UFT One 14.51 の新機能

このトピックでは、UFT One 14.51 で利用可能な新機能と機能拡張について説明します。

新機能のビデオ

14.51 に含まれる新機能については、新機能のビデオをご覧ください。

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ロボティック・プロセス・オートメーションの機能拡張

UFT One は、高度な Robotic Process Automation(RPA)を備えています。UFT One を使用して、記録したプロセスとスクリプト化したプロセスを組み合わせたり、分散環境で UFT One ボットを実行したりすることができます。

UFT OneMicro Focus Operations Orchestration を組み合わせると、組織全体のプロセスの自動化、リンク、標準化を行うスケーラブルなオーケストレーション・プラットフォームを実現できます。

このリリースでは、UFT One Test Batch Runner コマンド・ライン・ツールを有効にして、コマンド内のテスト・パラメータをサポートすることにより、RPA サポートを強化しています。

詳細については、次を参照してください。

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Docker コンテナ

Mobile Center に接続することで、Docker コンテナで UFT One モバイル・テストを実行できるようになりました。これにより、UFT One のメンテナンス時間とテスト時間を短縮できます。

詳細については、「Windows Docker コンテナでの UFT One テストの実行」Docker HUB の UFT を参照してください。

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Jenkins の機能拡張

UFT One Jenkins プラグインで、次の機能拡張がサポートされるようになりました。

テスト実行の失敗シナリオの設定

  • テスト、またはテスト・セットの特定のテストに対して、特定の回数の再実行を設定します。
  • テストの再実行後に実行するオプションのクリーンアップ・テストを設定します。

詳細については、「テスト実行の失敗シナリオの設定」を参照してください。

部分的に実行されたテスト・セットの実行結果の表示

Jenkins によってトリガされたテストが失敗し、そのために後続のテストが実行できなかった場合、それより前に完了している任意のテストの UFT One 実行結果を Jenkins でロードできるようになりました。

これを有効にするには、ビルド・ステップのタイムアウトを設定します。

テスト・セットのタイムアウトを設定することで、実行済みの任意のテストの実行結果を Jenkins でロードできるようにします。詳細については、「UFT One テストを実行するビルド・ステップの追加」を参照してください。

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レポートの機能拡張

UFT One の HTML 実行結果で、以下の新しい機能がサポートされようになりました。

PDF への自動エクスポート

UFT One を設定することで、HTML 実行結果を HTML だけでなく PDF に自動的にエクスポートすることができます。

これにより、実行結果が移動しやすくなり、複数のファイルやフォルダを送信しなくても、結果を他のユーザと共有できるようになります。

詳細については、「実行セッションの終了時に自動的に実行結果をエクスポートする」を参照してください。

スマート認識の詳細

UFT One がテスト実行中にスマート認識を使用してアプリケーション内のオブジェクトを特定した場合、使用されたスマート認識プロパティの詳細が実行結果に表示されるようになりました。

例:

ヒント: オブジェクト・リポジトリを新しいテスト・オブジェクト・プロパティ値で更新すると、次回のテスト実行がスムーズになります。

実行結果の下部で、[新しい説明のコピー]をクリックして、新しいオブジェクトの記述をクリップボードにコピーします。そこから、リポジトリ内のテスト・オブジェクトの記述に新しい値をコピーします。

詳細については、「スマート認識の記述」および「クリップボードからのテスト・オブジェクトの記述の更新」を参照してください。

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Web、モバイル、SAP NWBC の機能拡張

UFT One 14.51 では、Web、モバイル、および SAP NWBC テスト向けに以下の更新が行われています。

Web およびモバイルの並列テストの機能拡張

UFT One の ParallelRunner ツールでは、Edge、Headless Chrome、リモート Mac マシン上の Safari など、追加のブラウザがサポートされます。

UFT One には、テスト・スクリプトの一部を分離モードで実行できる新しいユーティリティ・メソッドも用意されており、並行実行されている他のテストから干渉を受けないように保護することができます。分離するステップは以下のユーティリティ・ステップで囲みます。

  • ParallelUtil.StartIsolatedExecution
  • ParallelUtil.StopIsolatedExecution

詳細については、次を参照してください。

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Web Extensibility および JQuery の更新

UFT One の Web Extensibility サポートで使用される JQuery ライブラリが分離され、ライブラリの競合によるエラーが発生しなくなりました。

