UFT One での UI オートメーション

関連：GUI テストおよびコンポーネント

Microsoft UI オートメーションは、ユーザ・インタフェース要素にプログラムでアクセスできるようにすることで、任意のアプリケーションの UI 要素へのアクセス、識別、操作を可能にするフレームワークです。

UI オートメーション API は、IUIAutomationElement インタフェースを使用して各要素を個別のオブジェクトにすることで、こうしたアクセスを可能にします。これにより、アプリケーション内の各オブジェクトのプロパティと操作を表示できます。

UFT One では、このフレームワークのさまざまな部分を使用して、アプリケーションに基づいたテスト・オブジェクトと、オブジェクトでサポートされるテスト・オブジェクト・メソッドを作成します。

このフレームワークについて理解するため、以下の要素を使用します。

要素ツリー アプリケーション内の要素の階層構造です。アプリケーションのすべてのユーザ・インタフェース要素の論理的な区切りと階層構造を表します。
コントロール・タイプ・プロパティ オブジェクトの外観と機能。
コントロール・パターン

これらのパターンには、パターンに固有のメソッドも含まれます。コントロール・パターンは、コントロール・タイプやコントロールの外観とは関係なく、コントロールの機能の分類と公開を行う方法です。

コントロール・タイプ・プロパティとコントロール・パターンには 1 対 1 の対応関係はありません。各コントロール・タイプで複数のタイプのパターンをサポートでき、各パターンを複数のコントロール・タイプで使用できます。

UI オートメーション・フレームワークの詳細については、MSDN の UI オートメーションの項を参照してください。

UI オートメーション・サポートの有効化

UI オートメーション・プロバイダ・インタフェースを実装した Windows ベースのアプリケーションで UFT One UI オートメーション・サポートを使用します。UI オートメーション・サポートは、UFT One の起動時にアドイン・マネージャで UI Automation を選択することで、他のアドインの場合と同じようにロードされます。

注意: 記録またはスパイする場合は、記録ツールバーまたは［オブジェクト スパイ］ダイアログ・ボックスで UI オートメーション・モードを選択します。

使用時には、UFT One UI オートメーション・サポートが他のテクノロジ・サポートよりも優先されます。

UI オートメーションおよび UFT One で検証済みのテクノロジの詳細については、『UFT One 使用可能製品マトリクス』を参照してください。

その他の参照項目：