてのオブジェクトを学習します。

   新規オブジェクト・リポジトリを他のリポジトリと同じフォルダに保存し、「SearchResults」という名前を付けます。

7. 新規オブジェクト・リポジトリを FlightOrderSearch アクションに関連付けます。詳細については、「オブジェクト・リポジトリの作成」を参照してください。

8. FlightOrderSearch アクションを開き、航空券の申し込みを検索する手順を追加します。

   エディタで、次のコード行をコピーし貼り付けます。

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfTabStrip("WpfTabStrip").Select "SEARCH ORDER"
   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfEdit("byNameWatermar").Set "Mary Sanchez"
   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfButton("SEARCH").Click
   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfTable("ordersDataGrid").SelectCell 1, 1
   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfButton("SELECT ORDER").Click
   

9. 「出力値ステップの追加」に進んでください。

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出力値ステップの追加

FlightConfirmation アクションに出力値ステップを追加して、passengerName 値をキャプチャします。これは、後で FlightOrderSearch アクションのパラメータ値として使用します。

次の手順を実行します。

1. MyFlight GUI アプリにログインし、フライトを検索し、予約して［FLIGHT DETAILS］ページを表示します。このページは、乗客名を入力するページです。［Passenger Name］フィールドは空白のままにします。
2. UFT One の［MyFlightOuputVal］テストで、［FlightConfirmation］アクションをキーワード・ビューで開きます。
3. ［passengerName］ステップを右クリックして、［出力値の挿入］を選択します。
4. 表示される［出力値のプロパティ］ダイアログで、［名前］フィールドに「OutputPassengerName」と入力します。

5. オブジェクトのプロパティのグリッドで、プロパティをスクロールし、［text］プロパティ行を選択します。このプロパティには値が指定されていないことに注意してください。

   

6. プロパティ・グリッドの下の［変更］をクリックします。

7. ［出力オプション］ダイアログで、ステップ出力値を保存する場所を定義します。

   • DataTable パラメータ・タイプとグローバル・シート・オプションが選択されていることを確認します。
   • ［名前］フィールドに「passengerName_text」と入力します。

   

8. ［OK］をクリックして、［出力値のプロパティ］ダイアログに戻ります。

   • text の値が <passengerName_text> 出力値に更新されています。
   • 下部の［現在のステップの後］オプションを選択し、［OK］をクリックします。

   

   UFT One によって、passengerName Set ステップの後に出力ステップが追加されます。

   

   エディタでは、これらのステップは次のようになります。

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfEdit("passengerName").Set "Mary Sanchez"

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfEdit("passengerName").Output CheckPoint("passengerName")

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfButton("ORDER").Click

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfButton("NEW SEARCH").Click

   passengerName_text カラムも、下のグローバル・データ・テーブルに追加されます。

9. 「格納された出力値の使用」に進んでください。

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格納された出力値の使用

FlightOrderSearch アクションにパラメータを追加して、作成したばかりの格納された出力値を使用します。

次の手順を実行します。

1. キーワード・ビューで FlightOrderSearch アクションを開きます。

2. ［byNameWatermark］ステップを選択し、［値］カラムでパラメータ化ボタンをクリックします。

3. ［DataTable］タブを選択し、［passengerName］項目をダブルクリックし、Enter キーを押してこのステップをパラメータ化します。

   このステップで、値がパラメータによって提供されることが反映されます。

   

   エディタでは、新しいステップの構文は次のようになります。

   WpfWindow("Micro Focus MyFlight Sample").WpfEdit("byNameWatermark").Set DataTable("passengerName_text", dtGlobalSheet)
   

4. テストを保存して、「出力値を使用したテストの実行」に進んでください。

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出力値を使用したテストの実行

MyFlightOutputVal テストを実行して、後続のアクションでパラメータ名として提供された乗客名の値がどのように使用されるかを確認します。

次の手順を実行します。

1. テストの実行を開始する前に、すべての MyFlights アプリ・ウィンドウを閉じてください。

2. UFT One で、［記録］＞［記録と実行環境設定］を選択します。

3. ［Windows アプリケーション］タブで、［指定したアプリケーションだけで記録して実行する］を選択します。

   FlightsGUI.exe アプリの詳細は、前回の実行からそこに保存されます。

   

4. ［OK］をクリックしてダイアログを閉じ、UFT One に戻ります。

5. このチュートリアルでは、このテストを 1 回だけ繰り返す必要があります。

   1. ソリューション・エクスプローラで［MyFlightOutputVal］テストを右クリックし、［設定］を選択します。
   2. ［実行］をクリックし、［1 反復のみ実行］を選択します。
   3. ［適用］をクリックし、［OK］をクリックして UFT One に戻ります。

6. テストを保存し、［実行］をクリックします。

   ［実行］ダイアログで、MyFlightOutputVal テスト名と新規実行結果フォルダが選択されていることを確認します。

   ［実行］をクリックして、テストを実行します。

7. テストの実行が完了したら、テスト・フローで FlightConfirmation ノードと標準出力:「OutputPassengerName」ステップにドリル・ダウンします。出力値の詳細のサマリが右側に表示されます。

8. テスト・フローをさらに下にスクロールして、FlightOrderSearch ノードと byName.Set ステップに移動します。ステップのサマリには、実行時に Set 操作で使用された値などのステップの結果が表示されます。

   FlightConfirmation アクションで設定された値が表示されるはずです。

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次のステップ：

• 「 関数を使用した GUI アプリケーションのテスト」
• 「Insight を使用した GUI アプリケーションのテスト」
• 「API テストの作成と実行」