既存の Web Extensibility ツールキットは影響を受けません。ただし、JQuery ライブラリの競合が原因でエラーが発生した場合は、次の関数を実行して Web Extensibility サポートを更新することをお勧めします。

新たに分離された JQuery ライブラリは、window.$() ではなく window._uft.$() を使用して呼び出します。

詳細については、次を参照してください。

モバイル・デバイスのロック解除

UFT One で、モバイル・デバイスのロック解除または解放を行う新しい Unlock メソッドがサポートされるようになりました。これは、複数のデバイスをテストするスクリプトで、そのデバイスが関連するテスト・ステップが完了した後などに実行します。

詳細については、『UFT One Object Model Reference』の Device.Unlock メソッドのリファレンスを参照してください。

オートメーション・スクリプトで Mobile Center に接続

新しい MCConnection オブジェクトと MCConnection オプション・オブジェクト・プロパティを使用して、Mobile Center との接続をオートメーション・スクリプトから直接設定します。

詳細については、『Automation Object Model Reference』を参照してください。

SAP NWBC デスクトップの機能拡張

Belize テーマを使用した SAP NWBC Desktop TabControl オブジェクトのサポート。

Belize テーマを使用した NWBC Desktop をテストする場合は、テスト内で SAPNWBCTabStrip オブジェクトを使用します。

詳細については、『UFT Object Model Reference』の SAPNWBCTabStrip オブジェクトのリファレンスを参照してください。

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BPT の機能拡張

UFT One 14.51 では、標準設定のアプリケーション領域など、ALM バージョン 12.60 パッチ 1 で提供される BPT の機能拡張がサポートされます。

ALM プロジェクトの標準設定のアプリケーション領域を定義すると、BPT コンポーネント全体で標準設定で使用できます。

詳細については、ALM 12.60 Patch 1 ヘルプセンターを参照してください。

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使用統計情報

UFT One を設定して、使用する機能に関する統計情報を収集し、匿名データを Micro Focus に送信することができます。

これにより、弊社はテストの使用状況や習慣、およびユーザにとって最も重要な UFT One の機能について、詳細を把握することができます。

使用統計情報は、[UFT One オプション]ダイアログ>[一般]タブ>[使用状況データコレクタ]表示枠で有効にします。詳細については、「[使用状況データコレクタ]表示枠」を参照してください。

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使いやすさの向上

UFT One で、使いやすさに関する以下の新しい機能拡張がサポートされるようになりました。

ステップからテスト・オブジェクトに直接ジャンプ

エディタまたはキーワード・ビューで、ステップ内のテスト・オブジェクトを右クリックして[リポジトリで開く]を選択すると、該当するオブジェクト・リポジトリで、選択したテスト・オブジェクトが開きます。

詳細については、エディタの「オブジェクトのプロパティの表示、利用」またはキーワード・ビューの「オブジェクトのプロパティの表示、利用」を参照してください。

Git ブランチのサポート

新しい Git ブランチの作成、ブランチの切り替え、ブランチのマージを、UFT One から直接行えるようになりました。

ソリューション・エクスプローラでテストを右クリックし、以下の新しいオプションのいずれかを選択します。

  • Git ブランチの作成
  • Git ブランチの切り替え
  • Git ブランチのマージ

詳細については、「UFT One とバージョン管理システム」を参照してください。

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新たにサポートされたテクノロジのバージョン

UFT One で、次の新しいテクノロジ・バージョンがサポートされるようになりました。

  • Angular 6
  • IBM Personal Communications 13

  • NWBC Desktop 6.5 PL10

  • PowerBuilder 2017 R3
  • QT 4.8.5 および 5.11
  • Stingray 12.1 および 12.2
  • TE Rumba 9.2
  • Web-to-Host 6.9

新たにサポートされたブラウザのバージョン:

  • SAP Fiori 1.44 および 1.52 の SAPUI5 1.44 での Edge のサポート(テスト実行のみ)
  • Firefox 62、63
  • Chrome 69、70

詳細については、UFT 使用可能製品マトリクスを参照してください。

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ローカライズの更新情報

UFT One 14.51 は英語版のみの提供です。

ローカライズされたバージョンの UFT One を使用している場合、14.51 にアップグレードすると、ユーザ・インタフェースが英語に更新されます。

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その他の参照項目: