GUI テストのパラメータ化

この実習では、UFT One テストをパラメータ化して、毎回異なるデータ・セットを使用して何回も繰り返して実行する方法を学習します。

パラメータ化用の新規テストの作成

既存の MyFlight テストのコピーを作成し、データをパラメータ化して、UFT One でのテストの実行状態の違いを確認できます。

次の手順を実行します。

  1. UFT OneMyFlightApplication ソリューションを開いた状態から始めます。

    UFT One を一度閉じてから開いた場合は、WPF Add-in を読み込んだ状態で開始してください。

  2. ソリューション・エクスプローラで[MyFlight]テスト・ノードを右クリックし、[名前を付けて保存]を選択します。

  3. テストを同じ場所に保存します(C:\Users\<ユーザ名>\Documents\Unified Functional Testing)。

    ファイル名]フィールドに「MyFlightParameter」と入力し、[保存]をクリックします。

ソリューション・エクスプローラの表示が MyFlightParameter テストに切り替わります。このテストは、元の MyFlight テストとまったく同じアクションとステップを含みます。

ヒント: 両方のテストを同時に表示するには、MyFlight テストをソリューションに追加し直します。

ソリューション・エクスプローラでソリューション・ノードを右クリックし、[追加]>[既存のテストの追加]を選択します。MyFlight テストを選択します。

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テストへのデータの追加

MyFlightParameter テストで、静的な値の代わりにパラメータ値を使用するように、テストの departurearrival を更新します。これにより、テストを実行するたびに別の都市をテストできます。

次の手順を実行します。

  1. UFT One で、データ表示枠を表示します。[表示]>[データ]を選択してください。

  2. FlightFinder アクションを開いて、キーワード・ビューで表示します。

  3. fromCity]行で、[]セルをクリックし、セルの右側にあるパラメータ化ボタンをクリックします。

  4. 表示されるポップアップで、[DataTable]タブを選択します。

    次に、ポップアップの下部にある[+新規パラメータの追加]をクリックします。

  5. 開いた[値設定オプション]ダイアログで、標準設定の[パラメータ]の選択はそのままにして、パラメータ名を「fromCity」として定義します。

    場所の選択[グローバル シート]はそのままにしておきます。

    OK]をクリックして、ダイアログ・ボックスを閉じます。

    キーワード・ビューで、fromCity 値が更新され、新しいパラメータが使用されるようになりました。データ・テーブルでは、fromCity カラムの最初の値として Los Angeles がリストされます。

  6. fromCity パラメータにデータを追加します。データ・テーブルで、Los Angeles の下に次の値を 1 行に 1 つずつ追加します。

    • Denver
    • Frankfurt
    • London
  7. toCity の値用に 2 番目のパラメータを作成します。今回は、データ・テーブルに直接パラメータを作成します。

    データ・テーブルで、B カラムの最初の行をクリックし、新しいパラメータ名として「toCity」と入力します。

    次に、データ・テーブル[toCity]カラムに、次の値を 1 行に 1 つずつ追加します。

    • Los Angeles
    • London
    • Frankfurt
  8. toCity ステップをパラメータ化します。キーワード・ビューで、toCity ステップの[]セルをダブルクリックし、パラメータ化ボタンをクリックします。

    ポップアップで[DataTable]タブをクリックし、toCity パラメータをダブルクリックして、値として挿入します。

    Enter を押してステップを完成させます。

    キーワード・ビューのステップとデータ・テーブルは次のようになります。

  9. テストを保存して、「パラメータ化されたテストの実行」に進んでください。

注意: UFT のデータ・ソースとデータ・テーブル・タイプの詳細については、「データ・ソースの詳細」を参照してください。

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パラメータ化されたテストの実行

毎回異なるデータ・セットを使用してテストを複数回実行するように UFT One を設定します。

次の手順を実行します。

  1. [記録]>[記録と実行環境設定]を選択します。

  2. [Windows アプリケーション]タブで、[開いているすべての Windows ベース アプリケーションでテストを記録して実行する]オプションを選択し、[適用]をクリックします。

  3. OK]をクリックして、メインの UFT One ウィンドウに戻ります。

  4. MyFlightParameter テスト・タブをクリックして、パラメータ化されたアクションを含むキャンバスを表示します。

  5. 次の手順を実行して、テストに 2 つの新しいアクションを追加し、繰り返しテストする間に MyFlights サンプル・アプリを開いたり閉じたりします。

    右クリックして[新規アクションの呼び出しの挿入]を選択します。新しいアクションに OpenAppCloseApp という名前を付けます。

  6. OpenApp アクションを選択して、テストの先頭にドラッグします。

  7. エディタで OpenApp アクションを開き、次のコマンドを追加して、前の実行で残ったプロセスをすべて閉じます。

    killProcessByName(“FlightsGUI.exe”)
  8. ステップ・ジェネレータを使用して、FlightsGUI アプリケーションを追加します。または、エディタで、次のステップを OpenApp アクションに追加します。

    "SystemUtil.Run "C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Unified Functional Testing\samples\Flights Application\FlightsGUI.exe"
  9. エディタで CloseApp アクションを開き、次のステップを追加します。

    closeProcessByName(“FlightsGUI.exe”)
  10. [ファイル]>[設定]>[実行]ノードを選択して、[設定]ダイアログを開きます。

  11. データ テーブル反復]セクションで、[すべてのデータ行を対象に実行]を選択します。これにより、グローバル・データ・シート内の行ごとにテストの反復が実行されます。

    ダイアログ・ボックスを閉じます。

  12. 更新する必要があるかどうかを確認します。
  13. テストを実行します。[実行をクリックします。

    [実行]ダイアログ・ボックスで、次の操作を行います。

    • テスト名]として MyFlightParameter が選択されていることを確認します。
    • 結果保管場所]タブで、[新規実行結果フォルダ]を選択します。
    • 他のすべての標準設定はそのままにします。

    OK]をクリックして、テストを実行します。テストの実行が完了すると、実行結果が開きます。

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実行結果の分析

今回は、実行結果に 4 つの異なるノードが表示されます(テスト反復ごとに 1 つ)。これらは、グローバル・データ・テーブルの 4 つの異なるデータ行に対応します。

各反復の FlightFinder アクション・ノードを展開します。fromCity.Select または toCity.Select ステップをクリックして、各反復のステップの詳細を表示します。

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データ・ソースの詳細

UFT One 次のデータ・ソースにパラメータ値を追加できます。

  • グローバル・データ・テーブル:テストのすべてのアクションで使用できるパラメータと値を含むデータ・シート。

    テストは、データ・シートのデータ行の数だけ実行されます。これは、この実習で使用されるオプションです。

  • アクション・データ・テーブル:関連するアクションでのみ使用可能なパラメータと値を含むデータ・シート。

    アクション自体は、1 回のテスト反復内で、データ・シートのデータ行と同じ回数実行されます。

  • 環境変数:テスト内で固定値が設定される変数。

  • 乱数:テスト実行で UFT One によって生成される乱数。

詳細については、「オブジェクト値のパラメータ化」および「値設定とパラメータ化」を参照してください。

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次のステップ: