API ユーザ・コード・ファイルのデバッグ - 実習
関連:ユーザ・コード・ファイル
この実習では、API テストで提供されている UFT One のデバッグ機能を使って API ユーザ・コード・ファイルを作成およびデバッグします。
注意: この使用例に関連するタスクについては、「テスト、コンポーネント、関数ライブラリ、またはユーザ・コード・ファイルのデバッグ」を参照してください。
テスト・ステップを作成する
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API テストを作成します。
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[ツールボックス]表示枠の[数学]セクションで、[加算]アクティビティ、[乗算]アクティビティ、[カスタム コード]アクティビティをキャンバスにドラッグします。
数値演算ステップのプロパティを設定する
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[入力/チェックポイント]タブでの[入力]表示枠で、[加算]演算の値を入力します。
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A の[値]カラムに 10 と入力します。
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B の[値]カラムに 6 と入力します。
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[入力/チェックポイント]タブに、[乗算]演算の値を入力します。
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A の[値]カラムに 2 と入力します。
- B の[値]カラムに 4 と入力します。
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カスタム・コード・アクティビティのパラメータを作成する
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「[入力/出力プロパティ/パラメータの編集]ダイアログ・ボックス(API テスト)」で、入力パラメータの詳細を入力します。
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[名前]フィールドに AddResult と入力します。
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[タイプ]フィールドのドロップダウン・リストから[String]を選択します(選択されていない場合)。
[入力/チェックポイント]タブの[入力]表示枠に、AddResult という名前の入力プロパティが表示されます。
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さらに、MulResult という名前で入力パラメータを作成します。
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[名前]フィールドに MulResult と入力します。
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[タイプ]フィールドのドロップダウン・リストから[String]を選択します(選択されていない場合)。
[入力/チェックポイント]タブの[入力]表示枠に、MulResult という名前の入力プロパティが表示されます。
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[追加]ボタンをクリックし、[出力プロパティの追加]を選択します。
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出力パラメータの詳細を入力します。
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[名前]フィールドに Result と入力します。
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[タイプ]フィールドのドロップダウン・リストから[Decimal]を選択します。
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[チェックポイント]表示枠に 128 と入力します。
カスタム・コード・アクティビティを既存のステップにリンクする
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「[リンク元の選択]ダイアログ・ボックス(API テスト)」で、[AddActivity]ステップを選択します。右表示枠で、[結果]を選択して[OK]をクリックします。
リンク元である Step.OutputProperties.AddActivity<番号>.Result が[AddResult]行に表示されます。
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このダイアログで、[乗算]ステップを選択します。右表示枠で、[結果]を選択して[OK]をクリックします。
リンク元である Step.OutputProperties.MultiplyActivity<番号>.Result が[MulResult]行に表示されます。
カスタム・コード・アクティビティのイベントを作成する
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[プロパティ]表示枠で、ドロップダウン・リストから[カスタム コード]アクティビティを選択します。キャンバスで[カスタム コード]アクティビティをクリックしても選択できます。
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[プロパティ]表示枠で、[イベント]タブをクリックします。
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「[イベント]タブ([プロパティ]表示枠 - API テスト)」で、ExecuteEvent と AfterExecuteStepEvent で使用する標準設定のハンドラを作成します。これにより、CodeActivity<番号>_OnExecuteEvent と CodeActivity<番号>_OnAfterExecuteEvent という 2 つのイベントが TestUserCode.cs ファイルに追加されます。
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TestUserCode.cs ファイル内の CodeActivity_OnExecuteEvent で、次のテキストを入力します。
decimal AddResult = AddActivity.Result; decimal MulResult = MultiplyActivity.Result; CodeActivity<番号>.Output.Result = AddResult*MulResult;
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このメソッドの最後の行にブレークポイントを入力します。
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TestUserCode.cs ファイル内の CodeActivity<番号>_OnAfterExecuteStepEvent で、次のテキストを入力します。
decimal result = CodeActivity<番号>.Output.Result;
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このメソッドの最後の行にブレークポイントを入力します。
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テストを保存します。
テストを実行する
[実行]>[実行]を選択するか、F5 キーを押します。
最初のブレークポイントで変数の値を確認する
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テストが最初のブレークポイントで停止したら、[表示]>[デバッグ]>[ローカル変数]を選択して、「[ローカル変数]表示枠」を開きます。
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[ローカル変数]表示枠には、[加算]と[乗算]アクティビティの現在値が表示されます。AddActivity の現在値は 16、MultiplyActivity の現在値は 8 です。
行のノードを展開すると、テスト実行で使用されているさまざまな項目の値を参照できます。
[ウォッチ]表示枠に変数を追加する
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[TestUsercode.cs]タブで、AddResult というテキストを強調表示します。
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[表示]>[デバッグ]>[ウォッチ]を選択して[ウォッチ]表示枠を開きます。
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「[ウォッチ]表示枠」で、[新しいウォッチ式の追加]ボタンをクリックして Add Result と入力します。
AddResult の式の行には、値に 16、タイプに[10 進数]と表示されます。
- [新しいウォッチ式の追加]ボタンをもう一度クリックし、MulResult 変数を[ウォッチ]表示枠に追加します。この表示枠には、MulResult という式が値 8、タイプ[10 進数]と表示されます。
次のブレークポイントで変数の値を確認する
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[実行]>[続行]を選択するか、F5 キーを押して実行セッションを続行します。
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実行セッションが次のブレークポイントで停止したら、CodeActivity<番号>.Output.Result というテキストを強調表示して[ウォッチ]表示枠に追加します。
表示枠の変数の値は、128 と表示されます。
前の手順で[ウォッチ]表示枠に AddResult と MulResult を追加しましたが、未定義なので[不正な式]と表示されます。この値は存在し、現在のイベントに関連付けられています。
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[ローカル変数]タブをクリックします。Result の行の値は 128 と表示されています。これは、前の手順で入力したカスタム・コードで、Result は CodeActivity6.Output.Result に等しく、これが AddResult*MulResult に等しいことを指定したためです。
さらに、実行セッションが一時停止した状態でエディタ内の変数名にカーソルを置くと、ツールヒントが開き、変数とプロパティの現在値が表示されます。
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[実行]>[続行]を選択して実行セッションを最後まで実行し、実行結果を表示します。